国土交通省の報道発表資料
基準不適合発生箇所
ABS(アンチロックブレーキシステム)の制御プログラムが不適切なため、ABS作動
完了後の制動力が作動直前の制動力より低下することがある。そのため、ブレーキをかけ
ている途中に凍結や凹凸路面等を通過してABSが作動すると顕著な空走感や制動遅れを
生じることがあり、そのまま一定の踏力でブレーキペダルを保持し続けた場合には運転者
の予測より制動停止距離が伸びるおそれがある。
改善の内容
全車両、当該制御プログラムを修正する。また、制御プログラム修正までの間の運転時の注意事項を、
使用者に周知する。
なお、プリウス(PHV)、SAI、レクサスHS250h の3車種については、対策プログラムが準備でき次第、当該
制御プログラムを修正する。
使用者への通知内容:運転時の注意事項
①空走感や制動遅れを生じた場合は、ブレーキペダルを踏み込むことをお願いする。
②ABS 作動時は、ブレーキペダルを素早く強く踏み続けることをお願いする。
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“回生ブレーキ”っていうのは変な言い回し。
ブレーキの一種みたいに言って、HVには特別なブレーキが付いてる。
みたいな錯覚させるけど、回生というのはもともと、
「運動エネルギーを電気エネルギーに変換すること」だったと思う。
回生させれば、走行中の車ならばその走行速度が落ちるので、“結果としてブレーキの働き”が生ずる、ということ。
要するに、エネルギー回収動作、または、エネルギー回収装置のことで、ブレーキと言っちゃうと何か変な感じがぬぐえない・・・
もし、広い意味で回生“ブレーキ”というなら、
オルタネータを持った一般の車にも、
ダイナモ使って灯りを点灯させるチャリにも、
回生ブレーキが付いてるということになる。(付いてるというのも変な言い回しだけど)
HV車などの場合は、その発電機の出力(発電量)が大きいというだけのことだ。
(※電車の場合は、ブレーキで回生させた電気を熱として捨ててるんでしょうか?それともやっぱり電池に回収するんですかね?)
トヨタは当初、「回生ブレーキから油圧ブレーキへの切換にタイムラグある」
との説明されてたような気がするが、
この資料見ると、
ABSの制御プログラム(ABS制御コンピュータ)のみが基準不適合ですとな・・・
ホントなのかな・・・
それなら、HVに限ることなく、ABS車は全部不具合の可能性あることになるんでないでしょかね・・・
ま、回生ブレーキ制御のほうも関係するとなると、エンジンも含めたHVシステムのコアに関わる部分が問題だということになるので、
そこの部分の不具合が万が一あっても、なかなか正直に公表は出来ないでしょうね。
HVシステムそのものの信頼が総崩れになったら、トヨタにとってはもっと一大事でしょうから・・・
それと、
>②ABS 作動時は、ブレーキペダルを素早く強く踏み続けることをお願いする。
これも意味が良く解らない。
“作動時は、素早く強く踏み続けること”
とはどんな説明なんだか!
トヨタの広報担当は日本語ももっと勉強した方がイイと思う・・・
SAIもブレーキ改善=先月末以降、プリウスと同システム-トヨタ
こんな内部告発・・・やっぱりね。
Posted at 2010/02/09 18:37:15 | |
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