ミラクルヤンのブログ一覧

前回のつづき

職業訓練校…
印象としては、スキルの無い人を訓練し、社会で通用するレベルに仕上げるってイメージがある、私も実際にあまり実情は知らなかったが、もし習えるならＣＡＤでも習って、そのスキルで就職をと考えたりした。
今考えるとかなり考えが甘い事に後に気が付くのだが。

もう一つ、訓練校を思いついた理由があった。
これは義妹から聞いていた話だが、仮に失業保険が３ヶ月間だとする、その給付金の受け取っている間に、職業訓練校に通うと、その通っている期間、給付金が延長されると言う、非常に美味しい制度があるのだ。
つまり１年通えば１年間給付金がもらえるわけになる。
（これも、後に相当考えが甘いと後に気付く事になる。）

目論見はこんな感じだ、勿論訓練校でスキルアップを図り、それを武器に就職先を探す、その間にも勿論条件が合えば、すぐにでも就職をする。
私は５年弱しか前職に居なかったので、９０日しか給付金が出ないのだ。
（後にこれも誤算があった）
この二面作戦で行くしかないと考えたのだった。


二月に解雇の話が来たが、丁度妻の母が大手術をした直後と言うこともあり、妻は看病に行く事が多く、私は子守に追われていた。

少し落ち着いて３月からハローワークに求人情報の検索に行く、だが私は真っ先に職業訓練の案内の窓口に向かった。
すると相談窓口の若いお姉さんが、「求職カードは有りますか？」
て聞いたので、無いと答えると、最初に作らないといけないらしい。
最初の窓口は激混みだ。でもお姉さんは親切に、この受付窓口で書いてくださいと言ってくれて、おかげで並ばずにすぐにカード作成できた。

早速訓練校の概要を聞いてみる事にした。

すると多岐多様にわたって色々な訓練や訓練校がある事がわかった。
２ヶ月の付け焼刃的な訓練から、２年間もの訓練までさまざまだ。
取り合えず、私はＣＡＤと思っていたのだが、それ以外にも勉強してみたいものが結構あるではないかと感じた。
しかし、ここで大変な落とし穴が待っていたのだった！
その落とし穴の話は次回に詳しく書こうと思う。


そして正式に３月中旬に退職が決まった。
部長は有給は気にするな、しばらく籍は置いておくと言ってくれたのだが、結局１ヶ月しか籍は置いてくれず、しかも殆どは自分の有給残数で、自宅待機で出勤扱いを考慮してくれた日数は二日間だった。
その事を電話で指摘したら、そうだったかと、すっとぼけていた。
以前の昇給交渉でもそうだったが、いつもこの部長には裏切られると思った。
そして在職最終日に部長から電話があった。
最後ぐらいねぎらいの言葉だろう思って、私も今までのお世話になった御礼を言おうと電話に出た。

すると部長から開口一番
「会社の備品のホッチキスを持って帰るな、ちゃんと返しとけよ！それだけ。」
ｶﾞﾁｬ！　ﾂｰﾂｰ

私の中で何か吹っ切れたような気がした。

妻曰く、「そんなせこい会社辞めれてよかったやん」と、あきれていた…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

前回のつづき

さて、しばらくは会社に籍は置いておくと言われたものの、事実上無職になったようなものであった。
最初の２週間は少し呆けていた。と言うよりも、少し気分が落ち着くまでゲームに没頭して、今までの精神疲労の回復を図っていた。

その間に自己分析をする事にした。

自分のスペックってどうなんだろう？
自問自答してみたが、それ程すごい人間では全然無いって事に改めて気が付く。

研磨の旋盤１０年、覚えた汎用旋盤から特殊旋盤まで十種類、機械関係の会社では、製品組み立てと開発の補助、出荷前の製品テストの返品された機械の修理。
そして、品質管理に工業モーターのテストに修理、分析等…

こうして考えると、製造業以外はつぶしが効かない。
昨今は製造業が特に大打撃を被っている。

現状を冷静に分析するが、私程度のスキルでは全く再就職は限りなく０％の様に思えた。

打開策？
また、自問自答になる。

大型二種免許取得…
近所の教習所でやっている、親友の弟さんも、嫁のお友達の旦那も路線バスをやっている。
でも、求人は？給与は？免許取得にかかる４０万円の費用は？
とりあえず保留する。

そして、こんな時にはと、前から考えていた秘策が私にはあった。
しかし、その秘策についてはあまり実情は知らない事が多いので、
この作戦も良いのか悩む所だった。
その秘策とはこんな感じだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

関西ローカルのＴＶ局ですが、大阪兵庫では知らない人はいません。

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しかし、上○正樹に似てる～（笑）

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ちょっと調べてびっくり！

このシリーズって、まだリメイクでやってたんだ？
(　　)━(ﾟ 　)━(Дﾟ )━(ﾟДﾟ)━━ !!!!!

前回の続き

少し話が脱線するが、最近思ったことがある。

９０年代ぐらいからなのかどうかは専門家ではないのでわからないが、日本の企業でも実力主義と言う性質の悪いシステムが流行りだしたと思う。

私が１９９６年初頭に初めて転職した時、その会社が最近実力主義と言うシステムを取り入れたばかりだった。

その時の部長の説明曰く、頑張った分だけ評価される素晴らしいシステムだと言っていた。
だが、その会社に前から在職していた先輩たちに聞くと、そのシステム導入で給料の上がったって人は居なかった様だ。
大体、製造業に評価主義なんて導入する事に無理があると私でも直感で感じたぐらいだから。
営業なら個人の売り上げなど数値化しやすいが、製造業ではかなり無理があった。（これは自分の体験に基づく）

あくまで独断と偏見で言うのだが、図式はこんな形と思う。

コンサルティング会社が、企業のオーナーに「実力主義と言う形を取れば、社員の給料、昇給を押さえ込む事が出来ますよ。
そうすれば、社員に還元する利益を減らせて、企業側の取り分が増やせます。」
きっと、そんな話に飛びついた企業も多かったと思う。

結果、社員の給料は何年も上がらず、将来の展望が読めない。
定期昇給が見込めなく、生活にゆとりが無い、買いたい物も満足に買えない。

結果、内需拡大が縮小して、そのつけが企業の売り上げと言う形に帰ってきて、力の無い中小企業は昨今倒産が激増した。
結局、企業側も自分の首を絞める行為に走ったのかもしれない。

儲けたのはコンサルティング会社、大手企業のエリート達だけだったのかもしれない。

公務員は叩かれているが、昇給率は違うかもしれないが、ほんの２０年ぐらい前までは、どんな会社もある程度、年功序列で、例え能力が低くて実力が無くても、欠勤さえしていなければ、ある程度の高給取りになっていた。
その辺りは、当時の公務員と同じシステムだったと思っている。

私の最初の会社が年功序列式で、明らかに私から見ても全く仕事が出来ず、単純作業がやっと言う年配の先輩でも、割と良い給料を貰っていたのを記憶している

二十歳の頃、最初の会社で初めての昇給で４６００円上がった。少ないと思ったが、３７歳の先輩が１３０００円昇給していた。
大体その年齢ぐらいが平均昇給で、４０歳代５０歳代の先輩はもっと昇給していた。
私も１７年後にはあのぐらいは昇給するのだと期待したものだが、今となっては(JITTERIN'JINN)「夏祭り」の曲の一説　「君がいた夏は. 遠い夢の中. 空に消えてった. 打ち上げ花火～♪」だ。
今もその会社は定期昇給、年功序列的な所がある、それでいて学校の延長の様な会社でとても楽しかった。今でも辞めた事を後悔している。
私の仕事人生は、そこからレールから外れだしたのかもしれない。

時々見かける↑のポスター、人生の成功者なんだろうな～と、少し嘲笑気味に見ながら、今後の人生の作戦を考える日々が始まった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく