【かき氷】

大きなビワの木がそのお店のトレードマーク。
すでに看板はその枝で半分は見えなくなってます。


「ゑびす餅屋」


北九州は八幡東区にある小さな和菓子屋さんだ。
近年に見受けられるしゃれたお店でもなく老舗の風格を持つ構えた感じでもない。
町の小さな和菓子屋さん。お餅屋さん。
水まんじゅうや羊羹、石垣饅頭など親しみやすい庶民的な和菓子を手作りしている。
この店の名物「かき氷」は八幡東区の夏の風物詩。
この時期はひっきりなしにお客が訪れる。店内には席はないので外にベンチやまる椅子が出される。
みんながそうやって食べる。老いも若きも。
それがまた良いではないか。
僕が頼んだのは「抹茶クリーム」。このかき氷の中にソウトクリームが入ってるのね。いー感じにそれが合わさって美味しいのよ。抹茶の苦み（実際に抹茶がふりかけてあるみたいだ）と蜜、ソウトクリームが三位一体となり、冷たさも加わってお口の中はさっぱり！
お土産は水まんじゅう。かき氷を食べている間はおばちゃんが冷蔵庫で保管してくれてます。優しいおばちゃんで、蜜が足りんかったら言ってね、とか手がベトベトしたらここで手を洗いねー。とか声をかけてくれた。きっと昔のままだ。そんなところも素敵なお店だね。


普段、めったにかき氷なんて食べる機会もないのだけれど、ここのかき氷はわざわざ食べに来てもいいなぁ。

とても美味しい夏の一日でした。


「ゑびす餅屋」

福岡県北九州市八幡東区尾倉1丁目5-17