このSNSでも多くの方が
天空のポピーを掲載されている。
広大な高原を埋める赤いポピー。
それは見事で言葉を失うほどだ。
秩父まではなかなか行けない自分は、近隣のポピーで代用するしかない。
画面をポピーで埋め尽くすことができないため、一本のポピーの薄い花弁が、
春のヒカリに透ける様を近接撮影で捉えようと思っていた。
先日府中の森公園に行った際、ポピーと矢車草が目についたので、
ポピーの花びらの質感に重点を置きながら、シャッターを切ってみた。
まずは矢車草。
鮮やかな青を表現するのは至極難しい。
【1】
色を忠実に再現しようとすると、細部がつぶれる。
【2】
細部を活かそうとすると、色の表現が心もとない。
【3】
自然の創り出す色や形には到底敵わないものだと何度目かの実感。
【4】
そして画面を埋め尽くすことのできないほど疎らな地上のポピー。まさに逆張りのポピー。
【5】
あらためてこの花を間近で観ると、なかなか複雑で形容し難い姿だと感じた。
【6】
茎や蕾も相当の曲者だ。
【7】
特に質感を捉えようと思った花弁は、やはり写真では表現しきれない。
【8】
その薄さ、儚さ、透け感、大きさ、縒れ感、どれをとっても十分に拾えない。
【9】
鮮やかな色合いも遠目とは随分異なるものだと実感した。
【10】
いったい何がどうなってこの花の形状を創り出しているのか。
【11】
個体によっては、まるでちりめん織か手漉きの和紙のような風合いを醸す。
【12】
本当に自然のなせる業は不思議としか言いようがない。
【13】
【14】
今回も手近な場所で限られた被写体を切り取る格好になってしまった。
【15】
でも、それが日常。それが、普段のあるがまま。
【16】
代わり映えのない画像・駄文にいつもお付き合いいただきありがとうございます。
【17】
※EOS 5D MarkⅢ EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
(了)
Posted at 2015/06/04 22:54:46 |
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