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2021年01月24日 イイね!

タミヤ M02 レストア第四弾 メカ編

タミヤ M02 レストア第四弾 メカ編たぶん今回が最終回。かも。

問題3
無線系も、送信機、受信機、アンプ、サーボが全て同じメーカーで揃わない。しかも大昔のAM/FM27MHz系しかなく、スペクトラム拡散2.4GHz全盛の今では、これらも壊してしまったら補修できない。得体のしれない中古品を買うのも気が引けるので、かつて短く切ってしまったサーボリードハーネスをどうするか。



対処3





送信機/受信機はフタバ3PM+R303FHS。元々エンジンカーに使っていたものを拝借。FM27MHzのシンセザイザー方式なのでクリスタルは無い。クリスタルは今となってはその辺で入手できないので、旧いメカを使う場合に鬼門になり得る。
アンプは当初フタバMC210を使おうと考えていたが、どういう訳か長期保管で破損したらしく、電源が入らない。これ以外だとサンワF12B又はBLファイターしか無い。使うモーターはマブチ540SHだが、折角だからハイスペックなF12Bを使う。元からZコネクター仕様なのでフタバ受信機にもそのまま挿せる。
しかしニュートラル設定をしてると、なんか車軸の回転方向がおかしい?逆か?アンプとモーター配線は合っているがアンプの表示では後退していることになっている。つまり、フタバとサンワは送信機/受信機の信号の解釈が逆ということ?Google先生に訊いてもいまいち確信を得られなかったのだが、送信機側でスロットルリバースとして対処。問題が発生したらそのときに考えよう。なおサーボはサンワのSPEC-SZを一度載せたのだが、これでも同じ現象が起こった。
一度は載せた遠い昔のアナログサーボは動作スピードが遅く保舵力も微妙な感じだったので、結局エンジンカーのスロットル/ブレーキ用に使っていたフタバS9450へ載せ替えることに。ただし、コネクターケーブルを超ショートに切り詰めてしまっているので交換するか延長しなければならない。当初ハンダを外してケーブルごと交換しようと考えていたのだが、分解してみるとシリコンシーラントのようなもので保護されていて取り外しに難儀しそうだったのでケーブル延長に方針転換した。


少し脱線。アマゾン等でコネクター付延長ケーブルも売っているが、自動車電装カプラー用に用意しておいた精密圧着ペンチを試したかったので、敢えてコードとカプラーを夫々調達。因みに今までギボシ圧着用にエーモンのテキトーな圧着プライヤーしか使ったことがなかった私にとって、この精密プライヤーは神の道具だった。握るだけで完璧な圧着が約束されている。

そんなこんなで程よい速さで気持ちよく走るシャシーに仕上がった。大昔のNiCdしか知らない私としては、大容量NiMHの持ちの良さと力強いパンチにも十分すぎるほど驚いた。が、世の中の常識は既にLiPO、LiFe、そしてブラシレスモーターですか・・・

一旦これにて完結。
Posted at 2021/01/24 20:22:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年01月23日 イイね!

タミヤ M02 レストア第三弾 部品再生編

タミヤ M02 レストア第三弾 部品再生編第二弾の続き。
第一弾で書いた問題2へ対処してゆく。

問題2
補修部品はヤフオク等でしか手に入らない。しかも結構高値で取引されているようだ。となると壊れてしまった部品を再生するか、手に入る部品を改造転用するか、汎用素材から自作するしかない。各部を細かく見ていくとあちこちクラックだらけ。タッピングビスをねじ込む部分が樹脂の劣化なのか、切れてクラックになってしまっているようだ。

対処2-1





廃部品となっていたCハブとナックルを再生。といってもCハブは割れておらず、ねじ穴にタップを立てるだけ。難しいのはナックルのキングピン穴の再生である。キングピンはM4段付きビスで、ねじ山噛み合いは5mmくらいしかない。更にねじ穴の断面は円形ではなく120度間隔で出っ張りがあり、そこにねじ山が噛むという不思議な構造である。それが故なのかねじ穴を潰しやすく、廃部品とした理由もそこにあったようだ(記憶には無い)。瞬間接着剤を何度も流し込んだ跡があるが、そんなものでねじ山は再生できない。
今回はヘリサートを参考にして、バカになったM4ねじ穴を4mmドリルで貫通させ、ID2.0mm/OD4.0mmのアルミパイプを挿入して瞬着で固定。更にアルミパイプに2.5mmのドリルを通し、M3のタップを立てる。これでM3ねじをキングピンとして使える。Cハブのキングピン穴はID5mmなので、ID4mm/OD5mm・ID3mm/OD4mmのアルミパイプを利用して疑似的な滑り軸受として機能させた。
しかし4つのキングピン穴のうち一つは破損の度合いが激しかったため、上記手法を諦めてプラリペアで肉盛り+ねじ山形成とした。

対処2-2

サスブロックと呼ぶのだろうか、各サスアームの付け根にある部品は、タッピングビスによる悪影響とクラッシュによる衝撃でクラックだらけだった。新品は手に入らないので瞬着を流し込んでクラックを誤魔化し、崩れたねじ穴はタップを立てて普通のねじが使えるように改修した。程度の悪いものから順に使っているが、今のところ破壊には至っていない。

対処2-3
シャシー前/中/後ブロックも廃部品を再生。といっても対処する内容は第一弾で書いたものと同じ。ねじ穴クラックの程度がより悪いので、一部プラリペアで肉盛り+下穴空け+タップ立て。雌ねじ穴は貫通穴化してM3*30mmを使えるようにしてブロックが大きな力で捩じられるなどしたときにねじ穴の一部が引きちぎられるように崩壊することを予防(できたらいいな)。

サスアームは廃部品が無い。というか多分交換歴が無い。ヤフオクを徘徊して新品を探索中だが、この前新品の出物をさらわれてしまった。似たようなことをしているひとがいることになぜか安心してしまった。

更に更に続く。
Posted at 2021/01/23 23:21:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年01月22日 イイね!

タミヤ M02 レストア第二弾 シャシー編

タミヤ M02 レストア第二弾 シャシー編第一弾の続き。

問題1
とりあえず組んで走らせたところ、操舵系摺動部が痩せていてガタガタ。そしてシャシーの前/中/後を繋ぐネジが曲がっていてシャシージオメトリも滅茶苦茶になっているようだ。結果全く真っ直ぐ走らない。左右どちらかに流れる一定の傾向があれば胡麻化しようもあるが右に左に踊るように走る。

これらの問題点への対処として、シャシージオメトリを適正に戻すことと、操舵系の不正確で不安定な動作を改善することの二点が必須である。

対処1-1

まずシャシーの前/中/後を繋ぐボルトをチェックすると、確か当時のOP部品だったと思うが全部アルミ製だった。そして全部曲がっていた。これでは分解組み立ての度にシャシーの形状が変わってしまう。旧い鉄ボルトを探すが見つからない。汎用品にM4*65mmの先端15mmだけねじ山が形成されたものなど無い。
仕方が無いのでより高強度のSCM435・M3*85mm・六角穴付キャップボルトにID3mm、OD4mmのアルミパイプを被せて『M4半ねじ』を疑似的に再現。
また、前後ボックスのモナカ合わせ部の雌ネジ穴にタップを立て、使うねじもM3*30の長いものへ変更、ボックス自体の高精度化と高剛性化の両立を狙う。

対処1-2

次に操舵系の改良に取り組んだ。これも当時のOP部品が組み込まれていて、ワイパー部はアルミで内側にデルリン材と思われるスリーブが入っていた。しかしシャシー側の突起部も含め走らせるうちに痩せてしまったらしく、ガタガタである。隙間をシム等で追い込もうにもワイパー部を抑えるキャップさえもがガタガタなので、どうしようもない。
ワイパーを眺めていて、ふと手持ちのフランジ付きベアリングが丁度良いサイズかも?と閃きあてがうと、ドンピシャ。外径10mm、内径6mmのベアリングを上下に使い、軸をOD6mm、ID3mmのアルミパイプで新規製作。痩せてしまった突起は切除して、アルミのアングル材を利用してオリジナルよりも強固な台座も製作。ワイパー間リンクもピロボール+ロッドエンドだとガタが消せず、操舵の左右差の原因になるのでt=2mmのCFRP板から切り出し、軸部はフランジ付き630ベアリングを仕込んだ。
ナックルのピボットも長ーいピロボールだったが、そのピロボールのねじ長さはわずか6mm。ナックルのねじ穴の半分くらいしか刺さっていない。大きな力が加わった場合は千切れると想定されたため、貫通穴にタップを立てて長いねじ+ボールナットとした。ステアリングロッドはオリジナルはφ2mmの細い棒だったものを大径のアルミパイプを使い高剛性化。

対処1-3



最後は足回りである。上記の対処を経ても普通に組み立てると目視で分かるレベルで左右キャンバー差がある。サスアームは4輪共通なので、ピボット位置が相対的にずれていると理解し、最も簡単な調整手段であるシムをt=0.3mmのアルミ板から切り出して製作。
昔のMシャーシはモノショックなのでスタビが無いと激しくロールする。しかしスタビを取り付けるためのピロボール一体の特殊なサスピンの精度があまりよくない。アップライト側のφ3.0mm穴に対し、サスピンはφ2.8mmしかないのでガタガタである。これも直進不安定の一因だったかもしれない。ここは高精度のCVAダンパーシャフトとボールナットを流用してオリジナルサスピンを製作して対処。

ここまでやって、漸く普通の感覚で走らせられるシャシーになった。

しつこく続く。
Posted at 2021/01/22 22:54:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年01月21日 イイね!

タミヤ M02 レストア第一弾 問題点

タミヤ M02 レストア第一弾 問題点1996年に購入したタミヤ製RCカーのM-02L。最後に動かしたのがいつなのかも思い出せないが、ひょんなことから四半世紀前の車体をレストアすることに。

元々M-02Lなので後輪駆動だが、前輪駆動の方が安定性が高く走らせるのが簡単≒クラッシュで車体を破壊するリスクが小さいとの考えから、前輪駆動へコンバート。なにしろもう簡単には補修部品が手に入らないのだ。
なおかつてのタミヤの命名規則に従えば、コンバート後はM-01Lとなるが、これは公式には販売されなかった。

問題1
とりあえず組んで走らせたところ、操舵系摺動部が痩せていてガタガタ。そしてシャシーの前/中/後を繋ぐネジが曲がっていてシャシージオメトリも滅茶苦茶になっているようだ。結果全く真っ直ぐ走らない。左右どちらかに流れる一定の傾向があれば胡麻化しようもあるが右に左に踊るように走る。

問題2
補修部品はヤフオク等でしか手に入らない。しかも結構高値で取引されているようだ。となると壊れてしまった部品を再生するか、手に入る部品を改造転用するか、汎用素材から自作するしかない。各部を細かく見ていくとあちこちクラックだらけ。タッピングビスをねじ込む部分が樹脂の劣化なのか、切れてクラックになってしまっているようだ。

問題3
無線系も、送信機、受信機、アンプ、サーボが全て同じメーカーで揃わない。しかも大昔のAM/FM27MHz系しかなく、スペクトラム拡散2.4GHz全盛の今では、これらも壊してしまったら補修できない。得体のしれない中古品を買うのも気が引けるので、かつて短く切ってしまったサーボリードハーネスをどうするか。

あまりにも子供時代が懐かしく思い出されたため、思わず投稿してしまった。しかもこのあと、各問題に対する取り組みを複数の記事で書きたい欲求に駆られている。大人げないことこの上ない。
Posted at 2021/01/22 00:06:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「タミヤ TA03FF 結局ブラシレス化 http://cvw.jp/b/1266505/48531453/
何シテル?   07/08 00:16
袖ヶ浦を走っています。稀に筑波も走ります。 ミニサーキットは殆ど行かなくなってしまいました。 どうぞよろしくお願いします。 <ベストタイム> 茂原:...
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