寄席

本日は研修の合間に聴いたネタです。
（なので、どこまで本当か怪しい話。）

江戸時代に江戸の人口は100万人
前後と世界屈指の大都市でした。
（ロンドンですら85万人だったとか。）
住民には武家屋敷を修繕する事を
生業とした大工が多く、その殆どは
関東一円からの単身赴任者だったとか。
単身赴任なので、仕事の終わる
午後４時以降はヒマを持て余すようになり、
人口密度の高さも相まって、住民同士の喧嘩が頻発しました。

治安の悪化は、江戸幕府にとっても都合が悪いので、幕府主導で
江戸中に寄席が設置されました。ヒマを持て余している住民に
娯楽を提供する事で、喧嘩が起こる機会を減らすのが目的です。
そのため入場無料、落語や演芸を披露している最中に寝ていても
そこに居るのなら問題ない…というのが基本的なスタンスでした。
（客が寝てしまうような芸しか披露できない芸人が悪い、とも言う。）

研修ではそのほか、他人に話の意図を伝えるテクニックなども
紹介されましてなかなか面白かったんですが、時間が無いので
また今度書くことにします。忘れていなければ…ですけどね。