少し立て込んでいまして、長くなるのでざっくりまとめると、静岡の山奥で落石をふんでエンジン故障して不動になり、何とか生還してきたもののメーカーからエンジンの供給が無く、中古のベースエンジン探し回ってたらやっと見つかって安堵している所です。
11月に、静岡SAのスマートICで降りて北上、寸又峡を見て大井川鐵道沿いの県道388号を井川湖までたどって新静岡ICまで降りてくるルートを辿っていたら、井川湖手前5km付近で落石にあいました。
といってもあんまり数は多くなかったので、頭上からの落石は難なく回避・・・と思ったら、地面を転がる石を避けきれず、下回りをヒット。
異音がしたので駆動系に何か引っかかったりダメージが入ったかなと思いつつ、落石の危険&離合できない狭路&携帯圏外という悪条件で、ここで立ち往生すると遭難の危険があったので、とりあえず県道60号までは徐行で移動。ようやく広い場所に止めて色々確認すると、エンジンオイル入ってない(後から見てもらったらオイルパンに大穴開いてた)。エンジンだめかなーとも思いつつ、保険会社にレッカー等の救援依頼。
この時点で15時。
バスや電車等の最寄の公共交通機関で帰宅してください、というマニュアル通りの対応に辟易し、確かにここは静岡市葵区ですけど静岡は奥深いんですよ、というオクシズ観光案内を5分くらいする。
その時の保険のおねえさんとのやりとり。
・レッカー到着まで現場を離れないでください → 気温下がってきてるし熊とか出るので、ここで待つのは危険が危ないお
・近くに井川駅があるのでそこから電車で帰ってきてください → 大井川鐵道は土砂崩落で2年前から運行停止中ですしおすし
・バスはありませんか → ググった所、14時で終バスオワタ\(^o^)/
・タクシーを手配しますか → 1個目の答えに戻る
大井川本線はSLだから電車じゃないですよ、とかも説明しようかと迷いながら、これ以上のやりとりは時間と携帯電池のロスになると判断して、レッカーは業者に任せてヒッチハイクで下山することを決定。
16時ちょっと過ぎに通りがかったバンに静岡市街地まで送ってもらい、こだま新幹線で帰宅しました。レッカーが現地に到着したのは結局18時半頃、市街地に車が降りてきたのは20時過ぎ。これ待ってたらちょっと体が危なかった。
当日の事はここまで。とりあえず生還できたから良しとする。
色々考えた上で、静岡から群馬県の某石井自動車に運んでもらってエンジン見てもらうことに。結果はやっぱりエンジンブロー。クルマの事だけ考えたら県道まで走っちゃいけなかったんだけど、割と遭難しかけてたし、止まる場所も無かったので仕方ないか、と思う。保険の扱いは過失なしの一等級ダウン扱い(前は等級据え置き事故だったやつ)。
4年ぶり2回目のエンジンオーバーホールか…と思ってたら、エンジンブロックも熱が入ってて使えない事が判明。中古エンジン調達してきてOHか、新品(パーシャルエンジン)買って換装か、とか結構楽観的に考えてたら、なんと新品の供給終了してる・・・さらに中古エンジンも全然出回ってない(汗)
NDや別の車も若干頭をよぎりつつ、最終的には12月中旬になって、新潟の某専門店がATのNB8Cで使ってたBP-VEを1機持ってるという話があり、譲ってもらうことになりました。
年明けからエンジンOHをはじめて、ついでにちょっと色々いじって、1000km慣らし運転してシーズンインを迎える形になると思います。ありがとう、ろどすたネットワーク。来年の軽井沢では関係の皆様に御礼申し上げに参りたいと思います。
というわけで、山奥に行くとやっぱり色々あるなと改めて思った次第です。今回は水と食料は十分に備えてたけど、防寒装備とか携帯の予備電源とかが抜けてた。落石にあってからの優先順位付けと状況判断はそんなに間違えてなかったと思う。
何よりショックだったのは、NA/NBの部品供給がすでに厳しい状態にあるという事実が解った事。ろどすた専門店界隈でも付随して調べてみて解ったみたいだけど、パーシャルエンジン、幌、ミッションあたりの大物はすでに供給が無い・・・
NA/NBの部品は共用だから、これまでこういう話ってほとんど無かったと思うんだけど、NBの生産終了が2005年、よく言われるメーカーの部品供給義務はだいたい10年だから、2015年からは色々しんどくなってしまうんですね。ピストンとか細かい部品はまだあるみたいだけど、これから先はきつそうだなー
群馬県南牧村で「落石注意」の看板の写真を撮って10000RTとか祭りになったのが今年の4月。このフラグをまさか自分自身で回収するとは思ってなかったですが、現実的に乗れる所まではNB乗ろうと思います。
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ロードスター | 日記
Posted at
2015/06/01 21:39:49