2006年10月04日
NEWS23「がんを生き抜く」
筑紫哲也があまり好きではないので平素このニュース番組は見ないのですが、昨日今日明日はこの特集のために見ています。
最近身内の人が乳がんになったのだけど…と相談を受けることがあったりします。まあねー少なからず誰でも動転はするわな。しかしあまりに病人扱いや可哀想な人扱いをされると正直「うるせえ」と思うんだよね。だから周りの人はそこらへんはよく考えて接してほしいなーと思います。要するにちゃんと空気読めればいいだけなんだけど。
それとねー別にがんは特別な病気じゃなく誰でも罹る可能性のある病気なんだよね。だから今目の前にいる患者は未来のあなたかもしれない。そこんところちょっとは考えようね。
で、早期発見で術後も一応普通に生活を送っている患者本人が心得ておくべきだと私個人が思っているのは以下のことです。よろしければご参考までに。
1.何事も溜めるな。あなたも周囲の人もエスパーじゃないんで、本当のところ腹の中で何を思っているかなんてちゃんと口に出さないと分からないわけですよ。だんまりのまま自分のこと分かって頂戴ってのは無理。だから嬉しいにしろムカつくにしろ、相手がいるのならちゃんと口に出した方がいい。
2.医師は万能ではない。
言ってしまえば当たり前ですが、医師が診ている患者はあなただけではありません。反対に、あなたの主治医だけがこの世の中の医師ではありません。それに医師だって人間である以上能力には限界がある。死神相手にポーカーしている、その手に配られるカードの一枚に過ぎません。だからってヘンに蔑ろにする必要もないけど。納得いかなければチェンジも可能ですよ。
3.自分の病気に責任を持て。
まあ2にもちょっと関連することなんだけど、何もかも医師や他人に丸投げするのはよくない。なんぼ医師が手を尽くしても患者本人の心構えがなければ意味ないし。動転するのは分かるがいつまでも思考停止でいるな。納得の行く治療をしたければ自分で考えて調べて行動すること。
4.ネガティブ思考も好きなだけやっとけ。
例え早期発見で8割大丈夫と言われてもじゃあ残り2割に入ったらどーするんだと時に悲観的に思うのは別段悪いことでもなくごくごく自然なことです。
それに早期であっても抗がん剤治療とかの副作用は辛い。二日酔いみたいに2、3日で治るもんじゃないからねー。おまけにそれは目に見えることじゃないから周囲の人の理解も得られず苦しいこともある。そういう時はばしばしネガティブ思考で突っ走ってみてもいいと思うん。「めんどくさい」「疲れた」「気分悪い」「お前も一回なってみやがれ」などなど。腹の中で思うのは自由だから、思う存分ドロドロになってみると後ですっきりします(w
5.ものは考え様使い様。
こう言っちゃなんですが、せっかく罹ったものは有効に活用した方がいい。損失ばかりが目に付くけど、患者同士とか医療関係の人とか、罹らなければ出会えなかった人や体験できなかったこと分からなかったこともあるはず。良きにつけ悪しきにつけ周りの人間の本性が分かったりもするし、気にいらない人との予定に「最近ちょっと体調思わしくなくって…」「気圧のせいかなー傷が痛くって」なーんて方便に使ったりもできます。人の体に寄生してんだから、家賃に満たないなりにも少々は役に立ってもらわないとね。
こんなくらいかな?全部ひっくるめて一言で言うなら「節度あるオレサマになれ」ってことか。そうは言っても壁には突き当たるし色々日々思ってることはあるんだけどねー。まあそれは明日以降ぼちぼち書いてきましょう。
さて今日で二連休終わり、明日から社会復帰です。あーめんどくさい。んでも行かねばならぬ。仕方がないのでそろそろ寝ます。おやすみーノシ
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(´-`).。oO(……) | 日記
Posted at
2006/10/05 00:56:41
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