2006年6月24日19:00頃、我が家の愛犬「らんちゃん」が15年と3ヶ月の生涯を閉じました。
春先には新しく出来た近所の公園まで、往復3kmほどの散歩もしていたのに…。
3週間ほど前からは、散歩の途中に倒れる様になってしまい、
2週間ほど前から食事も殆どとることが出来ずに、寝たきり状態でした。
旦那様の実家が数年前に新築してからは、家の周りに柵がある為に実家の方で鎖もなく自由気ままに暮らしていたのですが、2週間前からは長年住み慣れた我が家の物置で暮らしていたのです。
毎朝仕事に行く前に覗くと、私の方を見て弱々しく尻尾を振ってくれて…。
仕事から帰って来て会いに行くと、頑張って私の方に体を起こしてくれたり…。
10日以上食べ物を口にすることも出来ず、日に日に痩せてゆく姿を見ているのは、それだけで涙がこぼれるほどでした。
水も口元に、水で湿らせた私の指を持ってゆくと舐めれる程度で…。
躾をしていなくても、排泄時には家の敷地から出ないと出来ないほど綺麗好きな、らんちゃんが動けない為に自分の排泄物で汚れることも多かったここ数日は、私と旦那様が世話をして…。
排泄物で汚れた体を拭いている時には、気持ち良さそうにしていた姿が今日の事のように…。
私達が北海道に出かける当日、らんちゃんの所に二人で「いってきます」の挨拶をしたら、ここ数日見せた事ない程尻尾を振り、
私と旦那様の手を舐めてくれて…。
「心配しないで、楽しんできてね。」とでも言ってくれたように…。
その時に「私達が帰って来るまで、元気でいてね」って約束したのに…。
そんな約束をしたから、頑張りすぎたのかな…。
北海道で私達が楽しんでいる間に、一人寂しく遠い所に行ってしまうなんて…。
一緒にいてあげられなくて、本当にごめんね。
寂しい思いさせちゃったね。
私達を心配させないように、最後の力を振り絞って元気な姿を見せてくれたかと思うと…。
結婚してからの3年半は毎日いるのが当たり前で、らんちゃんの居ない家に帰って来ることなんて今までなかった事なのに、今日は…。
10年前初めて会った日から、私にもなついてくれていたのに…。
らんちゃんよりも後から家族になったから、私はいつもらんちゃんの子分だったね!!
でも、そんな子分の私とも二人で散歩にも何度も出かけたよね…。
今日の朝一番でお義父さん、お義母さんに見守られて霊園に転居したのですが、
最後は一緒にいてあげたかった…。
今以上に辛い思いをするかもしれないけど、一緒に送ってあげたかった…。
らんちゃんの最期の瞬間は家族の誰も立ち会うことが出来なかったのですが、
家族が目を離した10分ほどで遠い所に旅立ったそうです。
お義父さんとお義母さんが駆けつけた時は、まだらんちゃんの体は温かかったと…。
家族全員に心配させたくなくて、誰にも看取られずに静かに行ってしまうなんて…。
そんなにみんなの事を気にしなくても、そんなに頑張らなくても…。良かったんだよ。
らんちゃん、今まで本当にありがとうね。
いっぱい頑張ってくたからね…。
今はもう頑張らなくていいから、ゆっくり休んでね。
旅行中に訃報を聞いてから、夫婦揃って気丈にしているのが辛かった…。
だけど今は、二人して自然と流れ出る涙を止める事が出来ません…。
らんちゃん、今日だけは涙流すのを許してね。
おもいっきり悲しがらせてね。
明日からは、らんちゃんが心配するといけないから、
今度は私達が頑張るからね。
でも今日だけは、ごめんね。
明日からは、らんちゃんとの想い出を笑って話せるように頑張るから。
だけど今は悲しみが大きすぎて、どうすることも出来ません…。
こんなブログをUpするべきではないのかもしれませんが、
私なりの、らんちゃんへの最後のケジメとしてUpしました。
画像は1週間前に撮影した、らんちゃんが子供の頃半年間過ごした大好きな居間での最後の姿です。
この時には、大好きなメロンパンを少し食べてくれたよね…。
今計画している新居にも来て欲しかったな…。
お盆には、大好きだったパンをいっぱい持って会いに行くよ。
それまでは、お仲間といろんな話をしてゆっくりと過ごしてね。
最後に…今までホントに楽しい時間をありがとう。
2006年6月26日、追記:心の整理がついたら皆さんの暖かいコメントに返信しますので、今しばらくの時間を下さい。
すみません。