『東風吹かば
匂いをこせよ梅の花
主なしとて春な忘れそ』
あまりに有名な菅原道真の歌。
遠く太宰府に左遷される道真が愛してやまない庭の梅を詠んだとされるもの。
【1】
この歌を受けた梅は 、主を慕って京から太宰府に飛んでいったとされている。
【2】
これが所謂「飛梅伝説」だ。
【3】
今花見と言えば桜の観賞とされているが、こうした習慣は平安以降とされる。
【4】
古く奈良時代には花見と言えば梅を愛でることが多かったようだ。
【5】
数多の和歌や能に梅が取り上げられる理由は、奈良時代あるいは平城京の
【6】
静清とした美しさ、郷愁を誘う文化の香りを思い起こさせるからだとも言われる。
【7】
かの御所の紫宸殿前の有名な左近の桜も、創建当時は梅であったとされている。
【8】
桜に比べ清楚な印象を与える花だけに、伝説や郷愁に結びつき易いのかも知れない。
【9】
梅の別名は「春告花」という。
【10】
梅の花が綻び始める頃、まさに里は春を迎える。。。
【11】
※EOS 5D MarkⅢ EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
(了)
Posted at 2015/03/05 19:38:56 |
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