
私の同僚と元同僚は何人か集まって「うどんの会」なるものを時折開催しています。一昨年だったかなー彼女らは激しく讃岐うどんに凝って何度も香川に遠征して(某テレビ局の紀行番組にも出た)しまいには自宅でもうどんを打つようになっているのですよ。
そんなメンバーの中の二人と一緒に行ってまいりました「UDON」!同僚Hと元同僚Mちゃんはもちろんうどんのお店のチェックがしたい、私は「踊る大捜査線」の本広組の作品だしなー一回は観たいなと言うわけで、んじゃ一緒に観ようよと夕方に待ち合わせ。チケット買って席に座って、映画始まる前から二人の薀蓄が始まっております。実際色々行ってるからあの店はすごかったなーとか注文の仕方とか専門用語も色々レクチャーを受けた。
この映画の元になったのは彼女らもバイブルと崇めている麺通団の軌跡なんですが、さすがに本広組の映画だけあって、踊る大捜査線とメンバーかぶるかぶる。おまけにちょっとしたとこでリンクっぽいとこもあったりして相変わらずやなーと思ったり。ユースケも相変わらず騒がしいし、真奈美ちゃんは可愛いしうまい。
一番ずしんと来たのは「一つ(一杯?)65円のうどん」の下りだなー。この人たちが描くのはやっぱり「働く人」なんだよね。毎日毎日うどんを打つ、でもその作業ってその日その日の気候とか材料の具合とか読まないといけないから、同じ品質のうどんを作ろうとするのなら前の日と同じ作業ではだめなんだ。そうして作ったうどんを得意先に届けて、毎日毎日それを積み重ねて家族を養ってきたお父さんが一番シブく光ってたなー。それに比べて息子はヘナチョコでね(w
ここらは伊勢うどんの地だから、慣れ親しんだうどんってのは太くて柔らかいのだったんだよね。離乳食もぐだぐだに煮たうどんでさ。小学校くらいかなぁ父に手打ちのうどん食べに連れてってもらった時に初めてコシのあるツルツルのうどん食べてちょっとカルチャーショックだった。そっちも好きなんだけど、ぶよぶよの伊勢うどんもやっぱりおいしいよなー。伊勢うどんにソウルフードって程思い入れがあるかどうかはわかんないけど、それぞれの土地にこういう食べ物があるのっていいよねぇ。ネットで全国からお取り寄せも出来るけど、土地のものはやっぱそこに行って食べるのが一番なんだろう。
作中のうどんもさすがにどれもうまそうでした。製麺所で打ちたて茹でたてってすんごい贅沢だよなー。やっぱ生醤油卵ネギの釜たまだよねーあの黄身のテリが…(涎)たまらんねー食べたいねーと三人とも思ったさ。
途中冗長だなーと思える展開が二つばかりあって、本広組ゆえの上滑りっぽい風味が鼻につくような気もしますがまあ総合すると悪くない映画でした。私の評価は☆3つ半。
ちなみに「うどんの会」メンバーの二人の感想は
「もっとうどんを見せろ」でした。「あの店とあの店とあの店が出てないじゃない」「本当の讃岐のうどん屋巡りはあんなもんじゃないわよ!」だって。一体どんな過酷な巡礼してきたんだお前らって…。
映画終わった後でなんか食べるかーとフードコートに行ってすがきやでラーメンを食べました。ハンパなうどんは食べたくないけど麺のずるずる感は欲しかったんで。そこで同僚Hはラーメンとクリームぜんざいをオーダーしてましたよ…彼女曰くこれが「すがきやフルコース」なんだと。ちなみにクリームぜんざいはラーメンの後に食べるのではなく、交互に食って甘辛攻撃だそうです。試してみろ!と言われてぜんざいの後にスープを飲んでみた。うーむ確かに普通にラーメンだけ食ってるのとは味が変わるなぁ。さすがジャンクフードの女王様は違うぜ。
週末はカトキチの讃岐うどんにしようかな…(w
Posted at 2006/09/08 00:21:46 | |
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