2011年9月…
結局シートに関しては張替えではなく、カバーにしました。
張替えの場合、リアシートだけで¥15万かかると言われたので、レカロも併せれば¥35万はしたでしょう…。
シートカバーと言うと、よくミニバンや軽の雑誌の広告ページで掲載されていますが、あのタイプはよくズレが指摘されます。取り付け直後は当然ズレないですが、しばらく使用するとズレて運転に支障をきたして危険なのだそうです。しかし値段はセダンタイプの場合、¥4~5万程度で、取り付け工賃を含めても¥6~7万で済むそうです。今回施工していただいたのは、オーダーメイドシートカバーをウリにしているお店です。天井・ピラー張り替えもこちらでお願いしました。
(有)黒田商会
http://black-field.com/
シートカバーと張り替えの大きな差は値段とフィット感です。カバーなら張り替えの1/3程度の値段で済む反面、ズレが生じる可能性がありますが、こちらのお店のカバーならシートを分解して正確な採寸を行う事により、ズレがないカバーを製作する事が可能です。欠点は、実際にカバー製作をお願いするには車自体をお店に預けるか、シートのみを送る必要がある事です。その為、通販は行っていません。
張替えならフィット感は良いに決まっているのですが、値段以外の問題として、Ⅹでは既に張替えを施工された方がおられるので、珍しくないだろうという事であえてオーダーメイドカバーにしました。
私の場合、今年春頃に内装カスタムに興味を持ち始め、施工可能な店舗を探した結果、一番近いお店が市内にあったので寄ってみる事になった訳です。しかも凄まじく運が良い事に、HPをリニューアルしたばかりだったので、余計に興味を持った訳です。
さて、カバーにしろ張替えにしろ、数多くある素材のサンプルの中から好きな色や素材を選択でき、デザインも自由にできるので、必死に考えました。
元のオプションレザーシートは、背中と座面、肩と腿が当たる部分がスェード生地になっているのですが、そのデザインがまあまあ良いのでそれを少し応用させようかという事にしました。具体的には肩と腿のスェード部の面積を増やすのですが、問題は色です。
ウリにしているシートカバーが良いと感じたのは実際に見せていただいた事もあったからですが、肌触りが独特で凄く良かったのが最大の要因です。昨日も書きましたが、カバーで主に使われている素材はレガートと呼ばれる革で、張り替えには使えません。ただ、都合上できる色とできない色があり、白はできない色の一つでした。最初は全て黒にするつもりでしたが、それではせっかくのオーダーメイドの意味がなくなってしまうと感じ、思い切って白黒にしてやろうかと決意しました。レガートでの白の近似色はアイボリーですが、白というより肌色っぽくイマイチに思えたので白部分はレガート以外の革にしようとしました。ただ、一番の問題は白では汚れが目立ちます。
座面等、肌に当たる部分は黒、側面や背面は白にする事を基本としてデザインを考えました。ただ、側面・背面を全て白にしてしまうと白の割合が多すぎて天井と比較して違和感が出そうだったので、ある程度黒を入れてやる事にしました。
実はフォトギャラリーで既に公開したのと同じ画像が含まれていますが…
↓ 実際に完成したシートカバーがこちら ↓
ベルトを通す穴であるプラパーツ(?)は生かしています。
取り外してカバーで覆った上ではめ込んでいるので、パッと見ではカバーには見えないと思います。
この部分だけはレカロの形状の都合もあり、少し浮いていますが、座れば問題なし。ズレる事もありません。肩部分の面積もノーマルより大きくしています。
腿が当たる部分の面積も大きくしています。
背面は前から見た感じに少し似せています。
始めは背面にポケットを付けようかと思いましたが、レカロ云々は関係なく、白部分のデザインを活かす為にポケットはなしにしました。
黒い部分はレガート
白い部分はシャドーと呼ばれる革を使っています。日焼け防止の加工が施されています。
レガートは夏の暑い時でも熱を持たず、冬の寒い時でも冷たくなく、すぐに体温に馴染む優れものですが、シャドーは気温・室温の影響をそのまま受ける素材です。今の季節では冷たいので、やはり座面には不向きです。
値段はパーツギャラリーに掲載しますが、工期は2週間~3週間かかります。
明日は少し前後しますが、続きです。
Posted at 2011/10/08 19:39:59 | |
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