
県道48号飯田高原中村線。九重”夢”吊り橋や、登山シーズンは牧ノ戸登山口に向かう方たちが必ず通る主要地方道です。現在大規模なバイパス工事を敢行しており、交差点は48号側が
3車線とかとんでもないことになる予定ですw
そんな48号ですが、一部旧道が存在します。台風やら大雨やらでよく崩れるこの道はとある災害で一部区間が
壊滅的な被害を被りました。その災害復旧工事で現道が旧道の真横に通ってます。今回はその旧道区間を行けるところまで行ってみました。
かなりの高低差がありますが右が現道、左が旧道です
小さな沢を渡る橋が架かってますね、旧道にも橋があるんですが…

転載です。探索した日が草が生い茂って橋の存在に気付かないほど酷い状態なので、姿が良く見える画像を見つけてきましたw
コンクリートの橋で、欄干も低くいかにも『昔の橋』って感じがします。たぶん、開通した当初からあると思うので相当古いんじゃないかな?
竣工年記した銘板を見つけたので見てみると…
( ゚д゚)
親柱の半分が埋まってて読み取れねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!しかも書体が筆みたいな字でさらに解らん!!!←
昭●九●九月としか読めない(´・ω・`)
あ…終わり見えたわ:(;゙゚'ω゚'):
激しく藪だらけ…でもこの先で現道の土台に吸収されてるからな、ここ。うん退散だ←
明らかに人工構造物。橋脚にしか見えないんだけど、対岸に橋台が見当たらない…
隧道データベースによる情報
竣工年・昭和33年(1958)
延長・16m
幅員・4.5m
限界高・4.2m
その名は『河内隧道』
この路線には昭和34年竣工の長井野隧道と河内隧道があります。
The・開削済!(´・ω:;.:...
左にこじんまりした岩石がありますが、これがその痕跡です。旧道から4m弱嵩上げされて現道を建設したので、新しくトンネル掘るよりか、山を切り開いた方が早いと判断したんでしょう。昔の記憶だと、壁面がデコボコした素掘りモルタル吹付のトンネルでした。
国道210号に架かるカーブした大きな橋『新牧口橋』。
その手前に架かる『旧牧口橋』。親柱が3本流失してて名前しか解らなかったんですが…
JSCE橋梁史年表(マニアック!)によると
1952年8月竣工、延長77.4m、幅員5.5m、RCT桁橋 l=4.8+2x14とあります。
『おー、コイツの竣工年が解ったのは収穫だな…あ…え!?』
1952-8 九重町 牧口橋
1887-10 九重町 牧口橋
あれ!?なんかもう1個表記あるんですけど!?
1887年10月竣工、延長73m、幅員2.5m、形式・土橋
ふぁ!?
丸太橋ですか!?明治21年竣工にしちゃ丸太橋とかwwww
明治とくれば煉瓦構造物が出始めた時代。まぁ、この辺りはこの時代『粟野村』って言われてたから低コストの橋が求められたんだろうな。
1953年木橋部流失
よかったね、新しく牧口橋建設してて(;´∀`)
なんかいろいろアレな俺の地元←
Posted at 2014/06/04 13:42:14 | |
トラックバック(0) |
おぶろーでぃんぐ | 日記