エンプラAのブログ一覧

ガンプラにやり尽くした感を覚えて卒業を決意。　別の開発チームに移りましたが、そこで待っていたのはまたもガンダム！　今度は1/400サイズのコレクションフィギュアと呼ばれるジャンルで「ガンダムコレクション」というのを担当することに。個人的にはガンダムコレクションＤＸと言う品物が一番気に入っています。

そして、それまで企画を暖め続けていたものが社内プレテが通り、2003年に発売となります。　　それは”スタートレック”エンプラの名前の基であり、私の心のよりどころ。　　細かくはストーリーを語りませんが、その物語には①この世の中に不要な人間はいない。②誰もが主役になりうる。が織り込まれ、フロンティア精神が流れています。（←ここがポイント）

バークレイという一見駄目キャラが活躍することで危機を脱する話など、落ち込んだときに見ると助けられます。　私の人生観に大きな影響を与えた作品で私のものの考え方の中心になっています。

エポックメイキングな品物に仕上がりましたが、調査飛行は3年間に留まり現在は再販の無い絶版品になっております。

2年近く違う畑で仕事してみると、また新しい発見があるもので、希望して別チームに行ったのですが再びガンプラの担当チームへ、スタトレ風にいえばスタートレック4のカーク提督みたいなものでしょうかね。（裁判で裁かれた結果が適材適所のスターシップの船長になる。）　　少し成長した気がしました。

自分だけが楽しむのではなくかかわる人間が結果として満足感を得られる。

2005年のＨＧＵＣヘイズル改は私が担当した数少ないＨＧＵＣアイテムで、途中交代のＧアーマーの次にまるまるゼロから企画したアイテムで個人的にも気に入っています。　


そして幾つかの品物を経てただ意匠としてのプラモではなく、キャラクターの設定世界観や取り巻きまでも取り組むことを目指したザクＶｅｒ2.0、今月にはユニコーンガンダムという新境地のアイテム。

まだまだ私自身夢を追いかけられそうです。ともするとあっという間の20年でしたが、まだしばらくは貢献できそうな気がします。

振り返りとは旨くいったこと、いかなかった事を忘れない為の大切な行為。私はこれを財産としながら夢を形に、不可能を可能にしていきたいなと考えています。
（いつか詳しくまとめて出版してみようかしら．．．．。）

艦橋周辺はまるでハリネズミ！

煙突の側面のパルスレーザー砲は写真では4連のものが二基ついていますが、設定では二連装が二基なのですが、この部分本編とあるアップのシーンで4連になっているという庵野監督のコメントからコンパチで両方を再現でいるようにしました。

あの密度感は演出のなかで創りだされたものだったというわけです。

煙突斜め下の絞りみたいなシャッターは多分初立体化表現だと思われます。

カスタム機のカスタム機たる部分を作りこんであるのでなかなか楽しくなっています。

前回の反省を活かして太ももの概観だけではなく燃料カートリッジも新造して大型化。特徴のヒジ部プリン形状部も新規、足首も甲高になるように新造。

最近ザクが楽しいです。　　この勢いで「やるぞ！やるぞ！」今月の模型誌ではモデルクラフィックスがザク06Ｒをうまく紹介しています。来週発売ですが良かったらみてみて。モデグラさんって斜めに鋭く品物見てるな～。といつも関心しますよ。ほんと。