
今回はMTB(マウンテンバイク)についてです。
写真のモデルは「NISHIKI MR LITE(ニシキ)」というもので、自転車メーカーのカワムラサイクルが製造したものです。「ニシキ」ブランド自体は誕生後、途中で消滅しましたが、また最近、ロードバイクで復活したようです。
このバイクは既に購入してから15年ほどの間乗りましたが、今年3月の東日本大震災により水没しついに処分する決心をしました。海水に浸かったためチェーンをはじめ、バイクの要であるフレームチューブも一気に錆び付いてしまったからです。
バイクとの出会いは、20代はじめです。マラソンのサブトレーニングのために購入しました。初めて買ったのはブリジストンの入門バイクで、クロモリ製の丈夫なものでした。週末には毎回おにぎりを持って山道に走りに行っていました。パンクを気にすることなくどこでも入っていけるのが魅力ですね。
次に購入したのがこのクロスカントリー用に特化したニシキバイクです。現在から見れば前後にサスは無いし、もちろんディスクブレーキもありません・・・。完全な時代錯誤のモデルです・・・。(笑)
しかし唯一の利点は、軽さです。当時のスペック表を見るとフレームは7000アルミを使用しており、コンポーネンツはシマノLXが付属されていました。シフトは24段です。ウエイトはナントたった10.2キロです。例えば最新のハードテイルクロスカントリーで前サス、ディスクブレーキ付きのそれなりのコンペモデルでも11キロ台くらいなので当時でも軽かったと思います。
自動車においても全く同じで、安全ディバイスや快適装備などでどんどんウエイトがかさむ中、昔のシンプルなものの中にこそ楽しさがあったと思います。
使い勝手はスペックのとおり非常にグッドなマシンでした。フレームがアルミのため地面の振動がある程度ダイレクトに伝わってきますが、軽さのアドバンテージをいつも感じることができるマシンでした。林道を走るとバイクを担ぐシーンが何度もありますので・・・。(笑)
この軽さが今まで手放さなかった理由です。
このバイクを3年ほど乗り、もう一台ジャイアントのアルミフレームを購入しました。この時には既に前サスがスタンダードになっており乗り心地が劇的に向上したのを記憶しています。知らぬ間に嫁さんの買い物チャリに格下げになってしまいました・・・。(笑)
次のバイクはどんなのにしよう・・・と妄想が膨らむ毎日です・・・。(笑)
ニシキくん、長い間ありがとうね。(感謝)
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Posted at
2011/10/02 19:28:28