
本日、F30 328iに試乗してきました。
自車が4気筒モデルということもあり、また直噴エンジン搭載前のツーリングとの比較ですから、すべてがプラス評価になってしまいますね。
今回の試乗モデルは328i SPORT Lineです。

コースはいつものコースではなく、ショールーム(SR)~R246~赤坂見附~外堀通り~迎賓館前~東宮御所~外苑東通り~慶応病院脇~外苑西通り~国立競技場~青山ベルコモンズ~R246~SRという周回コースでした。
特に今回のコースは比較的アップダウンとカーブがあるコースなので、試乗には持って来いの箇所でもあります。
また、注目度が高いモデルだけに、試乗を待つお客様もいらっしゃったので、本当にちょい乗りの試乗しかできませんでした。
ただし、たまたま、SRの開店前の時間つぶし目的で、迎賓館前にてデジタル一眼レフのテストを兼ねて、自車の撮影をしているとその脇を試乗コースの下見をしていたこのF30が走って行ったんです。
F30の後を迎賓館前あたりから追尾走行したので、比較してみますね。
街中の走行ではエンジンを回す必要がないくらいトルクフルなエンジンと8速ATの効果もあり、4気筒特有のエンジンサウンドが聞こえる状態のアクセル開度はほとんど必要ないと思います。
自車では交通の流れに乗った走行の時にエンジンサウンドを楽しむような運転もできますが、F30の場合は通常走行時の静粛性が高いこともあり、エンジンサウンドが頻繁に聞こえる状態の時には、大変なことになりそう…。
ちょうど東宮御所のあたりを底にアップヒルで緩い右カーブと少しきつい左カーブが連続する箇所があり、また、比較的舗装が荒れています。
自車で走行すると左カーブを抜けた辺りで、比較的ショックの大きいシフトダウンがあり、また舗装の荒れに対して、足回りが結構ドタバタした感じで、ボディ全体で揺れを吸収している感じがします。
F30の場合は同じ個所でシフトダウンするものの、8速ATのステップの小ささが功を奏する形になって、ショックがとても小さかったです。
また舗装の荒れに対しても自車よりも偏平率の高いタイヤと2インチも大きいホイールをはいているのにもかかわらず、明らかに自車よりもマイルド、足回りが受けた衝撃をフィルターに通してからボディに伝えている感じですね。そのため、全体的にフラットライドの印象が強く残る感じでした。
ただ、今回の試乗コースではなく、いつものコースには道路工事を繰り返してできた舗装面が非常に荒れたところがあるので、もう少し落ち着いたら、いつもの試乗コースでテストしたいと思います。
シルキー6の消滅を惜しむ声が多いようですが、F10系のようにシルキー6の消滅と同時に前後の(静的な)重量配分50:50という要素までも消滅してしまったことを考えれば、良しとしないと…。
(とはいうもののE91は6気筒モデルの325iでも50:50ではなかったんで、うちのはどうだっけ?)
フロント荷重が軽くなると、回頭性が上がる反面、加速+コーナー旋回状態の時のフロントの接地感の変化がステアリングにダイレクトに伝わることがあるので、個人的にはあまり好きではないです。
(動的な重量配分を考慮するなら少し前輪にかかる重量が多いほうがいいという考え方もあります。)
いつもの試乗コースなら、赤坂見附のオーバーパスのSカーブのところで試せるんですけど、先代のE90 320iが50:50だったんで、問題はないと思うのですが、、個人的にツーリングを狙っているだけにベースとなるセダンのポテンシャルが気になるところではあります。
F30 320系の情報
たまたまSRの隣の席に座っていた方がどうやらF30 320iの商談をしていたようで、セールス氏が328iとの装備内容の違いを説明していました。
その情報によるとF30 328iから落とされる標準装備品は大まかにですが
1.
アダプティブ・ヘッドライト(やっぱりね)
2.クルーズコントロール
3.ストレージ・パッケージ
4.TVチューナー
5.フロント・センター・コンソールリッド兼アームレストのスライド機能
のようです。
価格差ははっきりとは聞こえませんでしたが、100万~110万程度のようです。
Posted at 2012/02/11 20:08:00 | |
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