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2011年12月11日 イイね!

東グリーンランド・アンマサリクの街散策Ⅰ公共施設など [アイスランド&グリーンランドの旅報告No.12]

「アイスランド&グリーンランド旅の報告」のバックナンバーはこちら




● 街の公共施設


氷の海のクルージングを終え、ホテルでの昼食を挟んで、午後からは個人でアンマサリクの街を散策することに。

ヘリポートにあったアンマサリクの市街地図


今回のブログで取り上げる範囲をプロット


ちなみに持ち歩き用のパンフレットも確認できた範囲で、ヘリポートで入手した東グリーンランドの観光協会(?)発行の小冊子と、ホテルでチェックイン時に渡された地図の2種類を入手している。


と、いうことでホテルを出発。



既に車で何度か往復している坂道を下っていく。


昨日の市内ドライブツアーなどで、大体の方向や距離感などは把握していたつもりなのだが、実際に歩いてみると、思っていた以上にアップダウンが激しく、散策としてはなかなかハードである。


一旦、谷へ下る格好になる。



しかし下ったかと思えば、またすぐに上りに転じる。


ちなみに写真右手に写っているケルンが、昨日のドライブツアーでも訪問した教会裏の展望所。


そして坂を登り切ったところが市役所。


正面から見ると、そこまで大きく見えないが、角度を変えてみると実はかなり大規模な建物。
あまり実感はないが、ここアンマサリクは東グリーンランドの中心都市なのである。(とは言え、人口は2000人ほどだが)


そして市役所前の広場は、子供達が遊んでいたり、人々が井戸端会議に花を咲かせていたりと、憩いの場となっている。



アンマサリクではあまり見かけない乗用車。


ホテルの車や救急車、タクシー(RAV4)などは偶に見かけるものの、純粋な乗用車は珍しい。(但しどこかの公用車の可能性はあるが)
街自体があまり大きくなく、しかも車自体も輸送費などコスト面でかなりの高嶺の花だとかで、一般の住民では滅多と買うことなど出来ないようだ。


上の写真を拡大


どうやらビニール袋に入ったサーモン、あるいは海獣類なのだろうか、を自慢(販売?)している人の姿もある。


そして街の掲示板。

(グリーンランド語もデンマーク語も解しないので、何が書いてあるかわからず、掲載の是非も判断しかねるため、画像処理で対応しています。)


よく見てみると、住民同士の物々交換なども行われているようである。(写真では猟銃を売りに出している?)



そして更に歩いていくと、また下り坂。ホントに坂の多い町である。



幼稚園(?)


ここアンマサリクには数カ所の幼稚園があるとのことだが、その所在地は観光マップには記載されていないため、実際のところは違っている可能性も大いにあるのだが。


そしてアンマサリク唯一の小中学校。


デンマーク領だけあって、かなり立派な施設である。

なお高等学校はここアンマサリク、というか東グリーンランドには存在せず、グリーンランド西海岸に位置する首都ヌークで寄宿舎生活をすることになるのだとか。
更に大学進学希望者はデンマーク本土の大学へ進学することができ、高校・大学とも無償で、更にアンマサリクからのエアチケットや寄宿費まで全て支給されるとのこと。
(但し希望者全員が進学できる…という話かどうかについては未確認。)

こういう事情もあってか、「子供」は沢山見かけるのだが、あまり「青年」を見かけない街である。


そして病院。


正面から見ると質素だが、横へ回ってみると…


実はなかなか大きな病院で、一通りの診療科(歯科を含む)を備え、簡単な手術なども対応できるとのこと。また医師数も研修医を含め10人以上在籍し、更に無料…と、医療にかなり手厚い手当がされている。


そして病院の隣に、日本で言うところの“児童相談所”に相当する施設があるとのこと。

病院の隣のそれらしい建物。


この“児童相談所”に相当する施設は、主に家庭内の事情により親と一緒に暮らせない(親が居ないわけではない)子供達を引き取って養育している施設とのこと。

ここグリーンランドの冬は極寒かつ漁にも出られず退屈なため、体を温めがてらお酒に手を出す人が多く、しかもその飲酒が際限なく続き、最後には家庭内のDVといった問題が引き起こされている…という現実があり、親が居るにもかかわらず、こうした施設で暮らさざるを得ない子供が多いとのこと。

そもそもイヌイットに飲酒という習慣はなく、外部との接触の増加、貨幣経済の浸透などにより飲酒の機会が増えたのだが、元々飲酒の習慣がないこともあり、深刻なトラブルを引き起こすケースも多く、現在ではアルコール販売などにも制約が設けられている。
(実は信じられないような悲劇の実例も聞いているが、信頼できるソースが確認できないため、言及は避けます。)


そしてアンマサリクで一番の繁華街(?)


左手前の赤い建物が総合スーパー、その奥のグレーの建物がスポーツセンター、その奥に新市街の新しい住宅(集合住宅?)が見えている。
特にスーパー前の広場には多くの人が集まっており、なかなかの賑わい。


しかしスーパー探検(?)は後回しにして、この道を真っ直ぐ歩いて、新市街の高台へ。
上の写真では分かり難いが、相当な急坂である。



そして新市街の新しい住宅地を抜けると、もうアンマサリクの街外れ。

この街外れには孤児院が設けられている。プリンセス・マルグレーテ(現:デンマーク女王・マルグレーテ二世)の名を冠した施設である。



ちなみに昨日のドライブツアーの際に、私もフランス人夫妻も「orphanage」(孤児院)という英単語を知らず、ガイドさんにかなり解説して貰ってようやく理解できたというのはナイショの話。(だって中2の時の英語の成績が「1」…)


とにかくここアンマサリクは、人口規模で考えると小笠原の父島程度の規模の街にも関わらず、こうした福祉施設が非常に充実している印象を受ける。
更に学校や医療も無料など、相当に手厚い政策が行われていると言えるだろう。

しかもそのほとんどがデンマーク本国からの支援(人的・金銭的…)で賄われており、流石は北欧デンマーク領…というのが、私の正直な感想である。
現在グリーンランドは高度な自治権を持つ地域(中国と香港のような関係)とされており、独立への動きも現実的だと聞くが、逆にこれだけ優遇されていると独立後が大変なのでは…と思ってしまう。

実際ここアンマサリクの人も、「独立に向けた動きがある」といった言い回しはするものの、私が話した範囲では積極的に「独立すべし」と言っていた人はおらず、こうした手厚い支援に言及するなど、本音の部分ではどうも独立を望んでいないのではないかという印象を受けた。
(但しあくまで私の受けた印象であり、また同じグリーンランドでも南部や西部では考え方が違っている可能性もある。)



● グリーンランドハスキー


孤児院を過ぎると、民家は殆ど無くなってくる。

そして高台から見下ろす海は…(ワンパターンご容赦)



街外れのこの周辺は、冬期の交通として活躍する犬ぞりを曳くであろうグリーンランドハスキーが多く飼われている。(犬牧場的な雰囲気)


ちなみにグリーンランドでは、グリーンランドハスキーの血統を守るため、地域によって「グリーンランドハスキー以外の犬の飼育禁止」エリアと、「グリーンランドハスキーの飼育禁止」エリアにハッキリと分けられている。
ここ東グリーンランドや、北極圏は前者に属しており、ここで飼われている犬は全てグリーンランドハスキーである。







冬場にはオーロラに加えて、犬ぞりというアクティビティも楽しめるとのことで、一生のうちにまた冬のグリーンランドへも訪問してみたいものである。(…とは言え、そう簡単に来られる場所ではないのだが)

片隅に置かれていた犬ぞり。



そして道は完全に街外れに。



更にフィヨルドの奥へ続く細い道が存在している。


しかしこの先になにかお目当てがあるわけでもなく、しかも不用心に人気のないところに深入りするのも良くないという判断から、ほどほどで切り上げて、今度は海沿いの道を市街地へと戻ることに。





<つづく>


撮影機材
・SONY α200 + SONY CarlZeiss T* Vario-Sonnar 3.5-4.5/16-80(24-120)[SAL1680Z] and SIGMA 10-20(15-30)mm F4-5.6 EX DC and TAMRON SP AF 18-250mm Di II LD Aspherical [IF] Macro [Model A18]
・SONY CyberShot DSC-TX5 (CarlZeiss T* Vario-Tessar 3.5-4.6/4.43-17.7(25-100))
・MINOLTA αsweet II + MINOLTA AF 24-105mm F3.5-4.5 + FUJICHROME PROVIA 100F or VELVIA 100F



※なおグリーンランドに関しては、日本語で書かれた資料も少なく、今回の旅行記の執筆にあたっても、断片的な情報から判断していたり、また資料や現地で見聞きした英語を私の拙い英語力で解釈しているものが多くあります。
当然のように正確さを欠いていたり、間違いもあることが予想されます。

地名などのカタカナ表記はWikipedia等を参照しておりますが、日本語での統一的な記載が定まっていないうえ、私自身がデンマーク語やカラーリット語が読めるわけでもなく、正確さを欠いている可能性があります。

また文中で“旧市街”“新市街”“流氷の見える丘”といった日本語の呼称を用いていますが、当然現地にこのような日本語訳が存在している訳はなく、私の理解に基づいて、あくまで便宜的に名付けたものにすぎません。

以上、ご了解のうえ、あくまで“無責任な素人の日記”としてお読みください。
間違ってもこのいい加減な旅行記を根拠にした論などなさらないようにお願いいたします。
また何か間違いがあっても当方では一切責任を持ちません。(ご指摘やご教授は歓迎いたします)
Posted at 2011/12/11 20:57:14 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2011年12月09日 イイね!

東北新幹線「はやぶさ」グランクラス

先日利用した東北新幹線「はやぶさ」の写真です。
別にアップした寝台特急「日本海」A寝台上段とセットになっています。


新青森から出発。



E5系「はやぶさ」が入線



E2系との並び



「はやぶさ」ロゴマーク



今回はグランクラスに乗車


ホームでアテンダントがお出迎え。また「見学だけ」というお客は丁重にお断り。


でも、グランクラスの画像は後で。。。

先ずは普通車の車内から




お次はグリーン車




そしてようやくグランクラス。




後ろの座席を気にせずリクライニングが出来るのがポイント大。


但しリクライニング操作時にアテンダントを呼び出してしまう乗客が多数…


そしてアームレストにサービスメニューが



ドリンク(アルコール含む)や軽食がサービスされる。(追加料金不要)


出発するとすぐにアテンダントの挨拶があり、その次にドリンクのオーダーを取りに来る。(その後もいつでもオーダー可)


で、今回は白ワインと和軽食をチョイス。



盛岡の駅弁屋が製造した軽食で、東京行き(上り)の場合「東京編」という東京名物を中心としたものが用意される。
なお新青森行きの場合、「青森編」として、青森名物を中心とした献立になるのだとか。

また白ワインは山梨県産。


お代わりに青森シードル(リンゴ酒)を追加。



更に食後のハーブティー。本当のハーブをポットに入れてくれる本格派。


更に東京到着前に、コーヒーと茶菓子をオーダー。


何だか食べ物の写真ばかりだが、時間帯が時間帯なので景色は楽しめなかったので。。。


そして東京へ到着。


普通のグリーン車より¥5000アップの席であるが、まあ軽食などを考えたら決して高くはないのかも、といった印象。

まあ普通のグリーン車でも庶民には高嶺の花。
アッパークラスに乗り慣れない私は「折角の良い席なのだから、寝たら勿体ない…」などと眠い目を擦って無理矢理起きていたのはナイショ(大汗
Posted at 2011/12/09 20:52:15 | コメント(11) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2011年12月06日 イイね!

台湾高速鐵道の商務車で台中へ [台湾一周・鉄道文化を訪ねる旅 報告 No.3]

※バックナンバーはこちらから。

#通貨について:この旅行記では、ニュー台湾ドル(新台幣)を“元”、日本円を“円”と表記しています。なおこの旅の段階での為替は1元≒2.6円を目安にしてください。



● 台湾高速鐵道に乗車


台湾1日目は、ほとんど日本からのフライトだけで終わってしまったので、台湾の旅は実質的に今日2日目からがスタートである。



今日の予定としては、台湾高速鉄道(略称:高鐵/通称:台湾新幹線)への乗車と、台湾西中部の街・彰化訪問を予定している。


まずは1997年に開業したばかりのMRT(地下鉄)に乗車。



まあ1駅だけなので、歩いても構わなかったのだが、今回の旅で台北MRTに乗る機会がもうないかも知れないので、ここで乗車しておくことにした次第。

ちなみにこのMRTの車両は、川崎重工製のほか、川重の米子会社で製造されたもの、台湾でノックダウン生産されたもの、と3種類の製造元で作られた車両が混在している。


そしていよいよ台湾高速鉄道。

台湾高速鉄道について簡単に言うと、台湾の首都(建前上は中華民国の臨時首都)である台北から、貿易港として栄えた南部の中心都市・高雄までを、台湾の東海岸を走って結ぶ路線である2007年1月に開業した。

路線図(パブリックドメインの画像)


なお在来線を運行する台湾鉄路管理局(国の機関で国鉄に相当)とは別の民間会社が運営する形になっている。ただ別会社ゆえの不便も存在しているのだが…

なおこの高鐵は、当初は欧州方式(施設・車両・システムなど)で建設が進められていたが、ICEの事故や、地震の多い土地柄を考慮し、途中で日本方式(新幹線に準じたもの)へ変更を行っている。
しかし既に工事が進んでいたこともあり、電気や制御施設など一部で欧州方式を残しつつも、早期地震検知警報装置や車両(700T型)などは日本方式、と少々複雑になってしまっている部分がある。
そのため、新幹線700系をベースとした700T系も、欧州基準での安全基準も満たす必要があり、川崎重工の担当者がその設計に苦労したという話をどこかで読んだこともある。


前置きが長くなってしまったが、先ずは切符を購入。


窓口でも帰るのだが、タッチパネル式の自動販売機での購入も可能。ただ何故かクレジットカードは使えず。

なお高鐵の自動改札機はフランス製で、切符の裏表を確かめて入れる必要があるなど、微妙に不便。この辺りにも欧州仕様の名残が感じられる。
ちなみに高鐵の切符は領収書も兼ねており、下車駅の自動改札機に通した後も、そのまま切符が出てくるので、受け取って持ち帰ればいい。
(なお在来線の切符も領収書として使用可能なのだが、別途手続きが必要となる。詳細は後述。)


まず今日の第一の目的地は彰化なのだが、まだ高鐵の彰化駅は開業しておらず、現段階では台中で在来線に乗り換えとなる。

またその後、台中から左営までの区間にも乗車する予定なので、最初の台北-台中間は商務車(ビジネスクラス・日本で言うグリーン車)、そして後の台中-左営間で普通車(対号座・日本で言う指定席)を利用することにした。

ちなみに台北-台中間の運賃は商務車1000元、普通車700元、自由座(自由席)675元となっている。
日本のような、乗車券+特急券+グリーン券の様な多層立ての運賃ではなく、乗車クラス毎に乗車区間別の運賃が決まっているシンプルな明瞭会計である。(在来線の運賃については後述するが、こちらも明瞭会計。)


そして改札を通り、地下ホームへと進む。


なお台北駅は完全地下化されており、島式ホーム4面8線(他に通過線もあり)で、高鐵と在来線が2面2線ずつ使用している。
改札などは別だが、あくまで同じ空間にホームが存在しているので、日本で例えるなら関西空港駅(南海とJRが同じ空間に1面2線ずつ使用しているが、改札は別。)に近い印象だろうか。


ちなみに台北9:30発→台中10:19着の通過駅ありの速達タイプ(日本で言う「ひかり」)もあったのだが、駅ホームなどゆっくり観察してみたいので、敢えて台北9:36発→台中10:35着の各駅停車タイプ(日本で言う「こだま」)をチョイス。(ちなみに運賃に差異はない)

まあ折角の商務車なので、少しでも乗車時間が長い方が得に思える…というのも理由の一つである。(まあ日本のグリーン車と比べると、随分安い価格ではあるのだが)



● 台湾高速鐵道の車内


…と、いうことで少し時間もあるので、先頭まで歩いていって写真撮影。


先ほども少し触れた700T型と呼ばれる、日本の700系新幹線をベースに作られた車両で、日本製である。


そしていよいよ乗車。



700系と似ている…と思いきや、細かい違いもあって、まずいきなり自動ドアではなくボタン式。


しかしボタンは大きく、荷物を持っていても押しやすいだろう。デッキで電話するときなど、パタパタドアが開いてしまわず、なかなか合理的かも知れない。


そして商務車車内。


「あれっ!?」と思った方は大正解。上の写真は日本の700系新幹線グリーン車のもの。


改めて本物の700T型の商務車車内。


こうやって比べてみると、ホントにソックリ。

ただ日本のグリーン車のように電球色で高級感を醸すようなことは行われておらず、どちらかというとレールスター系の指定席に近い印象を受ける。


座席


座席のコンセント


オーディオコントロール(イヤホンは標準装備せず。日本語チャンネルあり。)


座席に座って…


なお車内誌は2種類用意されている。

1冊は普通車と共通の「T Life」というもので、車内や駅の案内の他は、少しの読み物と、沢山の広告という構成。巻末の車内販売品一覧にのみ日本語が併記されている。

もう1冊は商務車だけのサービスで「T PLUS」というもの。写真を多用した読み物が中心。また巻末に商務車特有のサービス案内(オーディオチャンネルガイドなど)が記載される。
なおこの号の特集は「氷火共舞的國度-氷島傳奇」「極地裡的極端美麗-格陵蘭」…要するに「アイスランド」と「グリーンランド」の特集。
ちょうど数ヶ月前に旅してきたばかりの地なので、漢字から意味を推測しつつ、自分の思い出とも重ねて楽しく眺めていた。


また車内案内は日本のものにソックリ(但しこちらは12両と編成が短いので、1パターンで全車内を網羅)




少し車内を歩いてみると…

荷物置き場


700系と同様、デッキに自販機


電話室は存在するが、電話そのものは未換装




そしてトイレ



上が“台湾新幹線”で、下が日本の700系のものだが、基本的な広さなどは変わらないものの、台湾の方がゴチャゴチャして狭い印象。
特に手洗いの流しが大きく、日本のように「個室内には最小限、別途洗面台があります」方式ではなく、個室内で全て完結するような印象。
但しこの流しの大きさからくる圧迫感は、思った以上に狭苦しく感じられる。


まあ車内探検と言っても、昔の「グランドひかり」のように盛りだくさんなわけでもないので、早々に切り上げて商務車で寛ぐことに。



ワゴンサービスが来て、オシボリを手渡し、「★$#カフィ%☆・+*●▽…」と商務車ならではのドリンクサービス。

但し中国語は解しないので、唯一理解できた「カフィ」を注文。


「焼き菓子」と日本語の書かれたクッキーと、オブラートにくるまれた栃餅のような茶菓子が付いてくる。

「焼き菓子」とは書かれていても日本製や和風というわけではなく、日本製品でお洒落のつもりかパッケージにフランス語を書いてあるようなものと同じようなパターンなのだろう。
台湾ではこのパターンの製品が非常に多く、日本語に高級感あるいは憧れのようなものを感じているのかも知れない。

但し書かれている日本語は漢字が繁体字であったり、仮名も意味不明だったりと、日本語のクオリティは必ずしも高くない印象。
(フランス人は日本にあふれる微妙に間違ったフランス語を見て苦笑しているのだろうか…)

またオシボリは大型・厚手で、使い勝手がよく有り難い。


そして車窓を楽しみながら、食べ終わると、ちょうどゴミ袋をもったおばさんがゴミ回収に来たので、空き容器などを引き取って貰う。

これは台湾の鉄道に共通して言えることなのだが、ワゴンサービスよりも、ゴミ袋をもったクリーンクルー(近鉄ではこう呼んでいたはず)のほうが車内を巡回する回数が多い。車販が乗っていない列車でも、クリーンクルーだけは乗車しているほどである。


で、机の上がスッキリしたところに、別のワゴンスタッフが通りかかり、ドリンクと茶菓子のお代わりをくれた。(あるいは途中駅から乗ったと勘違いし、普通に配っただけかも知れないが)


また中国語で「★$#カフィ%☆・+*●▽…」と聞かれたので、若い女性だったので「英語が通じるかな」と思い、英語で「どんな飲物があるの?」と聞いてみると、「カフィ おチャ みずー りんご・じゅす」と日本語の単語を並べて返してくれたので、りんごジュースをチョイス。

…とは言え、流石にもう一回食べるのもしんどいので、全てお持ち帰り。
飲物は彰化市内での水分補給に、オシボリは汗拭きに、お菓子は明後日の朝食となった。


そして約1時間の乗車時間で台中駅へ到着。


台湾ではホームのことを「月台」と言うのだが、日本では2面4線の4線をそれぞれ「1番線」「2番線」…と呼ぶのに対し、台湾では2面をそれぞれ「第一月台」「第二月台」と呼び、それぞれに「番線」に相当するものを「A」「B」と割り当て「第一月台A」と言った具合に表記する。
ここ高鐵の台中駅ではこれを「1A」「1B」と表記している。また行き先を「台北方面」「高雄方面」とは呼ばす、「北上」「南下」と表記しており、スッキリしていて解りやすい。


少し脱線してしまったが、ここの駅では在来線へと乗り換えるので、先ずは改札階へと降りる。


何とも日本的な広告が目に付く。やはり日本的なものがウケているのであろう。



● 在来線で彰化へ


こうして高鐵乗車体験を終え、台湾鉄路管理局(台鐵)の在来線へ乗り換え。一旦改札を出て歩く。



ここでまたややこしい話なのだが、ここ高鐵「台中駅」は、台鐵「台中駅」とは別の場所に存在しており、日本であれば新幹線が「新台中駅」と名乗っているであろう状態。

しかしながら、ここ台湾では別会社の運営ということもあってか、全く違う別々の場所に「台中駅」が存在している。
これは台中に限った話ではなく、嘉義駅や、昨日到着した空港最寄りの桃園駅、そして現在の南側の終点である左営駅にも同じ事が言えて、注意が必要である。

一方で台北駅や板橋駅には台鐵も高鐵も同じ場所に同名の駅が存在していて話がややこしい。

で、更に話をややこしくしているのが、高鐵「台中駅」や高鐵「左営駅」には、隣接する場所を走る台鐵の在来線に新たに駅が設けられ(日本で言うところの新八代駅のような感じ)ているのだが、その駅名が高鐵「台中駅」に台鐵「新烏日駅」、高鐵「左営駅」には台鐵「新左営駅」と名前が異なっていることである。

整理してみると、こんな感じ。
 ・台鐵「台中駅」≠高鐵「台中駅」=台鐵「新烏日」駅≠台鐵「烏日駅」
 ・台鐵「左営駅」≠高鐵「左営駅」=台鐵「新左営駅」
 ・台鐵「台北駅」=高鐵「台北駅」


なので、今回は高鐵「台中駅」で下車して、台鐵「新烏日駅」から在来線に乗り継ぐことになる。

駅名は別々でも、両駅は通路で繋がっており、日差しや雨に晒されることなく乗り換え可能。


そして到着した台鐵の新烏日駅。


但し高鐵側とは一変して、台鐵本舗という微妙に鉄分の濃い売店があるだけで、広い構内はガランとしている。


先ずは切符を購入。自販機で買えるのだが、高鐵とは違いコイン専用なので注意が必要。


ここで台鐵の運賃についてだが、日本なら普通運賃に加え急行なり特急なりの料金が加算されるという方式だが、こちらは列車種別と距離で料金が算出されることになる。

例えば台北-高雄間を例にすると、以下のようにそれぞれの種別毎に料金が設定されている。
・「自強号」(特急相当)845元
・「莒光号」(急行相当)651元
・「復興号」「区間車」「区間快車」(準急・普通・快速相当)544元
・「普快車」(本当の意味での鈍行、絶滅寸前)395元 ※参考(台北-高雄間に運行無し)

なので、列車を乗り継ぐ場合はそれぞれの列車毎に切符を購入することになる。

但し台湾には「遠距離逓減制」という制度はないので、例えば全て同じ種別の列車を利用するという条件であれば、台北-高雄直通でも、台北-台中と台中-高雄と2つの列車を乗り継いでも料金は変わらない、ということになる。
(但し端数処理の関係で、もしかすると多少の差額が生じる可能性もあるのかも知れないが、特に具体例を探したり、検証したりはしていない。)


で、今回利用する台中-彰化間は僅か9.6kmなので、区間車を利用することにして、区間車の切符を購入している。ちなみに料金は15元。日本円で考えると…信じられない安さである。

但し特急相当の自強号を利用しても、日本のように高額な特急券は必要とせず、実際に乗車する距離に応じた料金が設定されているので、新烏日-彰化間なら自強号でもわずか23元である。(日本円なら20円強なので、ケチケチする必要も無かったのか…)

ちなみに最も安いグレードである普快車はこの区間はこの区間では運転されておらず、検討の対象にならない。
…というか、この「普快車」というのは特殊な列車で、滅多とお目に掛かることはないので、普通に利用する上では「無いもの」と考えておいたほうが良い。(但し今回の旅では、5日目に登場するのだが)


そしてチケットを購入して、出発案内をふと眺めると「往 彰化 10:41 晩3分」という文字が目に飛び込んできた。
「晩3分」は3分遅れと言うことだろうと判断し、余裕を持ってホームへと降りる。



すると目の前を列車が出発して行くではないか。


「おいおい3分遅れじゃなかったのかよ!!」と思ったのだが…

これは旅をしていて気付いたことなのだが、どうやら「晩○分」というのは「○分遅れで到着する」という意味で、当然駅への到着時間は○分遅れるのだが、もともと各駅での停車時間が十分に取られていることもあり、数分程度の遅れなら、1駅停車すればあっという間に回復してしまうのである。
なので「晩○分」とは表示されていても、出発時間はほぼ定時だと考えておいたほうが良いだろう。


まあそれ以前にこの列車は特急相当の自強号。今回は区間車の切符を購入しているので、もともと乗車対象外の列車。

ちなみにこの車両はイタリア製のEMU300系という電車。自強号と一言で言っても、電車から客車、ディーゼルカーまで様々な車両で運行されていて、見ているだけでも飽きない。また車両の製造国も、日本・イタリア・インド・南アフリカ・米国・韓国…とバラエティに富んでいて興味深いところ。


次の列車は18分後の10:59発なので、何も焦ることはなく、のんびりと列車を待つ…と言いたいところなのだが、とにかく暑い。それもその筈で…



少し涼しそうな場所を求めて、橋上駅舎の下にある日陰へ避難。


ちなみに奥に見えている、立体駐車場風の建物が高鐵の台中駅。距離感がおわかり頂けるだろうか。


日陰に入ると随分と涼しく感じるが…それでもまだこの気温。いやもう11月なのだが…



日陰のベンチに座って対向の列車ウォッチング。
ちなみに台湾では、道路は右側通行なのに対し、鉄道は日本統治時代からの流れなのか左側通行になっており、列車の来る方向が直感的にわかるので有り難い。

まずDR1000型(?)ディーゼルカーによる区間車。中華民国100周年ラッピング仕様。


但し通勤仕様のDR1000型なのか、優等列車仕様のDR3100型の間合いなのか、はたまた格下げ車なのか…私には同定が難しいので、型式の断定はご勘弁。


次にやって来たのは、特急相当の「自強号」。今度は米国GE社製のE200型(?)機関車に牽引された客車列車。



そんなこんなの新烏日駅での待ち時間も終わり、区間車に乗車してしまえば、所要13分で目的地の彰化へ到着。


ちなみにこの区間車の車両は韓国・大宇製のEMU500型電車。

90年代半ばの車両ながら、角の取れたデザインで、意外にレトロな感じを受ける。
車内も質素で、ロングシートのモケットがビニールだったりと、どうも高級感は無い。まあ実用的な通勤車といったところだろうか。


まず改札口付近を見渡して、スタンプを探すが見あたらず。

先ほども少し書いたのだが、台湾の切符は「領収書」を兼ねるため、下車時に改札近く(日本で言うと精算所のあたり)にある「証明章」と呼ばれる消印を押印したうえで集札係員に提示すれば、そのまま切符を持ち帰ることが出来る。

しかしここの駅では、その証明章が見あたらないので、集札係員に「スタンププリーズ!」と言うと、持っていたスタンプを押してくれ、そのまま改札外へ。
要は主要駅以外では、集札係員がスタンプを持っていることが多く、改札付近に客用のスタンプが見あたらなければ申し出れば良いのである。

ちなみに係員は、持ち帰らず集札された切符にも、一枚一枚に消印を押した上で集札箱に入れているようである。


参考:「証明章」押印コーナー(後日、別の駅で撮影)


参考:「証明章」(下)を押印した切符(後日使用した切符。上は改札印)



こうして鉄分タップリの移動を終え、彰化に到着。

まず彰化駅内には駅の歴史写真が掲示されているなど、台湾には「鉄道趣味」が定着しているのだな、と感じる。


ここ彰化を訪問地に選んだ理由も、実は“鉄な”理由に他ならないのだが…


彰化駅内の様子(後刻撮影)


彰化駅舎



しかしちょうど昼前の時間で、直接目的地に向かっても、すぐに昼休みに入ってしまうので、先に彰化市内を散策してから目的地へ向かうことにしたい。



<つづく>
Posted at 2011/12/06 03:35:57 | コメント(6) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2011年12月04日 イイね!

東グリーンランド・アンマサリクで氷の海をクルージング [アイスランド&グリーンランドの旅報告No.11]

「アイスランド&グリーンランド旅の報告」のバックナンバーはこちら




● 海から見るアンマサリクの街


グリーンランド2日目の朝を東グリーンランドのアンマサリクで迎える。


白夜で1日中明るいとは言え、時間帯によって日差しが変わってくるので、風景はそれぞれの時間によって異なる表情を見せてくれ、飽きることがない。


旅行記のペースがあまりにスローと言うこともあり、実感がないかも知れないが、実はまだ4日目である。
(ちなみに全行程は17日。さてさて何時になったらレポートが完結するのやら…この調子だと、2013年初夏。いやいやもっともっとペースアップしなければ…)


シンプルな朝食を終え、今日もまたフランス人夫妻と一緒に行動。

先ずは昨日から申し込んでいた、「氷の海のクルージング」に出発。

ホテルから送迎車で港へと運ばれるのだが、待っていたのは小さな小船。


確かに3人のクルージングには十分と言えば十分なのだが、氷の海へ漕ぎ出すにはやや小さすぎる気もしなくはない。


乗客3名と、船頭1名の合計4人で出発。


ちなみに写真右手に見えている船もホテルの所有で、盛夏時期に行われるロング(と言っても日帰り)クルージングツアーに使われるのだとか。
しかしこれでも入江を出て氷の海を航行するには小さすぎる気がしてならない。


港近くにある燃料タンクを眺めつつ…



先ずはアンマサリクの集落に面する入江(フィヨルド)を航行。


もう見飽きた“トンガリ山”かも知れないが、もうしばらく辛抱してお付き合いを…

幸いなことに、海は至って静かで、穏やかな航海になりそうである。


入江の中にも氷塊がプカプカ浮いており、澄んだ海水の下に巨体を隠していることが解る。



「氷山の一角」とは、まさにこの事なのだろう。


そしてアンマサリクの港を振り返って。



そして陸からでは目につきにくいのだが、町外れに廃棄物置き場があることがわかる。


有害なものは別にして、場所が場所だけに運び出しての処理が難しいのだろう。
でもまあここは一応デンマーク領なので、そこまで杜撰な処理はしていないだろうと思われるが。


そして新市街方面を望む。



更に遠ざかり、アンマサリクの街の全体が見渡せる。


比較的穏やかな斜面に作られた見通しの良い街なので、海からでも、あるいは昨日のように丘からでも街の全容が見渡せる。


糠平湖にありそうな「きのこ氷」を発見。


フランス人夫妻や船頭さんに「日本では、ああいう形の氷を『きのこ氷』と言っている」と話すと、「巧いネーミングだ!」とやたら感心された。


そして入江の出口に当たる灯台を眺めて外洋へと漕ぎ出す。




● 氷の海をクルージング


一歩外洋に出ると、氷塊の大きさが桁違いに大きくなってくる。



しかも乗っている船が完全な小船なので、そのスケール感も際だってくる。




しかし外洋に出ると、流石に風も冷たい。…というか、体感的には冬のオホーツクと大差ないほどに寒い。

そこで体を温めることに(笑


No.2でも登場した「Brennivin」というアイスランドの地酒。ジャガイモの蒸留酒にハーブで味付けしたもので、北欧で言う「アクアビット」のようなものである。

氷の海で一杯…至福の時間である。


そうしているうちに、島と見間違いそうな立派な氷河に接近してゆく。



正直「コレは氷河なのか?それとも島なのか?」と思ってしまうほどである。


離島だと言われたら、信じてしまうだろう。



エンジンを止め、しばらく休憩。
静かな氷の海の上で、一杯飲みながら寛ぐ日本人と、写真を撮りまくるフランス人…


こうして至福の時を過ごして、船は港へと戻っていく。


往きと違い、帰りは結構な速度で航行。スリル満点…というか寒い。


そして再びアンマサリクの港へと入港。




出発の時は、船に乗り込むことだけで周りが見えていなかったのだが、今度はゆっくりと港を観察。

桟橋


桟橋に給油ノズルが



こうして2時間ほどのクルージングは終了。船頭さんともお別れである。




● 港をぶらぶらと


港からホテルへは、送迎車が向かいに来るとの事なのだが、まだ到着していないようなので、しばらく港をぶらぶら歩く。



ここアンマサリクは、こぢんまりした田舎町に思えるが、歴とした東グリーンランドの中心都市。
ここの港も物流の重要な拠点になっているようで、立派なコンテナなどが多く積み上げられている。



しかし一方で、ふと足下に目をやると、おそらく地元で捕獲されたものであろうサーモン(あるいは海獣の肉かも知れない)が豪快にビニール袋に入れられて置かれているなど、田舎町的な風情も感じられる。


ちなみに、後刻このように豪快にビニールに入れられた獲物が、スーパーの前で露店販売(地元の人が勝手に売っている感じ)されているところを見ることになる。


しかし送迎は一向に来ず。流石に体も冷えているので、ホテルでちょっと休みたいのだが。



そうしていると、1台の車が小船を牽引して走ってくる。


ドライバーはと言うと…昨日、市内をドライブで案内してくれたガイドさん。どうやら今日はガイドとしてはオフで、自分の生業に精を出しているようだ。


そのまま船を海におろす様子を見学。地元の人が協力し合っての作業である。



おそらく冬場に陸に揚げていた船を海へおろしているのだろう。


その後、ガイドさんに「何をしているのだ?」と訪ねられたので、「送迎を待っている」と告げると、ホテルに連絡を入れた上で「じゃあ私が送りましょう。乗ってください。」ということになった。

こうしてやっとホテルに戻り、温かい部屋で暖を取ることが出来た。




<つづく>


撮影機材
・SONY α200 + SONY CarlZeiss T* Vario-Sonnar 3.5-4.5/16-80(24-120)[SAL1680Z] and SIGMA 10-20(15-30)mm F4-5.6 EX DC and TAMRON SP AF 18-250mm Di II LD Aspherical [IF] Macro [Model A18]
・SONY CyberShot DSC-TX5 (CarlZeiss T* Vario-Tessar 3.5-4.6/4.43-17.7(25-100))
・MINOLTA αsweet II + MINOLTA AF 24-105mm F3.5-4.5 + FUJICHROME PROVIA 100F or VELVIA 100F



※なおグリーンランドに関しては、日本語で書かれた資料も少なく、今回の旅行記の執筆にあたっても、断片的な情報から判断していたり、また資料や現地で見聞きした英語を私の拙い英語力で解釈しているものが多くあります。
当然のように正確さを欠いていたり、間違いもあることが予想されます。

地名などのカタカナ表記はWikipedia等を参照しておりますが、日本語での統一的な記載が定まっていないうえ、私自身がデンマーク語やカラーリット語が読めるわけでもなく、正確さを欠いている可能性があります。

また文中で“旧市街”“新市街”“流氷の見える丘”といった日本語の呼称を用いていますが、当然現地にこのような日本語訳が存在している訳はなく、私の理解に基づいて、あくまで便宜的に名付けたものにすぎません。

以上、ご了解のうえ、あくまで“無責任な素人の日記”としてお読みください。
間違ってもこのいい加減な旅行記を根拠にした論などなさらないようにお願いいたします。
また何か間違いがあっても当方では一切責任を持ちません。(ご指摘やご教授は歓迎いたします)
Posted at 2011/12/04 21:08:31 | コメント(10) | トラックバック(0) | 旅のまとめ(2011年) | 日記
2011年12月03日 イイね!

川北温泉 北海道標津町 [お出かけ回想No.10]

#このシリーズは以前のお出かけを回想するものです。


今回は道東は標津町にある秘湯。


標津町から根北峠(斜里)方面へ走り…

国道からダートへと入り(冬場は通行止めか?)


更に数キロこんな道を走ると



こんな小屋に到着。


ここが川北温泉の脱衣場。


ここ川北温泉は、かつて温泉宿が存在したのだが、廃業。
その後、野ざらしになったかつての浴室跡が、知り人ぞ知る秘湯になったという次第。

近年、有志により脱衣所や案内板などがしっかり整備されてはいるものの、野湯には違いないので無料。
快適に利用できる半面、少し有名になってきたりもして、やや複雑な心境。


そういう経緯もあり、野湯にもかかわらず、そこはかとなく内風呂風。

男湯


女湯


何で女湯の写真があるかというと…ここの温泉は男女で源泉が違うという噂があり、夫婦で来ていた人の発案で「ちょっと入れ替わってみましょう」という事になったため。まあその程度の利用者しか居ないとも…

また見ての通り、塀でしっかり仕切られていて、脱衣場もしっかりしているので、女性の方も利用しやすいかと。


ざっくりとした成分表示


ちょっと熱めの湯だが、埋める水(沢の水かな?)もあるので、好みの温度に調整して入浴可能。


なお、念のため申し上げておくと、旧標津線の川北駅から歩くことなどまず不可能な距離なので誤解無いよう…

ちなみに最寄り駅は根室標津駅になるのだろうが、北海道ペースで車を走らせて小一時間掛かるので、到底最寄り駅とは言えないかと。


でも、近くには未成線である根北線の名所「越川橋梁」があり…


いや…近いと言っても、北海道レベルでの「近い」なので、間違っても歩いての訪問など無理なので、念のため。
Posted at 2011/12/03 23:10:21 | コメント(6) | トラックバック(0) | お出かけ回想 | 日記

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何シテル?   05/24 16:23
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