
昨日まで四日間、山ごもりしてきました。
場所は北広島町。島根との県境、標高700mの山間地。
廃校になった小学校を研修施設として使っているところです。
広島市内の大学生さんと坐禅研修。今年で20回目。
ワタシ自身は17回目の参加です。
朝の4時過ぎには起床。
お勤め・掃除・作法にのっとった食事・各種研修、そして坐禅とてんこ盛り。
教授の指導の元、全て学生さんの自主運営です。

校舎全景。
この裏には清流が流れており、施設の名前も「清流の家」。
そのまんまです。

子どもたちが磨いてたんでしょうね、ピカピカの階段。
懐かしいと思う方も多いのでは?
もちろんワタシも木造校舎で過ごした世代です!

坐禅は朝・昼1時間ずつ、夜は4時間。
初めての学生さんにはかなりキツイはず。
ワタシ、・・・ちゃんとお仕事してます(笑

初日の研修は「茶道」。
学生さんにとっては坐禅だけでも大変なところへ持ってきて、
今度は「正座」ですからねえ。
どうなることかと思ったんですが・・・

講師先生の「作法は二の次」との絶妙な話術に緊張もほぐれ、茶道本来の「おもてなしの心」を楽しく体験することができました。
ご指導は元・校長の奥様。別嬪さんでしょっ!
お茶を点てて下さっているのは、1969年ボストンマラソンで優勝した「元祖市民ランナー」采谷(うねたに)義秋選手の奥様です。

翌日の研修は地元の刀匠で、全日本刀匠会副会長の三上貞直氏のお話。
自ら打たれた日本刀・脇差に触らせていただきました。

「人殺しの道具を作って何が面白いんだ」とある人に言われ、
今でも悩みながら作品を作り続けている、というお話をされました。
光のあたり具合で変化する刃文を見ながら、
「自動車事故で亡くなる人は、もっとたくさんいるんだしなァ」
などと考えちゃいました・・・
しかし、見せていただいた日本刀は間違いなく「芸術」です。

坐禅と並んで、毎年学生さんを悩ませるのが「食事」。
作法があれこれあるので、そうとう苦痛らしいです。
ワタシ? 昔を思い出しながら、美味しく頂きました(笑

恒例の打ち上げ。
あ〜、楽しかった!
来年もお邪魔させて下さいねっ♫
Posted at 2012/09/21 22:54:11 | |
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