2007年06月19日
今日は出張でした。伊賀にある、小さな農村の資料撮影。
時期は明治終わりから昭和30年代あたりかな。農業が生活の軸になってた時代の、空を眺めては稲のことに心を砕いていた、そんな村の生活の痕跡を辿っています。平素もそこらへんの時代の資料を読み込む日々なんで、関連した資料に出会うと嬉しいね。
地区の役員の方がなんやかやとお世話をしてくださるのです。休憩のお茶とかいつものお心遣いがしみじみするんだよね。お茶菓子がねー地元の特産の野菜使ったお菓子でこれがうまい。道の駅とかにあるんでオススメですよ、ぜひ。
仕事をしながら資料の内容で分からないこととかを教えてもらったりしてました。昭和も戦後ならリアルで見てらっしゃるから、資料だけじゃわからない仔細を聞くことが出来るのもこういう仕事の醍醐味だよな。
今年は冬に雪が降らず、梅雨に入っても今ひとつ雨に恵まれないから水不足で池はもうカラカラです。圃場整備でポンプと配管も整備したから川から水を揚げられるんでずい分それで助かったんだけど、水利はねー色々大変ですよ。昔はそれこそ水争いで死人が出たりしたくらいで、何しろ稲の出来に関わってくるだけに皆真剣だからね。
「昔だったらもう今年のこの気候じゃ稲は全滅ですよ」と仰る通り、伊賀って昔は度々旱魃に見舞われてるんだよね。村の印刷物にも雨乞いの実施についてとかたくさんあるんだもん。産土神に祈ったり、踊りを奉納したり、滝とか池とかに何かやったりして、最終的には多分多度とかにいくんだろうな。それこそもう村中あげてやるんですよ。それしか手段がなかった頃は真剣度も桁違い。
転じて現代、ここらへんももう後継者がいなくて耕作が出来ないからと出来る人や組合に任せるお宅が増えてきてるそうです。難しいよなー跡取りが色々新しいことやったり古いことを改めて見直してみたりして、当たって急成長してるとこもあったりするんだけど、実際若い人で新しく就農する人ってまだまだ少ないからなぁ。それはうちの方も同じなんだけど。
農家の経営の仕方はどんどん変わってきてるんだよね。自分も資料読んだり実際の農業を見たりしてるんであれこれと情勢の話をしたりしてました。特に最近は専業で農業やってる人と話すとすんごい面白いんだよねー八十超えたご老体でも「こんな作物を見つけた」「これを植えてみた」なんてチャレンジ精神がすごい。道の駅なんかで消費者に直接販売できるようになってるから、常に何が人の心を惹きつけるのかって考えてるんだよね。出かけた先で入る、スーパーやデパ地下でもアイデアを求めて鵜の目鷹の目なんだ。
今これを打っている横では「プロフェッショナル 仕事の流儀」を観てるんだけど、やっぱどの道でもプロの話は面白いし、感動するね。でも仕事の内容は違ってても考えてることの一番根っこにあるものは一緒なんだろうなーと思う
ちなみに今日話した方は、今ちょっと新しいものを仕込んでいる最中なんだそうです。それが何か、私は聞いたけどここではヒミツw
秋には何か出てるんだろうと思います。話聞いてるとかなり美味しそうなものみたいですよ。売れるといいですねぇ。
Posted at 2007/06/19 22:33:05 | |
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(´-`).。oO(……) | 日記
2007年06月19日
と、呟いて布団と仲良くしてたんで今朝も自動車道出勤でした。おはようございます。
なんのこっちゃか今朝もまたETCレーン閉鎖してたよ。レーンの先にハザードあげたグレーのワゴンがいたから「お前のせいか!」とか思ったのだが実際どうだったんかなー。
おまけに嬉野IC付近でなんかバックミラーの中で賑やかな光が…?と思ったらパトカーが前のクルマに停車を命じてるとこでした。あああ、捕物だったのかー惜しい、近くで見たかったなぁ。間にワンボックスがいたんだよー残念。だってDQNが捕まる瞬間だよー朝から清々しいじゃないか!
さて今日は出張です。これ乗り切ったら明日は休みだからね~頑張る。

Posted at 2007/06/19 07:57:50 | |
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