エンプラAのブログ一覧

９４年のTV番組「Gガンダム」を最後にガンプラ担当から退く事になりました。（Vガンダムが売れなかったからだったのか．．．．。GガンダムでV字回復だったのに．．．．。）ガンダム（ガンプラ）開発計画からの左遷。←これがOVAスターダストメモリー００８３のコウエン将軍の気分というわけです。
（でも天狗だったのかもしれませんね。アムロじゃないけど、「僕が一番ガンプラを上手く扱えるんだ！」的な驕りが当時そう感じさせてのかもしれません。）

９５年はマクロスセブンをほそぼそと、そして転機の９６年がやってきました。

爆発的な販売となるLM-HGエヴァンゲリオンがこの年発売。当時ガレージキットがもてはやされてる中に本命的に登場。翌年の正月休みは三が日を除いて成形機を回し続けました。もう馬鹿売れ。会社からも表彰してもらったな～。

この品物でガイナックスからも信頼を勝ち取り今もよい関係が続いています。


そして、仕掛け考案が得意なエンプラに面倒だからという理由で「MGゼータガンダム」を担当する事となりました。旧キットを解析してバインダーに腕をしまうことを手品のたねに上手い事変形を成立させました。Vガンダムの時のやり取りからこれをやるにはカトキさんしか無理という事でカトキさんに協力要請。コラボも上手くいきましてMGカトキ路線がスタートです。

この頃はマスターグレードも少なくて今思えば懐かしい。この年はEVAに追われる一年でした。

そして２００７年新作劇場版に合わせてEVA新作開発。ザク２．０をやってた関係で同時進行は無理という事でチームメンバーを担当につけ、当時の不満点を対策できるように指示しなから開発されていますからかなりよい感じなっていると思います。より艶めかしく可動アクションし、腕のシームレス成形もさらに磨きがかかっています。

本日より静岡のツインメッセでホビーショウが開催。今日明日は業者向け、土日は一般向けとなっておりますので、週末お時間のある方はいかがですか？

前回はヤマトブースでしたが今回はマスターグレード（要はガンダム）のコーナーで入り口面に配備されております。

今回の目玉はMG１００点目アイテムの発表。私の一押しはVer2.0ですが、今回MSVの試作品も展示行い是非こちらの方向に進めて行きたい。（おじさんとしてはこの辺がつぼです。）

担当アイテム２６６点の歴史と共にがんばろうと思います。

でも、MG１００点にあたりMGでけだといくつやったんだろう？

お早う御座います。久しぶりの早朝帰りで眠い眠い。
支度をしてまた会社です。　　ホビーショウまで続く予感。コメントの返答は間のよい時にしますのでスマソ。

展示用のゲルググを組んでますが、ムフフッ　思った以上に面白い。

今日残り二型トライがでれば一通り。今回はシールドの裏側まで別パーツでグレーになっちゃいます。　　なかなかのむっちり体系。　　

９４年になると、売上げの低調だったVガンダムに代わり「機動武闘伝Gガンダム」が登場。　デザインと基本テーマが当時は驚きで、「これでガンダムは終わるかもしれない」とも思いました。　大河原さんのところに行ってデザインについて直談判したりもしましたが、あのようになりました。　そしてオンエア開始。

　４月始まりの新場組み５月には静岡でのホビーショウ。そこで今まで見たことの無い光景が．．．．．．．。　　（当時はBB戦士と呼ばれるSDガンダムが絶好調で頭身の高いリアルガンダムは売上げ販売数量ともにSDに負けていました。当時子供にとってはSDこそが本物のガンダムだったのです。）
　
　Gガンダムのブースの前で、番組のオープニングにあわせて、小学校低学年の子供たちが大きな声で主題歌を歌っていました。（エンプラはその光景に感動して泣いてしまいました。←なぜか判りますか？）
彼らが当時１０歳だったとして２３才。彼らにとってのマイファーストガンダムはGガンダムなんですね。
凄く元気を貰ったわけです。その後リアル、SDは逆転し今日に至ります。
Gガンダムの今川監督とはスタートレックがお互いに大好きという事もあり意気投合できましたし、１／６０Gガンダムの細部ギミックに感動した監督は劇中でそのギミック描写を映像化してくれたり、本来扱いの低いライジングガンダムは番組内の迫力の映像（一話しか活躍してなかったなな？）のお陰で商品もよく売れました。

当初は難色を示していた従来ファンも軟化し、商売的にも好調な状態になっていきました。

心に残る９４年と共にエンプラは担当アイテムが替わっていくのでした。
気分はコウエン将軍と同じかな。←誰それ。

９２年になると、シルエットフォーミュラ登場です。この時期0083アイテムよりもクオリティが高く、「なぜ0083のプラモ化が少ないんだ！」などと、ホビーショウではつつかれました。いろいろ事情があったわけですが、後にHGUCにてリベンジされることになり、結果的には良かったのではないでしょうか？

ガトー風には「私は三年待ったのだ！」（いやいやもっと時間かかってますって）というところでしょうか．．．．。

93年にはVガンダムシリーズ、1/144が売れませんでした。今思えば早すぎたんでしょうね。あの商品仕様。　ユーザーはまだお手軽を求めていなかった。スタンド付き空中ディスプレイ可能で500円にしてクリアパーツを実装し、ランナーロックという組み立て軽減アイディアを盛り込んだ内容でした。

むしろ、この仕様は今必要なのかも知れませんね。

余談ですが、1/60パトレイバーシリーズは「ゲゲボ魔獣」という商品のおなかが軟質パーツで、内部のゼンマイが動くと柔らかいおなかがグニグニ動く品物があってこれをヒントにしました。　　あの頃は何やってもたのしかったな～。　いろんなところにアイディアが転がっています。