交渉人上映終了。

観にいったんじゃないのですけど、取りあえず映画の話なんでカテゴリは「今日の映画」です。

『交渉人　真下正義』自分が行く範囲の映画館での上映は今日で終了したようです。都合三回観にいきました。たぶんＤＶＤも買います。そうそう、シナリオブックも買わないとね。

あの映画で一番印象に残ったのは終盤になって真下が言った台詞です。観た方は覚えてますか？弾丸ライナーと真下の間にある「一線」をめぐる台詞なんですけど「ボクはギリギリで踏みとどまっているんだ。そっちの方が格好いいからね」ってやつ。
ものすごく当たり前なことなんだけど、本当にそうなんですよね。逮捕まで行かなくても、日常的に違法行為を行っている人って何考えているのか漏れにはサパーリ分かりませんよ、その神経が。
今はたまたま誰にも咎められずに来ているけど、もしも逮捕されたら？自分が、或いは自分の大事な人が自分のしているのと同じ行為で傷つけられたら？目の前の欲とか楽して過ごすことだけでその後のことなーんも考えてない。
もっとも本人はうまくやった俺様アタマイイ！って得意になってるのかもだけどさ、その後自分のしたことの責任を取らなければいけなくなった時が最高にかっこ悪いじゃないか。これをアタマが悪いと言わずしてなんと言うか。
そのくせ自分の人権は保護しろと言うのがちゃんちゃらおかしいんだよ。他人の人権を蔑ろにするからには自分の人権も同じ扱いされる覚悟くらいしておけと。


ＴＶシリーズの時は父親の地位を後ろ盾に振舞う、なんだかアレなヤツだった真下がここまで成長したか～としみじみしましたね。キャリアとして、上に上がることを目指してはいるけど、彼は現場の最前線で働く人たちのことを決して蔑ろになんかしない。むしろ敬意を払っている。室井さんとはまた違う、彼らしいやり方で警察を変えていくんじゃないだろうかと思うんですよね。

さて、次はいよいよ『容疑者室井慎次』ですね！あーどきどきするなぁ。