
カレスト幕張でリーフの一日試乗(10:00-18:00)をしてきました。
試乗受付をしてから車に案内され簡単に説明を受けます。
まずは、「電源ON」。ブレーキを踏みながら電源ボタンを押すと、走れる状態で「起動」します。
インパネには走行可能な距離が表示されます。今日の走行可能距離は148Km。
次に、シフトレバーの説明。
マウスのようなシフトレバーを1回手前に引くとDモード、もう一度手前に引くと出力・レスポンス等を抑えたECOモードとなります。手前に引くたびに2つのモードが切り替わります。
ECOモードにすると、走行可能距離は180Km弱の数字を示していました。
ちょっと寒いくらいの気候だったのでエアコンは付けませんでしたが、エアコンをOnにしてみると残走行距離が20Kmほど一気に減ります。
まずはこれだけ説明を受けて出発。。。その前に、駐車場で145と記念写真。盛り上がったヘッドライト、ボリューム感のある「お尻」が特徴的。
ボンネットの下はこのとおり。エンジンヘッドカバーのように見えるのかインバーターだそうです。その下の方にモーターがあり、「モータールーム」はシンプル。
さて、ドライブモードをDにして、出発。
「ヒュキィーン」という音をかすかに轟かせ??ながら、颯爽と加速していきます。
やはり、ストップ状態からの加速感は今までに無い感じ。電動ラジコンカーのように突進します。
カレストを出て湾岸幕張から千葉方面への高速にのりました。80Km程度からの加速も試しましたが、ストップ状態の加速と変わらない加速感です。おもしろい。ちなみに最高速度は145Kmだそうです。
高速ではモーターの音がほとんどしません。フロントのデザインの整流効果で風切り音もほとんどしません。そうすると目立つのはタイヤのノイズ。普通の車よりは騒音はしないはずですが、気になります。リーフオリジナルのECOPIAを履いてましたが、REGNOなどの高級なタイヤを履かせたいですね。
調子にのっていると走行可能距離がどんどんへっていくので、走行モードをECOモードに変更してみました。すると、いきなり後ろに重りがついたような感じになりスピードが落ちていきます。パワーメーターを見ると回生している!スピードを維持するにためには、かなりアクセルを踏み込まないとパワーが出ないようになっているようです。ECOモードをDモードに切り替えると、快適!アクセルが軽く、車の反応も良くなります。
その他、高速道路で気になったことは、エンジン音が聞こえないのでスピード感がつかみにくく、スピードを維持するにはスピードメーターをよく見る必要がありました(試乗した車は下位グレードだったので、オートクルーズはついてない)。坂道では気づかないうちに速度が落ちます。
そのまま、市原まで高速にのり、小湊鉄道を記念撮影。その後、自宅方面に戻りました。
走行可能距離が60Kmになったので、ナビで調べて急速充電器の置いてある市川の日産ディーラーへ行き、充電してもらいました(500円)。千葉県はディーラー含めて、急速充電器の設置場所が少ないです。
自宅に一旦戻り、早帰りだった子供たちも乗せて、今度は九十九里へ!
家族をのぜても加速感が変わらない!モーターのトルク感はすごいです。
妻の印象は100円ゴーカート(デパートの上にあるようなやつ)。
Dモードで調子にのっていたら急に走行可能距離が少なくなってしまいました。ECOモードにして、なんとか九十九里につきました。
砂浜でちょっと遊んでからカレストへトンボ帰り。九十九里でナビ設定した時には、カレストまでの距離に対して、走行可能距離に若干の余裕がありましたが、走っているとどんどん走行可能距離が減ってくる!高速に入る前くらいになると、3Kmほど足りない!
ナビからは「目的地に到着できない可能性があります」と無責任な声が響きます。。。
高速に入る直前に日産のディーラーがあったので、充電してもらおうとしましたが、なんと定休日!
時間にも余裕がなくなってきたので、そのまま高速へ。しかし、山田インターからはしばらく上り坂です。アクセルを踏み込まざるをえなく、どんどん走行可能距離が減っていく!アクセルワークに気を配りながら、ナビで直近の充電可能な箇所をなんとか探し、日産 鎌取店に到着。
目的地まで20Km弱に対して、走行可能距離は9Km!バッテリ容量メーターは残り1メモリとなってました!鎌取店につくまでは、ナビからは「目的地につけない可能性がある」を連呼、「バッテリーを充電してください」の警告音声、その他、いろいろな警告でまくり。
ディーラーの方に事情を説明して、急速充電はできないが、30Kmくらい走れるように試してみましょう!とありがたいお言葉。時間は17:15。カレストにも電話連絡。19:00までは営業しているので、それまでに戻って来てもらえればとのこと。18:00まで充電してもらったところ、なんとか残走行距離がECOモードで30Kmまで復活しました。日産鎌取店さんには充電中には飲み物も出していただき、親切に対応していただきました。ありがとうございました。
自家用車の黎明期であった昭和40年代までは、出先で車が故障し、ディーラーやタイヤ屋さんなどに世話になった話を聞いたことがありますが、電気自動車も同じですね。。。
さて、鎌取を後にしましたが、残り22,3Km、今度は夜の帰宅渋滞。19時までの到着が怪しくなりました。
目的地までの距離に対して走行可能距離に10Kmほどの余裕がありますが、安心はできません。引き続きECOモードでモーターが電気を使わないように、アクセルとパワーメーターに細心の注意を払いながら、ナビの目的地までの距離、残走行距離、時計を同時に気にしながら運転しました。
なんとか混雑地帯を抜け、稲毛の浜沿いの道まできました。19時まであと10分。残走行距離も10Kmほどあったので、ECOモードからDモードに変更!なんと、身軽なこと!信号ダッシュでは他の車を寄せ付けず、ギリギリ18時55分に到着しました。。。
我が家のように、一台しか車をもてず、ちょっとした時間でもどこかに行ってしまうような使い方をする家では、リーフはまだ持てないですね。バッテリー残量を気にして、胃潰瘍になりそう。。。街中・お買い物専用車として使うのが良いようです。ちなみに、カルロス・ゴーンさんは、黒のリーフと黒のGT-Rの2台体制とのこと。羨ましい。テスラのロードスターなどは1回で400Km弱は走れるようなので、せめて片道100Kmを余裕をもって往復できるくらいにしてほしいです。
また、高速道路も苦手のようですね。回生する機会が少ないので、どんどん残走行距離が減っていきます。そういえば、リーフのナビは、通常のナビとは逆に、ひたすら一般道を選択するルートを案内していました。
まぁ、いろいろありましたが、電気自動車を満喫した一日でした。
◆データ
残走行可能距離:7Km
総走行距離:200Km弱
平均電費:4.7Km/KWh(今回の平均ではないかも)