前編の続きになります。
鹿児島市内で黒豚を食べた後、さらに薩摩半島を南下し、知覧を目指します。
知覧でのお目当ての先は、武家屋敷庭園と特攻平和会館です。
知覧武家屋敷は「薩摩の小京都」といわれる武家屋敷群庭園です。
江戸時代に島津家の分家であった佐多氏が統治しており、知覧の港が琉球貿易の拠点としていたこともあり武家屋敷も琉球の影響を受けた造りになっているそうです。
大河ドラマの「西郷どん」のロケ地としても使用されたみたいです。
また、武家屋敷から数キロ離れたところには、知覧平和会館があり、第二次世界大戦での特攻隊の出発基地だった知覧の特攻隊の遺書などが展示されています。
内部は撮影不可ですが、流石に遺書を読んでいると心苦しさと悲しみが混みあがり撮影する気にもなりません。
語り部の人の話も聞かさせて頂きましたが、この平和ボケした現在がどれだけ幸せなのか痛感しました。
また、平和記念会館に若い方の来場が多かったのがとても気になりましたね。
平和記念会館を後にすると日も暮れだしたので今後の予定を考えます。
指宿から大隅半島の根占にカーフェリーがあるのですが、最終便があと30分後となっており、流石に間に合わないので指宿で一泊しようかホテルを検索するもどこも満室(まぁ当たり前ですが)。
それなら一旦鹿児島市内まで戻り、そこでビジホを予約して飲み歩こうと思います。
鹿児島中央駅周辺の東横インを予約し、飲み歩きしました。
といっても雨が降り始めてしまったのと疲れもあったのか1軒目の居酒屋で結構酔っぱらってしまったので〆のラーメンで2軒のみにて飲み歩き終了してしまいましたが…。
(鹿児島だからと1杯目から焼酎を飲んでしまったのもあるかもしれませんが)
(4日目)
鹿児島市内のホテルを出発し、桜島フェリー乗り場に向かいます。
桜島フェリーは24時間運航(夜中は1時間1本)しております。
20分程度で桜島上陸。
ニュースとかで噴火のことを見たりしていましたが、ほんとにいつも噴煙を上げているのですね。
この日はおとなしめでしたが規模が大きいと火山灰とか大変そう。
桜島港から反時計回りに桜島をドライブし、大隅半島に上陸です。
1時間弱程度走りましたら「道の駅 たるみずはまびら」に到着し休憩。
道の駅に隣接している海鮮店で「さつまぶり丼」を購入しました。
鹿児島はきびなごも有名ですし、美味しい海鮮や鳥、豚も有名ですのでグルメ旅としてもいいですね。
本日1つ目の観光地は「雄川の滝」。
こちらも大河ドラマ「西郷どん」のロケ地となった滝です。
国道からそれて所々に車の離合もできないくらいの細い道を進みまして専用駐車場に何とか到着。
その駐車場から15~20分遊歩道を歩きますと「雄川の滝」が目の前に現れます。
昨日の雨の影響か、水量もそれなりにありまして雄大な滝を見ることが出来ました。
年末最終日の大晦日でしたが結構観光客がいらっしゃいましたね。
雄川の滝を堪能しましたら元来た遊歩道を戻りまして先ほど道の駅で購入した「さつまぶり丼」を昼食でいただきました。
次に向かうは本土最南端「佐多岬」です。
錦江湾を右に眺めながら車を進めます。
少し桜島の火山灰の影響かガスっていましたが対岸の薩摩半島にある開聞岳も見えましたね。
モニュメント前でカロツーと記念写真をとり、「何してる?」にアップしたりして、佐多岬公園駐車場に到着。
駐車場からは灯台展望台まで遊歩道を歩きまして、途中にある本土最南端の神社にもお参り。
展望台からは種子島や屋久島も望むことができました。
車に戻ってきましたら日が傾きかけてきましたので、本日の車中泊場所に移動します。
※佐多岬公園駐車場で車中泊もできそうでしたが、車の数も多かったので途中にあったトイレ付の駐車場を見つけていたのでそちらで車中泊しました。
車中でネットやらYouTubeを見ていたらいつの間にか日付が変わり2025年に突入。
LINEなど知人に新年の挨拶などを交わしていたらいつの間にか爆睡しておりました。
※目が覚めると既に翌朝8時を過ぎておりまして初日の出がとっくにお出まししておりました…(汗)
(5日目)
本日は夕方に鹿児島の志布志市にあるフェリーターミナルから大阪南港まで「さんふらわあ」で帰路に着きます。
道の駅でお土産を購入したりしながら少し早めにフェリーターミナルに到着。
既に予約も支払いも完了しており、メールにQRコードが送られてきており、そちらを係員の方が機械で読み取るとそれでチェックイン完了。
※今回シングル部屋(ビジホ部屋のような)を予約しましたが、部屋の鍵(開閉)もこのQRコードで
徐々に乗船車両も集まり、ナンバーを見ると「なにわ」などの関西ナンバーや、私と同じ名古屋ナンバーもありました。
乗船が開始しまして車を車両甲板に移動します。
小さいカーフェリーで車を積み込むことは何回も経験しておりますが、「さんふらわあ」のような大型船は初めてで気分も高揚。
係員の方の指示に従い、車を停めて客室フロアに階段であがり、部屋に到着。
先ほど少し触れましたが、今回はシングルを予約しまして、本来はトラックドライバー用の部屋ですが、繁忙期などの期間によっては一般に販売しているプランを活用しました。
B寝台みたいな雑魚寝部屋だとどうしてもプライベートとかの問題もありますし、カプセルホテルのようなプランもありましたが2千円程度で今回のシングルにアップグレードできたので今回はそちらにしました。
18時前に志布志港を出航しまして、航路は四国南側の太平洋を進むルートになります。
外洋ですので携帯電話の電波は入らない為、デジタルデトックスもかねて部屋でのんびりしつつ、大浴場も完備しているのでお風呂に入浴したり、甲板に出て月明りの水平線を望んだりしていました。
波も穏やかで、船のエンジンによる振動などは少しありましたが、ぐっすり眠ることができました。
翌日起きると既に和歌山県沖まで来ており、ちょうど日の出の時間でしたので、甲板で拝みつつフェリーの朝食バイキングを頂き、下船の準備をして8:30過ぎに大阪南港に着岸。
9時過ぎに下船案内がありまして、大阪から3時間弱にて帰宅することが出来ました。
今回の南九州旅行でカーフェリーを活用しましたが元旦の料金が車搬入込みで4万5千円でした。
鹿児島から高速で帰ってくると高速代だけでも2万近くかかりますし、ガソリン代も結構しますので、宿泊代込みということも考えれば安かったのかもしれません。
※2日より繁忙期料金で6万弱まで費用が上がっていましたので比較的リーズナブルなプランで帰ってこれたのでは…。
これで離島を除くとカロツーで行っていないのは北海道と東北の一部のみになりました。
北海道旅行は飛行機がメインですが、時間さえあればカロツーで上陸したいですね。
あとは青森や岩手、秋田などの東北もいつか訪れたいと思います。
2回にわけてダラダラと書き綴ってきましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
忙しい日がこれからも続きますが、カロツーと出かける機会がありましたら皆様にもご報告いたします。