さあどうする???
日本やったら深呼吸して考えるとこやけど
熱帯雨林の空気吸うても不快なだけやから
とりあえず待ってくれてるホテルの車へ
運転手に車出さんといて言うて現状確認
外国ではお金分散さす癖ついてるから
服のポケットに
確か2万円ぐらいの日本円とカード1枚
お金はこんだけ
盗られたショルダー以外の荷物は車に積んだままやから全部無事
こうなったら出来るだけ現金使わんとリカバリーするしかない
行動の優先順位は?
まずドライバーに
パスポート、航空券入れた鞄ロブられたから
警察のヘッドクォーター行って言うて
ホテルに電話してコンセルジュに繋いでもろた
ヘッドクォーターはオーチャードの端やからすぐ着くけど
その間にコンセルジュと相談して
まずは飛行機を明くる日に振り替え
カード会社のエマージェンシーコールの番号調べ
ホテルの延泊頼んだ
普通はチェックアウトしたらホテルとの関係切れるけど
パーソナルトランスポーテーションのサービス中やったんが
幸いして面倒くさい手配スムーズに終わった
ついてる!!
シンガポール警察のヘッドクオーター
今は日本のゼネコン鹿島が建てた近代的なビルやけど
その頃は古い東南アジアンな建物
ここで被害届出す
通称ポリスレポート
この黄色い紙が後の事全てに重要になる
まず盗られた鞄の特徴
中身のリストアップ
中身の申告漏れは後日変更出来へんから
最重要事項、ひつこいけど絶対書き忘れ無いように!!
これが終わったら日本大使館に連絡してもらう
電話かわって簡単なインタビュー
明日の朝一に臨時パスポートの申請に行く約束して終了
ほどなく警察へホテルからFAX
カード会社のエマージェンシーコールのリスト
ヤバい+81
て事は日本の番号
お金無いけどかけなしゃあない
担当の警察官に
オーバーシーズコールせなあかんから
両替したいねんけど言うたら
彼が同僚になんか言うた
ほんなら皆ポケットに手入れてゴソゴソしだした
一人一人僕の前に小銭置いてニコッとして立ち去って行く
小銭置かれるたんびにサンキュー言いながらも涙腺が緩みそうになる
多分十数人がカンパしてくれた思う
集まった小銭箱に入れて公衆電話へ
無事連絡終わったから残りのお金返そとしたら
みんな持っとけ言うて肩たたいてくる
サンクス ア ロット言いながら皆と握手してホテルへ
シンガポールは唾はくだけで捕まる警察国家ゆうイメージで
警官は威張ってるんやろ思てたけど大違い
先入観はあかん!!
シンガポールは日本にも
シンガポール政府観光局の出先機関置くほどの観光立国やゆうもんの
外国人に対して自然な親切ホンマに感謝や!!
ホテルに戻ったらもう夜
車降りたらジーパン履いた小柄な女の子が近寄って来た
ホテルの雰囲気に合えへん質素な感じ
エブリシングOKか?言うてる
よう見たらリッツカールトンのコンセルジュ!!
早番やったのに帰らんと待ってくれてた!!
帰り際に明日非番やけど何かあったら電話して言うて
自宅の電話番号書いたメモまでくれた
さっきの警察官といい
コンセルジュといい
マニュアルにない親切
実はどっちも規則違反やと思う
けどこうゆう親切に接したら
一生シンガポール警察とリッツカールトンのファンになるんは
人間やったら当然!!
改めてチェックイン
ウエルカム ユア ホーム 言うた後のフロントスタッフ
その次言うた事は?
飲食はフリーに出来へんけど
今晩のルームチャージはフリーに
おまけにレイトチェックアウトでOK
スターウッドはプラチナメンバーやったけど
この瞬間からリッツカールトンを最優先するようになった
Posted at 2012/07/10 11:20:21 | |
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