eimayのブログ一覧

レンタルですｗ

この映画の舞台はメキシコシティなんですが、えらく物騒な街です。これ見たら絶対行きたくないと思いますよ。

メキシコでは金持ちの子供たちが身代金目的に１日に4～5人誘拐され、ほとんどが殺害されてしまうという説明から映画は始まります。なので、メキシコでは子供たちが学校などへ行くのにもボディーガードが必要とされます。映画は簡単に言うと少女とアル中のボディーガードの心の交流の話しです。

劇中、残忍なシーンが多いですが、才能に溢れた少女が大人を再生し、最後には精神的に救われるということが主題であり、その辺の下りは良かったです。今のダメ大人が多い世の中にあっては、子供は大人に守られるものという概念が変わって行くのかも知れません。治安の悪い環境で育つ子供たちはたくましいというかなんというか・・・。大人たちは情けないです。

2時間半と少々長い映画なのですが、緊張感が持続してあり、いい意味で良い娯楽作品に仕上がっていました。この監督の技量を感じました。興行的には成功したのかな？？中南米における腐った政治の下にある治安の悪さ、貧富の格差を考えるとつくづく日本ってえらく平和だなといつもながら思いますね。

原題：Man on Fire
監督：トニー・スコット
出演：デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、クリストファー・ウォーケン
上映時間： 146分
製作国： 2004年 アメリカ/メキシコ