
「トリビュート」
tribute
━━ n. みつぎ[ささげ]物(をする義務); 贈り物; 感謝のことば[しるし], 賛辞; 表れ (to).
(goo辞書)
映画・小説の冒頭などに「special thanks」より強い意味で書かれることがある。
多大な協力・影響を受けた場合、あるいは
故人に対して。
ミュージシャンが、先人の作品に尊敬の念を示し、同じ・あるいはアレンジを
変えた曲を演奏、録音すること。「~アルバム」など。
その際、「カバー」との差異は、ひとえに「尊敬の念」が示されているかどうかであり、非常に曖昧。
僕は最近良く目に耳にするこの言葉を非常に煩わしく思っている。
「トリビュート」って言葉、そんなに軽々に使うもの?
上記のように固有のものや人に対して賛辞や尊敬の念を表す言葉だと思っている。
特に音楽業界。(ぃや、TV業界か)
アーティストが他人の歌を唄う「カバー」というある種ジャンルにもなっているものに対しても
「トリビュート」を使う。(・・ことが多いように思える)
他のアーティストを敬い唄うというのは間違っていないだろうが、本来のトリビュートという意味合い
とはちょっと違っているよね。カラオケのノリがトリビュートとは言えないだろう。
既に故人になった人に対して、その功績を称え、尊敬し表現させていただく。
これこそが「トリビュート」なのだと思う。
どこかのチャラ・タレントが格好つけて「○○○(ミュージシャン・アーティストの名前)・トリビュート」
なんて言って下手な歌で「カバー」しているのを見るとアホらしくて聴いてられない、見てられない。
だから最初から見ないようにしているのだが、突然耳に入ってくる場合は仕方ないね。
唄っても良いし、どう表現しようと構わない。その表現が素晴らしければそれで良いし、
そう思わなきゃ聴かなければいい。その行為自体を否定はしない。
ただ、「トリビュート」という言い方はまだ現役のミュージシャンやアーティストに言わないほうが
いいと思う。あくまでもそれは「カバー」なのだから。
だってまだ「生きてるじゃん!」
今日はこちらをご紹介。
僕らの世代、青春のバイブル(笑)
「A LONG VACATION」
を女性ボーカリスト達が「カバー」したアルバム
『A LONG VACATION from Ladies』
10の名曲を10人の女性ボーカリストが唄う贅沢な一枚。
買うかどうかは別として(笑)まずはちょいと聴いてみようではありませんか、諸兄。
youtube:視聴PV
[収録曲]
1.君は天然色/大貫妙子
2.Velvet Motel/金子マリ
3.カナリア諸島にて/今井美樹
4.Pop-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語/行川さをり(ジュライム)
5.我が心のピンボール/イシイモモコ(ハミングキッチン)
6.雨のウェンズデイ/尾崎亜美
7.スピーチ・バルーン/原田郁子(クラムボン)
8.恋するカレン/つじあやの
9.Fun×4/太田裕美
10.さらばシベリア鉄道/鈴木祥子
11.Epilogue Instrumental~Blue Niagara/井上鑑≪ボーナストラック≫
個人的に気になるのがTrack8の「恋するカレン/つじあやの」。
おやおや、太田裕美は「さらばシベリア鉄道」じゃないのね?(^。^;)
個性的な女性達に唄ってもらって、福生の親分(大滝氏)も喜んでいるでしょうね、きっと。
Posted at 2009/11/20 12:03:49 | |
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