「天使の梯子」

この週末に封切られた映画「天使の卵」の後のお話なんで、まあこのカテゴリでよかろうと。

ビデオ録画しといて映画観てから観ようかなーと思ってたんだけど、なんとなく初めから観てしまった。んでもラスト３０分のところで風呂入ってきたんでラストは知らない。

原作書いてる村山由佳は実は結構好きな作家で映画の原作は一応読んであります。でも私が主に読んでたのは「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズ（途中から読んでないけど）とか「野生の風」「青のフェルマータ」「翼」とかかな。なんだろうなーこの人の文章って独特の空気感と色彩があるんだよね。私は文章を読むと文字からの情報がビジュアルに変換されて頭に入ってくるんですが、この人の文章読むと特にその時の色彩が鮮やかで繊細になる。

だもんで映画は色んな意味で楽しみかな。「攻殻機動隊S.A.C.」の最終話で「私は私が見える世界を皆に観せる為の機械だ」って映画監督の言葉が引用されてたけど私が読んで私なりに色をつけていた世界を、他人はどんな色で表現するのだろうかと、こういう原作ものの映画を観る時はいつもそう思う。
一応今週観にいく予定ですが、ちょっと遠くに観に行くので（県内じゃやってないんだ）そうする価値がある仕上がりにはなってて欲しいな。まあ原作が好きと言ってもそんなに信者でもないんで、肩肘張らずに観てきます。