久々にNCをアップデートしたんで、ネタ投下しておきます。
以前(もう1年以上前)からワンオフで作ってもらったマフラーカッターが
片側だけ溶接部分が傷んで外れたままになってしまっていたんだけど、今年
の軽井沢ミーティングに合わせて、tamoさんから純正マフラーを調達してと
りあえず純正状態に戻してました。
で、その軽井沢で伊勢原のガレージT2&RushFactoryさんがデモカーで個人
参加してて、NCの市場調査をしてまして、ECUの現車合わせ書き換えを宣伝し
てたんですよ。
で、その内容が非常に興味深く、ノーマル状態の2500rpm以下の超うすトルク
を改善しつつ、全体を底上げするセッティングをしているというもの。
ECUセッティング前後で比較したパワー測定の結果で説明されてましたが、カ
タログには表示されない2500rpm以下のトルクは、14kg/mから徐々に盛り上が
り、3000pmあたりでやっと16.5kg/mというトルクカーブを描いていますが、
これをリセッティングして初っ端から17kg/m出そうというものでした。
ガレージT2さんでは、デモカーのNCでジムカーナをやっていて、低速の力
のなさをなんとかしようということで、低速トルクを重視したセッティング
をしてたということでした。
この仕様ならば、街乗りもとても楽になるだろうということは容易に想像が
つきます。
ND型に(個人的に)期待できないので、もうこのままNCにあと最低5年は乗
ろうということで、久々にNCをいじることに。
ってな訳でどうせECUいじるなら純正マフラーのままでは寂しいということ
で、NC乗車8年目にして社外マフラー装着!
選んだのは、予算をケチってヤフオクで入手できるお値打ちマフラーを選択
してみました(^^;

ロッソモデロ JASMA認定 車検対応
お値段は消費税・送料込みで約57,000円!
車検対応・・・なんか結構音でかいんですけど(^^;
インナーサイレンサーを付けたFD2よりも明らかにうるさい。
サイレンサーを外したFD2よりもうるさいかもしれない・・・・。
まぁ、FD2のはサイレンサーなしでも車検に通るヤツなので、それより若干う
るさいくらいなら問題はないんでしょうが・・・、ほんとに大丈夫か?(^^;
完全セパレートタイプを選択した理由は、軽量化とトランク内の熱対策を狙
ってのこと。
純正マフラーのようなでっかいタイコがついてるタイプだと、生鮮食品を積
んでおくのが怖いくらいにその熱がもろにトランク内に伝搬してしまうんで
すよねぇ。
このマフラーになってから、走行後にトランクの底面を触っても全く熱くな
く、効果はてき面でした(^_^)
あと、軽量化については、純正12.6kgに対してこれは9.4kgと、3kg以上かる
くなっているんで、その辺もうれしいところですな。(元々のタイコ用の遮
熱版も外してしまえば更に1kgくらいは軽量化できるかな・・・。)
ってことで、マフラー交換も無事終わり、ECUの書き換えのために伊勢原まで
行ってきました!!
6月28日ということで、偶然にも圏央道の開通日。新東名が開通した日もたま
たま神奈川の大和に行く用事と重なったため、帰りは開通したての高速を通
ったんで、今回も圏央道に行けというお告げなのでしょうか(笑
まぁ、それはさておき、11:00にガレージT2さんに到着して、事前の確認等
をして車を預けます。作業はちょっと時間がかかるので、夕方まで代車をお
かりして、今度は大和のお店へ。
で、なんだかんだとお店で時間をつぶして16時頃に車を引き取りに行ったわ
けですが、まずは何の説明もなしで乗ってみてどうかということで、近所を
適当に乗り回します。
むむむ。いいんです!
全体的にパワフルになってる感じがします。あいにくの雨のため、ちょいと
パワーをかけるとすぐに滑るので、高回転まではなかなか試せませんが、ゼ
ロスタートが明らかに楽になってます。
アクセルを開けず、クラッチをゆっくり繋いで動き出す時も、以前は繋がっ
た瞬間に回転数がガクッと落ちて、よくエンストしましたが、おの落ち込み
の幅が少なくなり、それほど気を使わなくても大丈夫なようになりました。
ってことで、そんな感想を話しながら、色々と説明を聞きます。
トルクカーブ

パワーカーブ

感じた内容そのままな感じの曲線を描いています。
トルクのほうは、、ピークでこそ1.3kg/mアップですが、極低回転時に至って
は3kg/mものトルクアップになっています。また全域に渡って1kg/mアップし
ています。
パワーのほうは、もうまんまです。全体的に10馬力どん!とのせた感じ。
数値的には17馬力もアップしてます。
NAエンジンでECUの書き換えだけでここまで上がるとは!T2さんもちょっと驚
いていました(^^;
またレブリミットを8,000rpmに変更しており、常用的には7,500rpmまで使っ
て問題ないとのこと。これでNC2型のエンジンに引けを取らない回転数を手に
入れました(^^;
さて、ECU書き換えの際に、色々と気になる点をご指摘いただきました。
まずはプラグ。
そういえば、NCのプラグって7年乗ってて一切に触ってないか・・・。
距離こそまだ47,000㎞ですが、経年劣化で交換が必要ですんで、ついで番手
を7番くらいにあげて交換しましょうってことで、近日中に交換予定。
それと、続いての指摘は吸気温度について。
うちのエアクリはTRUSTのAirINKSでむき出しタイプやつなんですが、周りに
遮熱対策を何もしていないので、熱い空気が入り放題(^^;
で、さらにダメなのが、バンパー裏に隠れたエアクリ部分までエアを取り入
れるダクトが、低速時にほとんど機能していないという点。
パワー測定時に、前面から風を当てても、ダクトから空気が出てこないこと
が判明。社外バンパーにしているせいもあるかもしれないけど、バンパー裏
のダクトって、純正バンパーでも口が前面に向いてないんで、これはもうど
うしようもない。純正エアクリの場合は「空気を吸う口」が外気温並の場所
にあればOKという思想だと思われるので、このような構造になってるんだろ
けど、むき出しタイプに交換すると、エンジンルームの中で吸気することに
なるので、この場所までフレッシュエアを導き入れる必要があるんですよね。
まぁ、わかってはいましたが、街乗りしかしないんであまり気に留めてなか
ったんだけど、逆に街乗りの速度域でこそ積極的にエアを取り入れないとダ
メなことが判明。
PLXのODBアダプタをつけてみて、吸気温度を確認してみてびっくり。
渋滞の中や、停車中は吸気温度が60度を軽く超える。ちなみに車を停めて10
分以上エンジンかけっぱなしにしていると、吸う空気がもろにエンジンの影
響をうけるので、温度が最高76度にもなりました。
そこからとろとろと40~50km/h程度の速度でストップ&ゴーをしていても、
温度はギリギリ50度を切るくらいにしかならないことが判明。
聞くと温度が50度を超えるとECUで補正が入りかなりパワーを抑えてしまう
ようになるとのこと。
60度を超えるような状態になる前に動き出せば、40度を切るくらいで走行で
きるけど、それも真夏になったら怪しいもの。外気温+5度までが適正な温
度らしいので、現時点では気温28度で42度になるので+14度以上あることに
なり、猛暑日ともなれば50度を超えてしまうような気が・・・。
あ、帰り道の高速(ちなみに圏央道を通るがゆえに中央道で帰ってきたw)
での100km/h走行時の温度は24~27度くらいになってました。夜でしかも雨
ということで、外気温が20度前後だったことを考えると、外気温+5度という
基準は一応クリアできている感じでした。
ということで、まずは「遮熱」の実験をしてみた。

とまぁ、こんな風にエンジン側と仕切りをつけてみた訳ですが・・・・。
(うわ~ちょ~適当w)
が、全然効果なし。
Webで情報を探してみても、HKSのエアクリで遮熱版が付属しているものがあ
りましたが、実験と理論的に見て全く効果なさそうな感じがしました。
まぁ相手は空気ですので、密閉&断熱を完全にしないとほとんど意味がない
が、まぁそんな施工はまず無理なので、もう遮熱は完全に諦めました。w
そんなことよりも、低速でもエアクリ周辺に空気を確実に導ける道を作るこ
とが重要だろうと結論付け、その対応をすることに。
さて、ここからの作業は一度バンパー外してダクトの取り回しを考えなけれ
ばならないし、場合によってはバンパーに穴開けるくらいの覚悟でしなけれ
ばならないということで、後日対応にしたいと思います。
さて、もうすでに7月になるので熱対策をするに手遅れ感がありますが、作業
する人間にも影響がでるので、早いうちに対応しないとなぁ~~~~。