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2016年03月13日

バランスの取れた楽しいクルマです。

バランスの取れた楽しいクルマです。
レビュー情報
メーカー/モデル名 フォルクスワーゲン / ポロ ブルーGT_RHD(DSG_1.4) (2014年)
乗車人数 1人
使用目的 通勤通学
乗車形式 マイカー
総合評価
おすすめ度
5
満足している点 前車クロスポロ(6R)に比べ、車格はそのままで性能だけでなく全体的に明確に改善されていることがわかるので満足しています。特に性能を犠牲にすることなく実燃費が大きく改善したことは高い評価だと思います。パワーとシャシーのバランスがよく、楽しいドライビングが出来る運転のフィーリングであることも、選んで後悔しないとても良いクルマだと思います。外観はゴルフにそっくりと言われますが、はっきり言ってポロの方がよくまとまっている良いデザインだと思います(自分がゴルフ6に乗っていてもそう思います)。都会から郊外まで場所を選ばずキビキビと走れる点もゴルフ以上かもしれません。クロスポロほどポップな感じはありませんがホイールを6Rポロ GTI用のデンバータイプに換えたら少し可愛くなりました。また、マイナー後(6C)なので最新のアクティブセーフティ機能(プリクラッシュブレーキ、全速前車追従型クルーズコントロール、マルチコリジョンブレーキなど)を装備できる(装備している)点も嬉しい機能ですし、後期車(6C)ではゴルフ7の最新電子装備や電子制御を取り込んでいるのも満足です。
不満な点 こんなポロ・ブルーGTですが、不満と言えば欧州仕様などは充実しているボディーカラーの選択肢にかなりの制限があって実質4色しか選べないことが大きな不満です。なんか高い年齢層や男性が好むようなカラーばかりのような気もします。コンフォートラインのほうはたくさん色を選択できるので、これらをブルーGTでも可能にしていただきたいです。

性能面ではエンジンブレーキがトルコンAT並に効かないこと。マニュアルでシフトダウンさせるとエンジンの回転ばかり上がってなかなか減速をしてくれません。またステアリングが軽すぎることでしょうか。
また、新機能(ACCやXDSなど各種の電制など)について十分な解説書がありません。これではメカに詳しい人でないとなかなか使いこなせません。

細かい点かも知れませんが、運転中左足のちょうとふくらはぎの部分がセンターコンソールに当たって、左のフットレストの位置に足を置きにくいことも不満点として指摘しておきます。フットレストの位置に足を置くと、コンソールの部分が出っ張っているような感じで足に当たってしまい満足に足を置けません。6Rオプションのフットレストを設置したためやっと解放されましたが、それでもまだセンターフロアの出っ張りに足が当たってしまいます。これは以前の6Rクロスポロの時にはなかった現象です。
総評 VWポロ・ブルーGT(6RCZE)は家族が主体で使用するために購入しました(前車はクロスポロ:6RCBZW)。購入を決めたとき、日常の足として不満のない動力性能と乗り心地を期待しましたが、まさにその期待を裏切らないバランスの取れたクルマでした。ちょっと家族にはもったいないくらいです(笑)。

ポロ・ブルーGTはメーカーが思ったほどには国内出荷台数が多くないそうです。でも実際に所有してみるとゴルフRをメインとしている自分にとっては実に快適なセカンドカーであり、また家族にとっても最適なファーストカーであると確信しました。前車クロスポロの時にはちょっとポップな感じが楽しいね、くらいにしか思っていなかったのですが、ブルーGTが来てからは家族と共にどこへ出かけるにしても、本気でどっちのクルマで行く?(ゴルフRかブルーGTか)と相談するほどポロを運転する楽しさが増しているのが自分でも分かります。もしクルマの購入予算が限られている上に家には一台しかクルマを置く場所がないという状況であったとしたら、ゴルフRではなく自分も家族も楽しく運転できるこのポロ・ブルーGTのほうに軍配が上がるかもしれません。実際VWも既存のモデルがそれぞれ大型化していく中で、遠くない将来ゴルフは自分にとっての許容サイズを超えてしまい、家族だけではなく自分にとってのメインも次なるはポロになっていく。そういう予感もしています。
項目別評価
走行性能
☆☆☆☆☆無評価
交差点などでの発進時では、買換え前に乗っていたクロスポロ(6R, 1.2L TSI)の方がむしろ元気が良かったくらいです。でもそれもつかの間で1,000rpmを超えるころから1.2Lを上回る加速となり、その差をすぐに実感することになります。中間加速、それも高速道路などでは100km/h付近からの加速感は1.2Lに比べ明らかに余裕を感じられます。ブルーGTは発表直後の前期車(6R)ですと現行ゴルフ7ハイラインと同一のエンジン+ミッション仕様だったものが、今回購入した後期車(6C)ではトルクは同じながらも、なぜかパワーを10ps向上させています。トルクは250Nmで1.8Lの6C-GTI(DSGモデル)とも全く同一のスペックを誇ります。スペック上ゴルフ7ハイラインと同等ながら120kgも軽いポロに乗っているのですから、その動力性能の高さはファミリーカーとして十二分にあることがよくわかります。それでいて5ナンバーのコンパクトなボディーですから、操作性や取り回しは元々街乗りには最適で、さらに郊外から高速道路に至るまでオールラウンダーとして楽しむことが出来ます。実際に運転をしてみるとこのブルーGTは実に楽しいです。ポロ(1.2TSI)の小気味よさはそのままに、その感覚をさらに高い速度域まで広げ瞬発力を1.2TSIより高めた感じと言えば分かり易いかも知れません。それは我が家のゴルフRのように爆音のような低音を轟かせてぐんぐん加速する感覚とはまるで異なり、軽やかなエンジン音でスイスイと加速する感じです。ヘタなスポーツ車よりも肩の力を抜いて気楽に楽しめる感じといえます。このエンジン性能ならば特に過不足を感じることなく運転することができます。

ゴルフ7ハイラインとエンジンが同等なので、ハイライン同様にACTと呼ばれる2気筒モードも同じく付いています。尤もこの機能の搭載はブルーGTの方が先だったようです。4気筒モードとの間は自動で切り替わりますが、運転中は液晶インジケーターパネルを見ていない限り切り替わりタイミングは分かりません。2気筒で走っているときもエンジン音などに違いは見当たらなく、再加速時などでの遅れもありません。その上燃費にもきちんと貢献しているようなので、なかなか良い技術だと思います。

さらに従来はGTIにしか装着されていなかったXDSと呼ばれる疑似LSDなどのスポーツ機能も備わっているのですがまだそれらを試せるようなドライビングをしていませんので今後の宿題です(なかなか家族から借りられないので・・・苦笑)。

ただ難点をひとつ挙げるなら、ステアリングが自分には軽すぎることです。どうも女性に優しいステアリングの操作感覚を狙ったのかも知れませんがちょっと手に力が入っただけで敏感に動いてしまうほどです。危ないわけではないけれど、普段我が家でゴルフ(MK6)を走らせている自分としては気になりました。
乗り心地
☆☆☆☆☆無評価
パワートレーンもさることながら、乗り心地に関してもたいへん好印象です。ブルーGTは足回りの基本レイアウトをGTI同様にしているようで、普通のポロに比べると前後15mmローダウンにして17インチホイールに215/40タイヤを組み合わせています。ホイールのインセット値もGTIと同一、前後のトレッドもやはりGTIと同じです。実は我が家で直前まで愛用してきたクロスポロ(6R)も17インチ215/40タイヤを履いていました(インセット値は異なる)。このクロスポロは納車時から一貫して硬くて硬くて、ちょっと路面が荒れていると突き上げはあるし後ろが飛び跳ねるようなふるまいだったのには常々閉口していました。ところがこのブルーGTではしっとりとして落ち着いたサスセッティングになっていました。もちろんフニャフニャなのではなくちょうどゴルフRのDCCで言えばコンフォートモードとノーマルモードの中間くらいの感じです。段差の吸収などもしっかり受け止める一方でワインディングでのロールも満足の領域に収めています。シートもマイナー時に大きく改良したらしく、前期車では本当に板のような硬さだったのに、今度の後期ブルーGT(6C)ではクッションの硬さも許容レベルだし、後席も座面に適度な包まれ感があって、実際4人乗車で300㌔程度乗りましたが、フル乗車による重量増加の負担感覚は思ったより少なく乗員の疲労も少なかったのが印象的でした。

一方で静粛性に関してはさすがにゴルフまでは及びません。遮音のための工夫がゴルフのようには考えられていないからです。だからといって特にうるさくはありません。振動もなく特に共鳴音や内装のビビリ音もしないし、4気筒エンジンは軽やかな音なので高速道路でも十分に会話が出来ますからBクラスとしては優秀な部類だと思います。

シートはクロスポロに似たような基本デザインで少しポップな印象を受けます。このシートはサイドサポートが普通のグレードのシートよりも張り出しています。そのため若干乗降が面倒ですがそれだけ身体をしっかりとホールドしてくれます。
積載性
☆☆☆☆☆無評価
ポロはBクラスの車格ですから積載性に関しては十分とは言えません。例えば泊まりがけの旅行に出かけたとすると、普通の温泉旅行でしたらなんとか4人分の荷物は積めても、スキー旅行などとなると3名程度がやっとでしょう。ブルーGTはGTIと同様ラゲージルームにテンパータイヤを積んでいます。前車のクロスポロではスペアタイヤそのものが非搭載でした(ランフラットでもないのに)。ポロは全車ともスペアタイヤ格納部上に1段フロアパネルがあって、その上部に少し空間がありさらに1枚フロアパネルがあるという変な構造になっています。空間がもったいないのでクロスポロの時代には上部のパネルは物置に片付けて下のパネルの上に直接荷物を置いたりしていました。ただそうすると後ろのハッチゲート開口部とフロアパネルがフラットになりません。
我が家ではそうしたお出かけにはゴルフを使用しているので問題はないのですが、ポロをファーストカーとして使用するには積載量に制限があることを理解しておく必要があります。もっともパーソナルカーとして購入されるのでしたら全く問題にはなりません。
燃費
☆☆☆☆☆無評価
燃費はブルーモーションと謳っているだけあって優秀です。6Cポロはコンフォートラインも燃費はかなり優秀なのですが、ブルーGTも譲っていません。実際街乗り主体で19km/Lあたりはすぐに出せます。同じような条件で前車のクロスポロ(1.2L TSI, 6R)ではおよそ16.5km/Lくらいでしたから、今回のブルーGTは遙かに優秀です。さらに先日高速道路主体で中距離運転をしてきましたが、なんと23km/Lというとんでもない低燃費を記録してしまいました(ACCを利用)。性能も乗り心地も好印象で燃費も優秀、いいグレードを選んだと思いました。
その他
故障経験 過去ポロについてはDSGの不具合であるとか、左流れであるとか騒がれた時期もあります(6R時代初期)。いまは殆どそのような話題は出ていないようですから改善されていることに期待です。現在はまだ5000㌔程度しか乗っていませんので故障は皆無と言った状況です。もちろん納車時から問題を抱えていたというようなこともありませんでした。
ブログ一覧 | VWポロ・BlueGT (6C) | クルマレビュー
Posted at 2016/03/13 20:00:15

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この記事へのコメント

2016年10月13日 23:46
こんばんは〜(^ω^)

時期購入車両をとても詳しく説明してあったので思わず見入ってしまいました。

私も2日借りましたが、とても良い車ですね!

エンジンブレーキが効かないと言うよりも、これはマニュアルミッションでスポーツ走行をする際の「ブリッピング」と言う回転を合わせたスムーズなシフトダウンを目的としたペダルテクニックで、DSGはシフトダウン時にそれを瞬時に行ってくれているのです(^ω^)

ただ、試乗車で一日目で突然DSGが動かなくなり(EPC)というランプが点いて驚きました(;´Д`)ぬお

その場でディーラーのセルフにもう1台の試乗車を載せて停車現場まで来てもらい事なきを得ましたがf^^*)
コメントへの返答
2016年10月15日 19:56
こんばんは。

コメントをいただき、ありがとうございます。また、ブルーGTのご契約おめでとうございます:)

エンジンブレーキの件ですが、残念ながら乾式7速DSGのそれはDSG自身の特性(エンジン自体の特性も含む)であり、ブリッピング等によるものではありません。実際ゴルフRの方は湿式6速DSGですが、Sモードでは気持ちよくエンジンブレーキが効くため、MTライクな走りが出来ます。これはブリッピングとは無関係なんです。POLOなどに採用されている乾式7速DSGは、例えば1速シフトダウンでは全く効果なく、さらにシフトダウンさせると今度は回転数だけが大きく跳ね上がりますが思ったようには減速してくれません。山道の下りなのではブレーキを多用しなくてはなりません。殆どフットブレーキでコントロールするためATのようにスムーズな減速はできますが、メリハリに欠けます(Sモードでも)。ただ一般的にはこの方が気持ちよく感じるでしょう。
ブレーキを多用しても、このブルーGTはGTIと同様にローター径などを含めブレーキ容量が大きいため安心して踏めると思います。

先代の6Rポロの時代乾式7速DSGには信頼性の問題を抱えていました。現在では改善されていると思いますが、念のためウオルフィー延長保証2年間のサービス加入をお勧めしておきます。

前車のクロスポロでもDSGのジャダーが例に漏れず出たため、結局クラッチ交換になりました。ただご存じの通りDSGは基本的に2ペダルMTなので、クラッチは半永久的に使えるとは考えない方がいいと思います。MT車ではクラッチは消耗品です。特に乾式7速は湿式よりもさらにMT車に近いはずですから。

是非ブルーGTライフをお楽しみ下さい。

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