タイヤの重要性は当たり前のように理解しているのですが、そんな乗らない車のタイヤに大金つぎ込むのもなんか悲しいですしね…
最近いよいよリアタイヤがホイルスピンする事が多くなって、さすがに交換せねばとなったのです。
そんなタイヤの整備手帳はこちらへどうぞ！交換後、しばらく一般道を走行していた時にはCUPタイヤのすばらしさに感動していました。
それから数日、スペーサーの呪縛に囚われていて試走行の為、高速道路を走った時の事でした。
一般道をよわkmで走った時は全く分からなかったのですが、高速道路でぬわわkm位で急にステアリングがブルブルと振動したのです！！
そのままスピードを上げていくと車体全体がバイブレーションして逝きそうになりましたww
きっと尾根遺産を横に乗せていれば何もせずにイカせられるかと思います 爆
まぁこんな事はよくある事でスペーサーの精度が悪くて振動する、ホイールのバランスが出ていなくて振動する、アライメント、足回りがおかしくて振動するの多くはこの位でしょう。
タイヤ交換する前からスペーサーは着けていたの可能性は低いと思いました。
もちろんプロは嫌います(それを承知でカッコよさを取って着けています）が、スペーサーの性にはしたくありません。タイヤ市場宇都宮南店で行った持ち込みタイヤ組み換え時に行ったバランスもゼロバランスで行ってもらったし
「ミシュランの組み換えの手順で完璧に行いました！！」
と言われたのでその可能性も低いと考えました。
アライメント、足回りもタイヤ交換前に走った高速走行からほとんどその後走っておらず眠っていたのでその可能性も低い。。。
1つ考えられるのはタイヤ組み換え時に車両毎持ち込むのではなくてタイヤホイールを外してバンに積み込んで持って行ったのでした(^-^;
きっとそこから取り付けまでの過程で衝撃等でバランスが多少ずれたのではと考えたのです。
もう車両ごと持ち込んで再度バランスを取ってもらうしかないと思いました。
で車両ごと持ち込んで再度バランスを取ってもらうも
「元からほぼ誤差レベルですが、少し狂っていたので再度ゼロになるように調整しました」
との事で終わりました。
その帰りわざわざ高速を100kmで走るも案の定全く改善された様子はありませんOrz
もうこうなると一番考えたくないスペーサーを外してみると言う事になります。
次の休みの日にスペーサーを外して高速道路を100kmで試走行するも結果は変わらず、迷宮入りする所でした。。。
そんなある日、google先生でミシュラン、バランスとググってみると多くの記事が引っ掛かりその中でUMB調整なる記事が目に留まりました。
UMB調整？？
車生活30年初めて聞く言葉でした(^-^;
UMBとはユニフォミティ・マッチング・バランスとの事です…
そうユニフォミティとは
RFV（ラジアル・フォース・バリエーション）
LFV（ラテラル・フォース・バリエーション）
TFV（トラクティブ・フォース・バリエーション）
が代表されるそうです。
余計ややこしくなるので簡単に言うとよくタイヤの横に着いてる黄色と赤のあのマークです。
黄色は軽点と言ってタイヤの一番軽い部分、赤色はユニフォミティと言ってタイヤの外形が最も大きい部位です。
タイヤは真円に見えますが厳密にはバラつきがありますので完全な真円にはなっていません。
一般的にはホイールのエアーバルブ位置が一番重い箇所であり、そこにタイヤの一番軽い軽点を合わせる事で軽点(バランス)重視のセッティングになります。
その重量バランスは、バランサーでバランスを測定し、重りをつける事で調整できます。これが一般的に言われるバランス調整なのです。
ユニフォミティマーク（真円）重視のセッティングは真円は一度ホイールに組んでしまうと調整できません。
調整するには一度ビードを落として再度ホイールに組み込む必要があります。
また通常のバランスをとる機械では真円は分かりません。
専用の機械が必要なようです。
残念ながらこの機械が有る所はまだまだ少なく、タイヤ量販店、整備工場では効率を重視しなければ会社として成り立ちませんので当たり前ながら着けたり外したりして時間のかかるセッティングより数をこなせるバランサーでのバランス重視のセッティングが当たり前なのです。
別にこれが悪いわけではないです。
国産車、一般レベルの外国車ならブッシュ、足回りがタイヤが真円でなくても多少の振動なら吸収してしまいます。
逆に足回りが絞められた国産スポーツカーや、欧州車、ハイパフォーマンス車、スーパーカーなどではタイヤが真円でなければ極端な話、おにぎりが転がっているようなものなので振動もダイレクトにステアリングに伝わります。
これが今回私の車に起きた原因です。
それを直すために伺ったのは土浦タイヤ商会さんです！
交通安全運動中で尚且つ電動バイブ状態のGTでは本来のスピードでは走る事が出来ず、予定より5分遅れて到着するもスタッフの皆様が手際よく対処してくれました。
調べた結果、
4本中3本が組み込み不良・・・Orz
タイヤとしてはちゃんと組んでるんですよ！
現に走れますし、エアーが漏れる事はありませんし
タイヤ市場の店員さんもミシュランの手順で組み込みました
と言っていましたし(^-^;
ですがココ土浦タイヤ商会さんレベルでは組み込み不良ですｗｗ
ユニフォミティについては土浦タイヤ商会さんのブログに詳しく書いてあるのでそちらをどうぞ！！
実際組み込み完了して見せて頂いたのですが、
最初の位置からほぼ180度ずれておりました…
（タイヤの上の三角マークが最初に真下のバルブの位置にあったのです）
これがほぼ3本ともなっていて大丈夫そうなもう1本も念の為確認すると、
他よりはマシですが、やはりズレはあるとの事。
結局4本とも調整するのでした。
店内で待つことおよそ1時間。。
1本が何度か外したり組んだりを繰り返したようです。
でもその甲斐が有ってとても良いセッティングが出ました！とおっしゃってくれました。
スタッフさん曰くミシュランタイヤ含む、
一部パフォーマンスの高い欧州産タイヤにはこのユニフォミティマークは無く、パフォーマンスが高いタイヤは真円度もかなり正確に出ており、わざわざマークする必要はなく、組み込む技術と経験、それと最後に機械が必要のようです。
このユニフォミティバランサーがなくとも技術と経験が有れば完璧ではなくともかなり良いセッティングは出せますが、100%はありえないとの事でした。
正直こんなユニフォミティなるのもので悩むのは初めての事なので狐につままれた感覚で清算をすまして出発するのでした。
停止状態から車にアクセルを入れた瞬間驚きました！！
まるで今流行りのハイブリットカーに採用されている転がり抵抗の良いエコタイヤを履いているがごとく、すーーぅっっと車が進んでいきました！！
タイヤが温まってきた所でCUPタイヤの本領発揮！！
今度はまるでへばりつくようなネットリとしたグリップと耳を澄ますとタイヤの中の空洞でエアーが反響するような音が聞こえます！！（伝わるかな？）
最後にスタッフの方に言われた通りまだ組んだばかりなのでいきなりアクセルを開けるとタイヤがパワーに負けてまたズレてしまうのでじっくり踏んでくださいとの事でしたので帰りの高速道路でじんわりとアクセルを入れるのでした。
100km・・・・ピクリともせず路面の状況だけがハンドルに伝わってくる（指2本で運転ｗ）
ぬふkm・・・上記同文
ぬえkm・・・上記同文
ぬやkm・・・上記同文
ぬゆkm・・・上記同文
ふわわkm・・・えーーーー全く変化せず何なら高速のカーブも指2本で運転出来るｗｗｗ
ふわわ以上km・・・交通安全運動中で覆面と遭遇したので自粛 爆
社長さん曰くちゃんとセッティングが出てれば300kmでも全くステアリングにぶれは来ないとの事。
いやー驚いた！！
まるで完璧にアライメントを取った後のごとく変化しておりましたｗｗ
最後に気になったタイヤのエアー圧も寒冷時と温まった後の差が50kPa以上になるのもＣＵＰタイヤゆえの事なのかなと思ってましたが、社長さん曰くそれはちょっとおかしいとの事。
サーキットでも走っているのなら別ですが、一般高速道でそんなには上がらない。
しいて言えばタイヤの中に湿った空気がタイヤ内に多く含まれている可能性が有るとの事です・・・
確かに私はDIYでその辺りは行うので毎回コンプレッサーの水抜きは行っていますが、最近ドレンからやけに水が出るなと感じてはいました。
土浦タイヤ商会さんではドライエアを採用しておりそちらを充填してくれました。
一昔前までは窒素でしたのにねｗｗ
もう窒素は時代遅れなのかと。
窒素は航空機などの上空と陸地で温度差が高い所では有効だが、車レベルでは通常のエアーと大差ない、窒素には厳密には水分が含まれるそうです。
これもどこかが整備代金を上げるために仕組んだ作戦だと思いますけどね！
最近のレース界では窒素はやはり専用のボンベを用意して持ち運びせねばならず、決して携帯性の良いものではありませんのでその場でエアーを作る事が出来るドライエアーが採用されているようです。
その甲斐あってか高速を走って帰ってきてもせいぜい20kPaも上がりませんでした！！
これも正直驚きました！！
また週末に今度はスペーサーを着けて（懲りてないｗｗ）テストしようと思ってますｗｗ
ブログも長くなったので最後にスタッフさんに言われた情報を皆さんに。
最近ミシュランタイヤといえど偽物ではないがあまり精度が出ていないタイヤも結構出回っているので出所がしっかりしている所から買ってくださいとの事。。。
うん、、、安さをとってネットで買った僕の負けですｗｗ
結果的に1本1万円以上安くネットで買って量販店に持ち込みで組んでもらって費用を払って、さらにUMB調整を行って費用を払ったのでは結果的に専門店で買うのと同じかそれ以上に高くなります(;^_^A
今後はちゃんと技術を持った専門店で買う事を誓いますｗｗ
ブログはいつ以来だろうか…
