• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

swipoppoのブログ一覧

2023年10月29日 イイね!

タミヤ TA03 レストアその3 スタビ製作

タミヤ TA03 レストアその3 スタビ製作TA03レストアは現代風の解釈を加えることも目的なので、当時とは異なる手法でのスタビ装着を考える。

異なるというのはつまりベアリング支持である。当時のスタビは、シャーシマウント部は溝に嵌めて蓋をする構造、アップライトマウント部は穴に通す構造である。当然ガタガタで調整はできない。
現代のハイエンドツーリングカーはベアリング支持を前提にした設計なのでユーザーが工夫する部分は無い。しかしTA03はかなりの工夫と部品自作が必須である。

まずフロントスタビはベアリングホルダーから作らねばならない。今回はロープロサーボを縦置きしたことで生まれた15mmくらいの隙間を活用することにした。幸いカーボンシャーシが手に入ったので、スタビ装着作業は裏側からアクセスする前提の構造である。アルミチャンネル材から切り出し削り穴を開けて製作。20文字くらいで表現できるが構想から最終形まで2週間ほどかかっている。
スタビバーはΦ1.2mmのピアノ線から製作。わかっていたことだが、スタビバーを組み付けると立体パズル並みの狭いクリアランス。ステアリングワイパーとナックルとの干渉がクリティカルで、これ以上切れ角を増やすことはできそうにない。
なおベアリングホルダーをマウントするためにギヤケースとステアリングワイパーをマウントするブロックは使えなくなるので、適当そうなサイズのアルミポストやスペーサーを何種か揃えて現物合わせをした。ステアリングワイパーの強度剛性対策としてカーボン板を切り出してブレースも製作。





リヤ側はフロントに比べれば簡単。加工はバルクヘッドにΦ6mmの穴を開け、ベアリングを嵌められるようにしたのみ。とはいえフロントと同じ形状のスタビバーを使う前提なので、穴位置を決めるための型紙(アルミ板だけど)を予め作っておいた。ドライブシャフトとのクリアランスは最小限だが、両者の動きはサスストロークと連動するので問題なし。





競技に使うことは無いので、必要があるかと問われれば勿論NOである。だが旧車のレストア自体がそもそもロマンなので、全く問題なし。
一旦TA03レストアも完成ということにしておくつもり。
Posted at 2023/10/29 22:37:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年10月08日 イイね!

タミヤ TA03 レストアその2 ダブルカルダン装着

タミヤ TA03 レストアその2 ダブルカルダン装着TA03の時代にはダブルカルダンドライブシャフトは存在しなかった。今は普通に入手できる。となればなんとかして装着したくなるのがヒトの性というもの。

まず解決しなければならない課題は、ナックルの選定である。TA03のナックルはTA02系から採用された独特の形状のものである。キングピンを極力外側へ配置する工夫が見て取れる。しかしその独特な形状と、1510と1260というこれまた独特なベアリングサイズのため、他車種からの流用にはひと工夫必要になる。

まずナックル流用で課題になるのは、いかにして全幅を抑えるかである。私はラリーカーボディを載せたいので、全幅185〜186mmが限界になる。TA03の元々の六角ハブは6mm厚、ホイールオフセットは+2mm。容易に入手可能な最も薄いものはナロートレッド六角ハブの約3.5mm、ホイールオフセットは+0mmなので、単純計算で調整幅は片側4.5mm以下となる。つまりナックルの張出しをこの範囲に収めなければならない。
スケール片手にスーパーラジコンを徘徊すること30分、見つけたのがコレ。


外側張出しはオリジナルに比べ3〜4mmで、これならナロートレッド六角ハブを使えばホイールアクスルにスペーサーを噛ませて調整できそうだと判断した。
ナックルアームの長さも悪くない。TA03のCハブに収めるには上下約2.5mmのスペーサーが必要だが、これはMシャーシレストアで経験済なので手元に部品がある。ただオリジナル形状のキングピンは使えないので、M07用のキングピンパイプを流用してM3ビスをキングピンとして使う。

次なる課題はダブルカルダンドライブシャフトの適正な長さが判らない点。細かく言えば、ドライブシャフトとホイールアクスルの両方とも何が適正か判らない。授業料を払う覚悟で、ドライブシャフトは44mmと42mmを用意し、アクスルは手元にあるM05用のものを流用することに。結果的には42mmのドライブシャフトでギリギリ干渉なく、ドライブシャフトの突っ張りもなく装着できたのだが、恐らくアクスルは1mm短い、ツーリングカーで一般的なものの方がより良いと思われる。

そしてこれら二つの課題を解決した結果がコレ。


ちょっと拡大。


ナックルアームがやや長くなり舵角が小さくなったので、ワイパーアームの出っ張りを少し削って補正。最大舵角でプロポ側EPAは約60%と特に問題なし。軽く走行したところでも特に異音や干渉は無さそう。

という訳でTA03へのダブルカルダン装着は成功裡に終わった。


とまあ、纏めると簡単に見えるが実は一度失敗している。元々は某Youtubeチャンネルで紹介されていたTA01ナックル流用を前提にトライした際、片側6mm幅が広がることが判り、先述の手法で全幅調整が出来ないことから新たなナックルを探したのが真相である。

TA03へのダブルカルダン装着が可能になったことで、別のシャーシへのダブルカルダン装着の道筋もできたことも付言しておく。
Posted at 2023/10/08 10:36:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「タミヤ TA03FF 一旦完成 http://cvw.jp/b/1266505/48505787/
何シテル?   06/23 23:48
袖ヶ浦を走っています。稀に筑波も走ります。 ミニサーキットは殆ど行かなくなってしまいました。 どうぞよろしくお願いします。 <ベストタイム> 茂原:...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2023/10 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

リンク・クリップ

タミヤ CC01 レストアモディファイ その2 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/06 16:05:55

愛車一覧

スズキ スイフトスポーツ スズキ スイフトスポーツ
2008年に購入しました。 決め手は試乗したときのワクワク感。 『これは面白そうだ』とい ...
アルファロメオ ジュリエッタ アルファロメオ ジュリエッタ
家族のクルマですが、殆どの手入れは私がやってます。

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation