我が家の
昭和63年式日産レパードXS-ⅡV6ジェットターボ(VG20ET)
これといった問題もないのだが、
燃費がすこぶる悪い
なにも最近のエコカーと比べるつもりもないのだが
街乗りで
4~5km/Lというのは
昔乗ってた頃の
XJ-Ⅱ(VG20E)や
エンジンスワップした
後期XS(VG20DET)や
その後乗り換えた
Z32フェアレディ2by2ツインターボ(VG30DETT)
と比べても悪い気がする
特にレパード前期は、燃料計がデジタル数字が表示されるので
カウントダウンされるペースが早いと心臓に悪い
そういえば排気ガスもガソリン臭い気がする・・・
となると
まずはO2センサーを疑ってみた!
抵抗値の変化とか見るすべもないから
新品O2センサーが手に入る以上交換するのが定石
まずはタービンと触媒の間
フロントパイプ前方に上向きに刺さっているO2センサーを
エンジンルームから手を伸ばしてモンキーで緩めてみる
もちろん緩まない
下手すればラインオフして35年無交換の可能性もあるO2センサー
サビで固着してないほうがおかしい
配線があるので、
ディープソケットレンチやメガネレンチは入らない
なのでディープソケットに配線逃がしのスリットが入った
O2センサーソケットを買ってきて
浸透潤滑剤WD40を数日繰り返しぶっかけて
ロングエクステンションで力を込めてみる
どりゃーっ!
緩まない
これ以上力を加えるとナメそうだ
バーナーで軽くあぶってみても緩まない
エンジンルームの隙間から作業するので
車載の状態では真っ赤になるほどはあぶれない・・・どうしたもんか・・・
よーし覚悟決めた!マフラー外そうっ!
いつもはリフトに乗ってるエスプリをどかして
レパードをリフトで上げて
とりあえずタービン以降、触媒までを外しにかかる
が、
これがまた外れない
遮熱板の類を固定している10mmのボルトがまず外れない
サビでグサグサになっているので、バイスプライヤーで掴んでも力をかけると空転する
バーナーであぶっても変化なし
しょうがないので、モノタロウで
ツイストソケットを取り寄せて
いざ勝負っ
スコっと簡単に回るっ!うそーっ
こんな便利な工具があるなんてっ!
サクサク遮熱板を外して、マフラーのフランジに刺さっているボルトを緩める
が、
これもサビでマフラーと同化している
幸いボルトの頭はしっかりしているので、バーナーであぶってレンチでエイヤッと力を加えると
ムニュッという感触とともに頭だけとれた・・・がーん
触媒の前後ボルト4本
タービン方向のボルト3本とナット1個、フランジを挟んでいるナットを4個をそんな感じでとにかく外す
これでマフラー外せるかと思ったが
触媒に刺さっている排気温度センサーがまた外れない
車両側は助手席シート下にカプラーがあるのだが
カプラー側はシャシの穴は通らない・・・センサー部を上から下に通す構造だ
センサーは触媒とサビで一体化していて、ねじ頭そのものが完全に丸くなっている
O2センサーは新品が手に入ったので既存のセンサーは破壊しても構わないが
排気温度センサー純正品番は入手困難(令和3年現在)
22740-43L02(87年4月までは43L01どっちにしても製廃)
流用できそうなセンサー情報もネット上にはない
今どきの車は排気温度警告灯はそもそもないが
厳密な話をすると
うちのレパードはまだディストリビューターがデデーンとついているので
失火に備えてセンサーも警告灯も必要と言えば必要だ
なにより装備しているものが無い、もしくは作動しないというのは気持ち悪い
うーんセンサー手に入らないかなあとネットで探しても
ヤフオクでボロボロのが4万円とか手が出ない
そんななか日産の排気温度センサーの写真を眺めていると
R32スカイラインとかの排気温度センサー22740-71L00が
センサーもカプラーも形状が同じ事に気が付いた
値段もヤフオクのボロボロより安く新品がアマゾンに出ている
とりあえずゲット!
届いたセンサーを見ると、カプラー側の車両に取り付けるステーの形状が違うだけで後は同一見える
もしかしたら、感熱温度が違ったりするかもしれないが
とりあえず代替品が手にはいったので、遠慮なく既設センサーをぶった切って
前出のツイストソケットで無事取り外せた
んで、ステーを入れ替えて万事OK!
これで
マフラー外れた!
残ったボルトの残骸はドリルとタップで除去する
そんでいよいよO2センサーを外す
まずはバーナーであぶれるだけあぶってみる
が、緩まない
ではバーナーであぶった後、
センサー部だけKUREの凍結浸透ルブで冷やしてみる
熱膨張と収縮を利用するわけだが・・・
やっぱり緩まない
こうなったら、O2センサーは破壊しても構わないので、ディスクグラインダーでカットし
22mmのソケットをインパクトレンチで回してみる
ぎゅるるーん
あれ?簡単に回ったよ
今までのあれこれが効いたのか、やっぱり最後はインパクトなのかは分からないが
とにかくO2センサー外れた!
センサー部やマフラーのフランジ等のネジ穴を
タップやダイスを使ってネジ山を整える
O2センサーはもちろんだが、ボルトナット類やガスケットも純正をモノタロウで取り寄せる
だって今までついてたボルトが、パーツリストと比較しても種類バラバラ・・・
マフラーは交換履歴があると思うので、ボルトはあり物で済ませたのかな
ボルトナットなんて、ホームセンターで買っても純正でも
大して値段は変わらないけど安心感は大違い
フロントパイプの遮熱板に変形があったので、
成形しマフラーパテで整えて耐熱塗装した
組み上げには、ボルトナットに
耐熱グリスをべっとり塗っていく
ついでに
エアフロメーターとエアエレメント
水温センサー(インパネ用とECU用)とコネクター
インジェクターのコネクター
プラグとプラグコード
バキュームホースのたぐい
ついでにエンジンオイル
を交換していざ燃費はっ!
7km/L!
(街乗りで)
そうそうこれくらいだよこれくらい
燃料計のカウントダウンも、だいぶゆっくりに感じる
アイドリングも安定したし、レスポンスも向上した(気がする)
排気温度センサーも、無事?始動時に一瞬点灯してその後消灯の正しい動きだ
レパードをリフトアップしたまま、部品や工具の手配込みで数週間を費やしたが
ステイホームのネタにはもってこいである
※追記
その後ECUリセットからの学習が進んだせいか、街乗りで10km/Lは行くようになりました‼️苦労した甲斐があった~っ!
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Posted at
2021/05/14 09:05:20