ちょっと日があいてしまいましたが、8/26,27に開催されたイベント、
「ROYCE' CLASSIC CAR FESTIVAL 2017 IN FUTOMI 」へ行ってきました。
(400枚くらいの写真を整理するだけでかなり時間がかかりました(^^; )
ちょうど週末、本州からお客さんが来ていてあまり時間も取れなかったので、初日30分、翌日40分くらい、超駆け足で見てきました。
なぜか昨年は開催されなかったのですが、今年はやってきましたよ。
しかも、昨年開催されなかったせいもあってか新しい車がかなり増えてます。
いや、どんだけ金持ってるんだい山崎社長!(笑)
あ、今年も例年通り「入場無料」でしたよ。
ちなみに、2014年の様子は
こちら、
2015年の様子は
こちらです。
では、さっそく。
まずは駐車場から。
え?
と言うのも、今回大きな駐車場は会場からちょっと離れたところにあって(ま、歩けば7、8分って感じでしたが)、会場まで無料のシャトルバスが出てました。
それが、
ボンネットバス
雰囲気盛り上がりますねぇ
(´艸`*)
でも既にいっぱいで乗れなかったので、次のバスを待ってると...、
白いフツーのバス(爆)
これ、普段は従業員の送迎用バスです(笑)
初日の午前中でまだ早い時間なのでちょっと空いてました。
まずは入って右奥の日産コーナーから。
1959年式ダットサン
古いですねぇ
ウインカーはこのセンターピラーからオレンジ色の板がぺローンって出てくる「腕木式」タイプのものです。
次、
1963年式ダットサン ブルーバード(初代310系)
ダットサン トラック(6代目 520型)
このくすんだ水色がいい雰囲気を出してますね。
顔つきは同年代のブルーバード(4代目 411型ブルーバード)に似ているのである程度パーツ類は流用しているのかもしれません。
ただしエンブレムは「DATSUN」だけでBLUEBIRDの文字はなく、車名もブルーバードトラックではありません。
セドリック(1961年 初代30型前期)
フロントは下の方が奥まった逆スラントノーズ、テール左右には若干の羽根形状があり、見た通りアメ車風のデザインです。
この前期型は縦目の4灯ですが、後期型では横目の4灯になり、グリルやボンネット形状もかなり変わっていきます。
ほとんどフルモデルチェンジくらいの違いがあります。
(残念ながら後期型は置いてませんでした)
セドリック(2代目 130型)
昔の任侠映画によく出てくるやつです( ´艸`)
はい。
この代も、テールに羽根形状が残っています。
「スペシャル6」のエンジンはL20型6気筒OHC(ツインキャブ)
グロリア カスタムデラックス(1978年式 330型)
グロリアは元々プリンス自動車が製造していたモデルです。
1966年に日産自動車に吸収合併されてからはセドリック・グロリアは兄弟車として日産の高級車の歴史を作りました。
デザインは先代230型の流れを受け継いだ、アメ車のスポーツカーようなサイドの
コークボトルラインが特徴。
なので、こんな太めのタイヤもそれなりに似合っちゃいますw
(対するクラウンは「4代目、クジラクラウン」の後で、直線基調のデザインしたね)
リアに「NAPS」(Nissan Anti-Pollution System)のエンブレムがあるので、51年排ガス規制対策がなされた331型(もしくは、53年排ガス規制対策がなされた332型?)でしょう。
これはセダンなので丸形4灯ですが、ハードトップは角形2灯でした。
正面の黒いのは5代目430型セドリック VX-6(セダン)
奥の白いのは7代目Y30型グロリア ハードトップ
確かブロアムターボ...だったかな?
ちょうどこのあたりがミラーがフェンダーからドアに移動した時期なんですね。
ブルーバードU (4代目 610型)
この代のブルーバードだけ「
U=User」のサブネームが付いており、
「ブルU」の愛称で呼ばれています。
チェリーX-1R(初代 E10型)
よくよく調べたら、チェリーは元々プリンス自動車が設計していたもので、日産が製造した初の量産FF車なんですね。
セダンとクーペはリア形状が全く違い、このクーペは丸く張り出したリアハッチと丸い大型のテールランプが特徴。
オーバーフェンダーも純正仕様です。
わずか2代、約8年間で消えてしまいましたが、特徴的なスタイリングもあり記憶に残る1台ですね。
後継車はパルサー。
ローレル ハードトップ(1970年 初代 C30型)
ローレル ハードトップ(1975年 2代目 C130型)
ハードトップは通称「ブタケツ」と呼ばれています。
なぜ豚のお尻なのかはよく分かりません。
テールランプがバンパーに埋め込まれていて、トランクパネルが下までつるんとしているので後ろ姿が動物のお尻のように見えるからなんでしょうか。
ちなみに、セダンのテールはバンパーの上に普通にグリルがあってそこにテールランプがあるので形状が全く違います。
ブタケツと呼ばれているのはこの代のハードトップのみです。
ダットサン フェアレディ2000(1968年 2代目 SR311型)
現在のフェアレディZの先代となる車であり、フェアレディは全てロードスターモデル(日本風に言えばオープンカー)で、幌または着脱式のデタッチャブルハードトップになっています。
フェアレディ240ZG(初代 HS30型)
これ以降「ダットサン」の名前は外れ、
Zのサブネームがつきます。
(ただし、海外向けはDATSUNの名前が残っており、フェアレディの名前はついてない。)
当初、2.4Lエンジンは海外向け専用のモデルでした。
FRP製のロングノーズを装備したこのタイプは
Gのグレードネームがついてます。
でもよく考えたら変ですよね。
フェアレディとZの間に「240」って排気量からくる数字が入ってる。
「フェアレディZ 240G」ではないんですね。
特徴的なこのあずき色は専用色「グランプリ・マルーン」
標準装備のオーバーフェンダーやフロントバンパーはメタリックなグレーでスパルタンなイメージに。
(240ZGは確か標準でヘッドライトカバーも付いていたと思うのですが、これにはないですね)
隣にあった白いフェアレディZ
素通りしそうでしたが、よく見たら結構レアな1台でした
フェアレディZ 2by2(GS30型)
S30型と形は似ていますが、ホイールベースを310mm延長してリアシートを追加した4人乗り仕様となってます。
フロントグリルに「2/2」のエンブレムがあるはずなんですがありませんでした。
長くなった分、よく見るとリアクォータのガラス形状が変わっています。
屋根形状も、後席のために後ろに長くしてヘッドクリアランスを確保。
ただ後席はかなり窮屈なようで、海外では「ワンマイルシート」と呼ばれていたようです。
スカイラインは人気車であり、このイベントでも最も出展が多い車種です。
その中でも気になったのがこれ。
スカイライン26 オーテックバージョン
オーテックジャパンが手掛けたわずか198台の限定車
R32スカイラインのGTS-4(GT-Rが再登場するまでは実質1番のホットモデル)をベースに、エンジンは標準のRB20DET(2.0L DOHCシングルターボ)をGT-RのRB26DETT(2.6L DOHCツインターボ)からターボを外したNA仕様(220ps)に換装しただけでなく、専用の鍛造シリンダーやハイカムシャフトに交換してオリジナルチューニングを施し、ミッションも扱いやすいATに変更。
「4ドア、4WD、4AT」のちょっと(おそらく扱いやすく)変わったヤツですw
正面から見ると、バンパーやグリル形状からR32GT-Rっぽく見えますが、サイドへ回ると4ドアだしフェンダーは張り出してないし。
「GTバッジ」はオーテックの専用エンブレムに変更
テールには「SKYLINE 26」のエンブレムと「S&S ENGINEERING」の専用エンブレムが。
S&S ENGINEERINGってのは、スカイラインの生みの親、故 桜井眞一郎氏が設立した自動車関連のエンジニアリング会社のこと。
助手席のダッシュボードには「桜井眞一郎」のサインが。
少々かすれていますが直筆なんでしょうか?
日産車だけでめちゃくちゃ長くなったので、残りは続編でw