• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

mayarokkoのブログ一覧

2013年09月11日 イイね!

MILES DAVISのKind of Blueをリマスターしてみた

「Kind of Blue」は大好きなアルバムでLPとCDを持っている。



1959年の録音だが30年以上を経過した1990年頃になってから、このLPでいえばA面の3曲のピッチもテンポも狂っていて、1/4音ほど高く収録されていたことがわかった。

コアなリスナーの間ではよく知られたエピソードらしいが私は最近このことを知った。
ネットの情報によると、この3曲の録音の際にはメインデッキの駆動が不調だった模様で、規定より僅かに遅いスピードでテープが回っていた。
このためレコード化の際に正常なデッキで再生されたメインテープ音源は、ピッチが原音から僅かに高く狂った状態になっていた。

マイルスをはじめ、共演者の誰もこのことに気付かなかったらしいが、この当時の一流プレーヤーは自分のレコードなどは聴かなかったのだろうか?

現在LP、CDどちらも修正済みのアルバムが発売されているが、自分で修正してリマスターしてみた。

まずLPは、回転数を-3.0%でデジタル化した。これでおよそ1/4音下げて、テンポもほぼ正常になるはず。ソフトは約1000枚のLPデジタル化で愛用の録音ソフト「S rec」である。



これでしばらく聴いていたが、LP特有のプチプチノイズもちょっと気になる。

その後、WAVE編集ソフト「Audacity」でピッチ・テンポの変更が可能であることがわかったのでCDのリッピングにもトライしてみた。



「Audacity Ver.2.0.4」の「エフェクト」メニューの「スピードの変更」で変更率を-2.847%とする。
LPプレーヤーでは情報不足のため概算値の-3.0%で設定したが、このソフトでは少数点以下3桁まで入力可能だ。



「ピッチの変更」で音程差1/4音下げ(メニューでは-0.5を入力する)を実行するとPercent Changeが-0.2847%と表示されるのでこの数値を採用した。

この結果一曲目のSo Whatでは9分6秒が9分22秒となり、修正済みとして発売されている市販のCDと同タイムとなったのでおそらくこれでほぼ合っているのだろう。

私は楽器もやっていないので絶対音感をもっていないが、修正前と切り替えて再生してみると1/4音の差ははっきりと識別可能だ。

40年以上もお気に入りのアルバムとして何の違和感もなく愛聴してきたが、情報を得た上で見過ごすわけにはいかなかった。

これで心安らかに名盤をあらためて堪能できる。よかった、よかった。

Posted at 2013/09/11 20:28:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | Jazz | 日記

プロフィール

ユーノスロードスターVスペシャルⅡをSOLEXチューンして摩耶山、六甲山を駆け回ったり、趣味でメーターパネルのデザインをして楽しんでいます。 平成5年 N...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2013/9 >>

1234567
8910 11121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

トップロックとストライカー交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/10/17 13:27:15

愛車一覧

マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
20代の頃、もらったポンコツの1962年式のブルーバードを、名神でシリンダブロック突き破 ...

過去のブログ

2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2005年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation