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首都高速が来年の距離別料金導入に先駆け、日曜祝日を対象とした距離別割引の『社会実験』を19日から実施するそうです。

そもそも、たかだが高速道路の割引トライアルがなぜ『社会実験』なんて物々しく呼ばれるのか疑問いっぱいなのですが、それはそれで置いておくとしても、今回のこの実験、ちっとも利用者にとっては魅力ありません。

以下は、今回の実験の割引率と料金です。

割引率／東京線（通常全線均一700円）
●10km未満：3割引　普通車：490円
●10km以上20km未満：2割引　普通車：560円
●20km以上：1割引　普通車：630円

ご存知の通り、既に日曜祝日の首都高はETCによる割引が20%適用されています。これは距離に関係なく割引されるものですから、今回の実験が実施されると20km以上の走行ではこれまで20%だった割引率が10%に下がってしまいます。

10km未満ならば反対に10%安くなる訳ですが、サンデードライバーの私はよっぽど目的地が首都高のランプに近くない限り、この程度の距離のために首都高を利用することは少ない気がします。しかも、30%の割引とはいっても絶対額としてたった10km未満で500円近くの通行料を取られるのでは、気持ち良く走れるとは到底思えません。

せっかく距離別料金にして近距離使用の利用者を増やそうと思っても、この実験程度の料金体系で本導入が検討されているとしたら残念です。最低区間が490円では気楽に利用する気にはなれません。ましてや企業でしたら、このコストに見合う時間短縮効果は得られないと判断するでしょう。

慢性的に渋滞する路線がなかなか減らない首都高、距離別などと利用者を混乱させかねない紛らわしいことなどせず、真摯にかつ確実に渋滞解消対策に励み、利用者が満足できる料金体系を提示して欲しいものです。

ハンガリーGPの決勝は、グリッド降格処分により繰り上げPPとなったハミルトンがそのままP2Wで優勝。

2位はフェラーリのライコネン、3位はハイドフェルド、4位に6番グリッドへ降格になったアロンソという順位でした。そして、注目のマッサは13位と浮かび上がることなく沈みました･･･。

結局、ハミルトンは最終予選でもアロンソの妨害が無ければPPを獲得していたのかもしれませんし、実際決勝ではその速さを見せ付けた結果となりました。ドライバーズポイントでは、アロンソを7ポイントに引き離して80ポイントになりました。

しかし、マクラーレンにはどうにも喜べないレースとなったことでしょう。FIAから、1位と4位という結果を残しながらもコンストラクターズポイントは無効とされる裁定が下されており、今GPのポイントは加算されない模様で、この裁定にはマクラーレンが異議を唱えているということですが･･･。

それにも増して心配されるのがチーム全体への影響です。イギリスの新聞『Sunday Mirror（サンデー・ミラー）』には、最終予選のピットでの問題発生後、ハミルトンとロン・デニスが交わした以下のような無線内容が公開されています。

ハミルトン：2度と（放送禁止用語）なことするんじゃないぞ！
デニス：そんな（放送禁止用語）な口のきき方を、2度と私にするな！
ハミルトン：（放送禁止用語）！
※（放送禁止用語）の部分は、ピーッと音響効果を入れて読むのも可です。

デニスの秘蔵っ子と言われるハミルトンですが、ついつい頭に血が上ってFackin'なことを言ってしまったのでしょうね、あれ?? 言っちゃった･･･。

（写真は、AUTO SPORT webより拝借）