小さな命の終焉

先々週の金曜日に、小さな命が宿っている事が判明した。
病院の検査の結果エコー画像を見て９ｍｍ程の新しい生命。
その小さな命が脈を打っている。
来年６月頃の出産予定とのこと。
結婚して四年弱、突然の出来事に戸惑いと不安が交錯した。
その日以来ツワリが酷くなり微熱も続き、
体調を労りながらの生活だった。
新しく赤ちゃんの本を買い、徐々に新しい生命への実感を
持つようになり、将来の事も話すようになった。
だが、その幸せも長くは続かず・・・
火曜日に突然携帯が鳴り、出血してきたと・・・
すぐに病院に連れて行き診察へ。
取り敢えず薬を飲んで安静にということ。
しかし、出血は治まらずに金曜日に再度病院へ
聞きたくない結果になった
「切迫流産」
呆気ない幕切れだった・・・
その日に入院して、翌日の早朝に手術。
夕方には退院したものの、身体の傷、心の傷はいかほどに。
一週間という短い時間ではあったが、
夫婦として色々考えさせられた時間でもある。
男としては、身の回りのことは出来るが
こういうときなんて声をかけていいのやら
テレビやＣＭで、赤ちゃんのシーンが出てくると
嫌な空気を感じてしまう。
心の底から笑える家庭が早く戻ってくる事を願う。