and , he's still swingin' ...

進富座レディースディにつきまた観にいってきました。本日は「ビヨンド the シー ～夢見るように歌えば」伝説の歌手ボビー・ダーリンの人生を描いたものです。

ちょっとミュージカルっぽく、壮年期のボビーと子ども時代のボビーが一緒に物語を作っていくのですが、ラスト近くですうっと涙が…。あれー？この感覚はどこかで…と思ったら一昨年オスカー・ピーターソンのライブに行った時と同じなんだ。
寿命は15歳くらい、と医者に告知されてしまっても負けずにショウビズ界を疾走するボビーと、もはや自力で歩くことも適わず、車椅子なしではピアノの傍に行けないのにそれでも来日してピアノを聴かせてくれたオスカー・ピーターソン。共通するのは「音楽を愛している」ってことでしょう。趣味とか、仕事とか、そういうものも飛び越えて呼吸と同じくらいに生きるために音楽に関わっている、そういう人生に感動したのだと思います。泣いたと言っても哀しみからじゃなくって、温かい涙でした。

進富座では６日までの上映です。お時間あれば、ぜひ。