12月2日・・・。
この日は、我が家は絶対忘れない、忘れられない日でございます。
最近、ハマタクブログを見てくださるようになった方は、当然分からないことでございますが、2年前の今日、両親が交通事故に遭いました。
対向車がセンターラインをオーバーして両親が乗るクルマの真正面に突っ込んできた、正面衝突事故・・・。
我が家の車は横転大破し、オトンは全身打撲、オカンは胸骨骨折と肋骨5本を骨折し、全治3か月という重傷でした。
事故に関しての詳しい内容は、
当時のブログをご覧ください。
それにしても、家族みんなで大事に乗っていて気に入っていたエブリイワゴン、通称エブさんの変わり果てた姿を見た時には、
とても悲しくなりましたし、よく両親も命があったなと思いましたね。
エブさんには、本当に感謝しかありませんでした。
ただ、この1か月半後にまさかオトンが急死するとは夢にも思っていませんでしたけどね・・・。
さて、ここからはまだブログで書いていなかったことでありますが、事故から2年経った現在・・・。
実は、まだ
加害者と示談しておりません。
オトンが亡くなった直後(2024年1月)の時ですが、もしかしたらオトンの死が交通事故と因果関係があるのではないのか?という気持ちがありまして、加害者側の任意保険会社に調査をさせました。
正直、亡くなったのが事故から1か月半経っていたことと、加害者側の調査員が調査するという点でおそらく【
因果関係なし】の結果になるんだろうな・・・とは思っていましたが、約3ヶ月もかけて出された結果は、やはり【
因果関係なし】でした。
我々としては結果はあれでしたが、やはりオトンの死後から家族みんなが心の中で持っていた
『
交通事故のせいでオトンが死んだのでは』
というモヤモヤの気持ちを少しでも取り除くためには、モヤモヤを消し去る【
消しゴム】がないと、私もオカンも前に進めなかった部分があったので、これはこれで良かったのかなとは思っています・・・。
その後、オカンは治療を頑張って秋には治療を終え、示談についての話をしかけた昨年11月はじめ、オカンのスマホに1本の電話がかかってきました。
相手は、
名古屋地方検察庁交通部。
電話に出た際、オカンは
『
これって、もしかして還付金詐欺とかいうやつかな・・・』
と思ったらしいですが、話をしていくと交通事故の関係者しか知り得ない情報や、内容を話したので本物と認知したらしく、地検は
『
現在、交通事故の捜査をしておりまして、被害者の方からも事故時の状況や現在の加害者に対する処罰感情などをお聞きしたいので、コチラに来ていただけませんか?』
とのことで、事故からもう約1年経つわけだし、正直もうすでに事故の捜査は終了していたと思っていたので、ビックリしましたね。
その後、希望の日時や付添としてハマタクを同行させるということを条件にOKして、私も人生初の検察庁に行ってきました。
建物の入口で金属探知機をくぐって案内された場所まで行き、オカンが聴取を受けた後にオラも部屋に通されて、
『
何かこちらに聞きたいことはあるか?』
など聞かれて、いろいろとお話をさせていただきました。
検察官との話では、まず事故から約1年経っているのに捜査をしている理由を聞きまして、その理由はまずこの事故は大変重大な事故だと思っておりますと・・・。
そして、ハマタク父の死が交通事故ともし因果関係があると、加害者の罪状が
自動車運転過失傷害から
自動車運転過失致死傷罪に変わり、そうなると罪もグンと重くなるので、慎重な捜査をしております・・・との事でした。
この後、加害者を起訴するか不起訴にするかは、今ここでは申し上げられませんが、今後しっかり捜査をさせていただきます・・・とのことでオラたちは帰宅。
聴取後のオカンとオラの印象としては、ほぼほぼ『起訴』なのでは・・・という感じをしていました。
なので、もしかすると今後示談交渉も難しいことが出てきたりするとあれなので、任意保険の弁護士費用特約を使って、それ以降の示談交渉はすべて弁護士さんを窓口にして話をしてもらうことにしました。
そして時は流れて、今年の夏・・・。
名古屋地方検察庁から連絡と通知が届きました。
加害者に対する処分が決定したとの事で、出された結果は・・・
正直、ビックリしました。
聴取の時の検察官の口ぶりでは、ほぼほぼ起訴みたいな感じでしたから・・・。
加害者は、当然行政処分としては免停や罰金は受けていると思いますが、刑事事件としては【
無罪】、つまり【悪いことはしてません】ってことです。
まぁ、実は以前ネットで、この手の交通事故のほとんどは不起訴になるってなことが書かれていたのを見たので、もしかすると・・・という気持ちは多少あったにはあったのですが、いざ実際にこの通知を見ると、むなしさと悲しさと加害者に対する怒りが湧いてきますね・・・。
そもそも、加害者に対しては家族全員怒ってはいるんですよ。
事故直後から誠意がないんです。
事故後、謝りに来ることもなく、事故から4日も経ってから電話を入れてきたというクズ。
これには、亡くなったオトンもご立腹でしたし、今でもあの電話は保険会社から
『
何もしてないのはまずいから、今すぐ謝罪の電話でも入れて謝意と誠意は示したという既成事実を作れ』
と言われてしぶしぶかけてきた電話だと、オラは思っています。
今、普通にまた生活してるかと思うと、正直腹は立ちますね・・・。
本人は、おそらく【
もう終わった話】だと思っているでしょうから・・・。
それにしても、不起訴の通知が入っていた封筒の中に同封されていた・・・
これらの冊子・・・。
コチラが犯罪被害に遭ったと思うなら、加害者にも軽くてもいいから罪を犯したと自覚させるために刑事罰を与えてくれよ・・・とは感じました。
まっ、今回の不起訴の決定ですが、検察審査会に決定の不服申し立てをすることもできるとは言われました。
ですが、オカンもオラも意見が一致したのですが、もうそこまではしません。
オトンには申し訳ないのですが、そろそろ終わりにしたいというのが本音です・・・。
出来れば、1月の3回忌までには・・・と思っていましたが、弁護士さんが本業である専門分野の方で忙しいみたいで、なかなか交渉が進んでいないみたいです(
汗)
早くすべて終われるといいなぁ・・・。