トラック･列島30000キロ

YouTubeで、NHKの、トラック･列島30000キロなるドキュメンタリー番組を見ました。


長崎県にある、田中運送という車両50台あまりの中小企業に所属する、ベテランドライバー芦塚さん54歳(当時)の過酷な勤務に3ヶ月間密着するという番組です。


小泉内閣の規制緩和により、運送会社同士の運賃競争が激化し、結果運転手が低賃金、長時間労働を強いられているという内容です。


7年前の2004年の放送なので、トラック業界をとりまく今現在の状況はおそらくもっと厳しいと思われます。


自分も10年チョイ前まで長距離トラックドライバーでした。(現在は旅客輸送に携わってマス、もちろん自分の業界も規制緩和の煽りをモロ受けています…。)
トラック業界は今はこんなにも大変なのか…と胸を引き裂かれる思いでした。


芦塚さん、どんな辛い状況でも、なんだか余裕すら感じてしまう横顔やポツリとこぼす一言は、男心に本当に惚れてしまいます。


この番組に出演したドライバーの皆さん、今もお元気でしょうか。


震災不況と言われる今、どんな仕事していても理不尽な事や不満はあるかと思います。

しかし、自分なんて比じゃない位大変な思いをしている仲間がいると思うと、こんな程度で不満をもらしてはならないと、とても励まされる番組でした…。


初心忘れるべからず明日から頑張ろっと