2017年5月3日(祝)。
この日から世間並みに連休に入った。
かと言って大渋滞が予想される高速で
どこかに遠出する勇気もなく…(苦笑)
近場でまだ行ったことがない、どこかそんな所がなかったか?と考え、
思いついたのが新宿区の落合近辺の散策だった。
あの界隈は自身の現在の勤務地と同じ新宿区内だけれど、
一般的に地味な印象があって「これ」という目玉も思い浮かばず、
他に何か用事がない限り足を運ぶという機会がない。。。
※ 落合在住の方申し訳ありません。この後形勢が逆転しますw
いやよく考えてみたら、毎年牡丹を観に行く薬王院は下落合だった。
ということで、目白崖線のあたりを歩くことにした。
スタートは目白として坂上から坂下に向けてぶらぶらしてみよう。
【1】
(目白駅前も昔とは随分変わったな)
最初の目的地を中村彝アトリエ記念館として歩き始めた。
【2】
(記念館入口)
商店の多い目白通りから脇に入ると、高級住宅街になる。
落合=高級住宅地というイメージはあまりなかったのだが、
神田川・妙正寺川を見下ろす高台のこの辺りは、
目白のお屋敷街がそのまま延長されたようなハイソ感がある。
【3】
(可愛らしい記念館の表札)
【4】
(門扉の蝶番)
さて、中村彝氏は日本を代表する洋画家。
【5】
(アトリエ全景)
代表作の「エロシェンコ氏の像」は重要文化財で近代美術館所蔵。
【6】
(木造の質感)
新宿中村屋の長女俊子との恋愛でも有名。
【7】
(窓からアトリエの明り採りを仰ぎ見る)
その縁あって、彝氏の芸術性は中村サロンで磨かれたとも言われる。
【8】
(電球と窓)
喀血と戦いながらの作品の制作は、この地で壮絶な結実をみた。
【9】
(作品レプリカと椅子の背)
建物は大正5年築で、保存希望が世界から寄せられたという。
【10】
(味深い玄関ドア)
焦茶色の外壁と窓枠の白が強いコントラストを演出し、
【11】
(菜の花と窓枠)
ハイカラな外見を際立たせているように感じられた。
【12】
(パンジーと庭側のドア)
ドアは薄青の木製で経年による破れ感が強く、
【13】
(いい味のアトリエドア)
使い込まれたアトリエの様相を一層印象深いものにしている。
【14】
(敷地隅にあった汲み上げポンプ)
前庭には花が植えられ、折からの春の陽光に彩りを添えていた。
【15】
(アトリエの外壁とカミツレ)
崖線を駆け上がってくる南の風が心地よく、
出足順調で次なる目的地に向かうことにした。
【16】
(ルピナスと窓と灯り)
つづく。。。
※Fujifilm X-T2 Fujinon XF35㎜ F2 R WR
(了)
Posted at 2017/05/18 06:42:36 |
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