2012年11月06日
昨夜より通夜、葬儀と慌しい二日間が終り先ほど金沢に帰着しました。
4日のお昼前、仕事中に突然携帯電話のコール音が鳴り響き実家の母より祖母が亡くなったとの連絡がありました。
月曜日を忌引にて休む段取りをしてその日の仕事を終わらせ、定時から90分ほど過ぎてから職場を後にして一旦帰宅し、準備をしてから家族で実家へと向かいました。
深夜に実家にたどり着き、疲れた体を休ませるべく就寝して4日が終了しました。
翌5日は葬儀会場にて朝10時から祖母の体を清めてもらう湯灌の儀式があり、亡くなってから初めての祖母との対面となりました。
大正5年に生れ享年96歳、大往生にふさわしい苦しむことなく安らかな表情をした祖母の顔を目にした時に僕自身も安堵の気持ちになれました。
外孫ではありましたが、幼き頃より週末になると一人で電車に乗って祖父母の家によく遊びに行った一番のお婆ちゃん子だったとの思いが僕にはあり、孫としての祖母への思い入れは自信を持って一番だったと思っています。
葬儀が終り最後の花を手向ける際には涙が止まらず、ただただ40年以上にも及ぶ祖母との記憶が走馬灯のように思い起こされます。
そして、曾孫の中で唯一の男子高校生だった我が息子も一緒に手を取り最後に出棺出来たことはきっと祖母も喜んでくれると信じています。
通夜の際に二人いらっしゃった和尚様のうち、修行中の身だとおっしゃっていたお若い30歳ほどの和尚様が説教をされました。
その中で「親から子へ、子から孫へ、孫から次の世代へ。人は亡くなっても血液の中に永遠に流れ続けます」との言葉がありました。
ありがたい説教や感動を呼ぶ説教に久しく縁が無かった中、こんなにお若い和尚様から心打たれる言葉でした。
当たり前のことかもしれませんが、僕としてはとても感動する説教だったと思い記しておきます。
なお、何時までも感傷に浸っている訳にも行きませんので、このお話しはこれにて終了とさせていただきます。
お心のこもったごご弔慰をいただきました方々へはこの場にて御礼を申し上げさせていただきます。
明日より今までどおりの日常に戻りますので、今夜はこれにて失礼させていただきます。
Posted at 2012/11/06 20:51:42 | |
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