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イトケン(G)のブログ一覧

2020年01月31日 イイね!

MINIの呪縛から解かれたオレ

MINIの呪縛から解かれたオレ MINIに乗り始めて、ちょうど15年が経過した。15年アニバーサリー。途中、2年半だけゴルフに浮気したことがあるが、免許を取って以降の自動車人生の半分以上をMINIと過ごしてきた。

 今日は15年間を思い返すテキストです。

 MINIに乗り始めた当時は、MINIはかなり特殊な存在だったのよ。長い歴史を持っているクラシックカーを、そのデザインモチーフを活かしながら、リバイバルしたクルマは、当時、他に存在しておらず、MINIがそのパイオニアだった。

 MINIは走りについても、強い個性を放っていて、金属の塊のような剛性感、ステアリング操作がダイレクトに伝わる運動性能、ドロドロとした雑味のあるSOHCエンジン、どこを切り取っても他に類例のない独特なフィーリングだった。

 強烈に運転が楽しい。最高にクールなルックス。オレは完全に虜になってしまった。

 当時、個性の塊であるMINIに乗ることは、すなわち個性ある人生を歩んでいることを象徴し、アーチスト、建築家、起業家、職人、エコロジスト、インテリゲンチアなど社会の中でも個性を放っている人たちが好んで乗るクルマの筆頭だった。いわゆる「オシャレさん」が道具として使い倒すクルマと言うポジションを確立したのだ。当時は、販売拠点も少なく、台数も少なかったからね。MINI乗りはマイノリティでもあったのです。「MINI乗り」というカテゴライズされた人種としてエンスーアジストを気取ることもできた。

 オレは、オシャレさんでもインテリでもなかったけれど、MINIに乗ることで感じる、社会の中から少し逸脱したような解放感と、秘密基地に潜んでいるような疎外感を楽じられて、楽しかったなぁ。

 時代の経過とともに、MINIは販売拠点を増やし、販売台数を増やし、ボディバリエーションを増やし、どんどん大きく、そして高額になっていった。個性の塊だった走りも、いつしか普通に高性能なクルマのそれになっていたし、デザインもテイストが違うものになっていった。そして、いつしか、MINIのユーザーの大半が、あの時の「MINI乗り」とは全く違う種類の人たちになってしまっていた。MINIはもはや、「走りとデザインに惚れた庶民が小粋に乗るクルマ」ではなく、「お金持ちの為のクルマ」になっちゃったのである。

 でもオレは、どんどん変貌し続けるMINIを、「受け入れよう」「好きであり続けよう」と気持ちをコントロールしていた。だって、心底惚れたクルマなんですもの。受け入れがたくなりつつあるデザインも、「見慣れる」ように努めてきたし、どんどん値段が上がるMINIに、次も乗るために貯金もした。

 しかしついに、MINIの方から、「マニュアルトランスミッションの廃止」という、決定的な最後通告受けてしまったのである。ヤツらは、少数派になってしまっていた「MINIの走りが好き」という人種を、完全に切り捨てたのである。

 ~あんたのような、お金のないクルマオタクが乗るようなクルマじゃないのよ~

 最後通告を受けしばらく落ち込んでいたが、少しずつ気持ちの切り替えができてきて、いま、ようやくMINIの呪縛から解かれることができた。オレ、無理してMINIのデザインを受け入れていたからね。呪縛から解かれた目で現行MINIを眺めると、やっぱり無理だったわ。このデザインは、オレにはまったく受け入れられんわ。

 MINIの呪縛から解かれたことで、他のクルマも冷静に見られるようになってきた。オレのようなクルマオタクを満足させてくれるクルマはかなり少ないんだけどね。でも、少ないながらも、魅力的なクルマがまだまだあるのだということに気が付いた。ルノーのカングーやトゥインゴ、フィアットの500やアバルトの595、そしてスズキのジムニーシエラ。スズキには、不細工さえ我慢できればスイフトスポーツという名車もある。あと、ホンダの新型N-ONEにはMT車が設定されるらしいし、S660も楽しそう。新型のプジョー208もカッコよいね。

 ことしは、じっくり次期車を考える年になりそうです。と言うことで、まもなく発注が締め切られるF56・MINIのMT車は買えない。

 次の20周年記念は来ないのです。わー、さみしいテキストになっちゃった。
Posted at 2020/01/31 12:55:41 | コメント(5) | トラックバック(0) | MINI | 日記
2020年01月17日 イイね!

チバニアン

チバニアン 千葉県にあるおよそ77万年前から12万年前までの地層を形成した地質学上の時代を、地質学の国際的な基準に登録し、「チバニアン」と命名することを国際学会が決めた。ようやく決着したのだね。おめでとう。

 同じ時代の地層が確認できるイタリアの研究チームが、「イオニアン」にしたいと主張。同時に国内でも「チバニアンのデータはねつ造だ」と言い出す妨害者まで出てきて。どうなることと思っていたが、日本が勝ったのだ。正義は我にあり。

 なんだろうねぇ、この誇らしさを感じる心理は。ノーベル賞とかね、スポーツのすごい成績とか、日本人が快挙を成しえるたびに感じる誇らしさ。オレ、関係ないじゃんね。関係ないのに、同じ日本が勝ったと言うだけで、ちょっと嬉しい。

 ま、でも、ネーミングセンスとしては、どうかなぁ。もうちょっと他にカッコいい名前考えられなかったかなぁ。と言うのも、他の時代のネーミングセンスが素晴らしいのよ。

 クライオジェニアン。
 ルドフォーディアン。
 サープコビアン。

 モビルスーツの名前とか、正義のヒーローの必殺技みたいなカッコいい名前のオンパレード。

 アーティンスキアン。
 これはもう、一片の詩だ。エレガントすぎる。

 これら錚々たる名前の中では、チバニアンは弱すぎる。存在感に欠ける。チバニアンという正義のヒーローがいたとしたら、そいつはチビだ。

 日本が命名していいんだったら、名前の末尾をラテン語風の「アン」とか「ニアン」にしなくてもいいんじゃないの?「チバジダイ」でいいんじゃないの。時代を表すのだから千葉にこだわらず「トオイムカシ」でもよかったんじゃないの。

 「ムカシムカシ、アルトコロニ」とか。

 学会で科学者が大真面目な顔で。
 CNNニュースのキャスターがクールに。
 大学の教壇で大学教授が。

 「昔々、あるところに」と言っていたら楽しい。

 もしくは、「チバニャン」とか。
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Posted at 2020/01/17 15:47:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2020年01月10日 イイね!

オレには同じクルマに見える

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Posted at 2020/01/10 16:36:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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