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2022年10月23日 イイね!

2022 F1 日本GP 観戦記 4

さてレースはなんとか終了しましたが、行動記録としてはここからが肝心。
家に帰るまでがF1観戦です。



後ろ髪を引かれつつC席を後にしたのが17時半。
大群衆の波にのまれながら出口に向かって移動する。
B席のあたりで東コースウォークの待機列が見えたが、
その余りの長さで断念する。



すっかり雨も上がっていたのでグランドスタンドの軒下で合羽を脱ぎ
散らかった荷物の片付けをする。
ついでに昼前から何も口にしていなかったので行動食で軽く腹を満たす。
この時間になるとグランドスタンドも出入り自由になっていたので
V2席からホームストレートとピットビルディングを眺め余韻を楽しんだ。



その後、再び歩き始め、メインゲートを出たのは18時25分だった。
こういうのを見るとまた来たいという気持ちになる。





今日の帰り道は、稲生駅の混み具合が分からなかったので、
便数が多いであろう白子駅経由とした。
だがメインゲートを出てすぐ、旧ボーリング場の横でパタりと人の流れが止まった。



なんと白子駅のシャトルバスの待機列がここまで延びていたのだ。
ここから列は牛歩の如くゆるりゆるりとしか進まず、
ようやく乗り場が見えたと思ったら今まで見たこともない脇の方へ行列が回され、
逆に乗り場がどんどん遠ざかっていく。一度はやんでいた雨もまた降ってきた。
時計を見ると19時を回っている。
ここでようやく帰りの新幹線の時間が危ういことに気づいた。

予約を取っていたのは名古屋21時39分発のひかり668号。
名古屋駅でコインロッカーから荷物を取り出したり、
乗車券を購入したりする時間を考慮すると
白子駅20時13分発の急行が最終防衛ラインである。
とすると20時には白子駅に着いておきたい。
だが依然としてシャトルバスの姿は近づいてこない。
この辺でプランBを考慮しなければならなくなった。
フェラーリのストラテジスト並みの脳みそをフル回転させて考える。

まずプランBは新幹線最終ののぞみに乗ること。
この場合、本来の小田原で降りることが出来ないので
新横浜まで行かなければならない。
だが新横浜から先の交通手段がないためタクシーを利用せざるをえない。
タクシー料金は2万はするだろう。
それに上手くタクシーが捕まえられるかも不明である。

となるとプランCは当日の帰宅を諦めて名古屋で宿を見つけることだ。
幸い翌日も休暇を取ってあり、新幹線は翌日へ乗車変更すればいい。
ここまで大枠を考え、さあスマホで検索しようと思ったら
なんとドコモのスマホが繋がらない。
この狭いスペースに万人単位の人が密集しているうえ、
このシャトルバス乗り場は鈴鹿サーキットの敷地でも端っこ中の端っこ。
携帯電波が非常に脆弱な地帯だったのだ。
ひたすらトライを繰りかえすも無情にも電波はつながらない。

名古屋駅で野宿する風景が頭の片隅をよぎったとき、
サブスマホを持っていたことに今さら気づいた。
だがこのサブ機は悪名高い楽天モバイルである。
天下のドコモでさえつながらないこの場所で楽天が繋がるわけないだろうと
半ばやけくそで楽天を起動させてみたらあっさり繋がった。。。
というのは、あまりにも電波の弱い地域であったがゆえに
楽天自社エリアでなくau電波をローミングで捕まえたのだ。
F1期間中、auだけは臨時基地局を設定してくれていたので、
かろうじて電波を拾えたのだ。

こうして旅行サイトでまずは今夜の宿探し。
日曜の夜なので通常なら宿はそこそこあるはずだが、
不運にもこの日は3連休の中日。
しかもF1開催中ということでめぼしい宿は空いておらず、
あってもかなり割高な料金設定。
だが背に腹は代えられず、なんとか宿を確保することができた。
(後日、通常料金を調べたら、1万円以上もボられていたことが判明)
次に新幹線の乗車変更。こちらも何とか翌日のひかりを確保することに成功。

こうして一連の手配を終えたころ、ようやくシャトルバスに乗り込むことが出来た。
時間は19時50分。バス待ちはおよそ1時間半に及んだこととなる。
乗ってしまえばバスは順調に進み、20時10分頃、白子駅に到着した。

駅の混雑はそれほどでもなく、ホームまではスムーズに到着。
そこへ間もなくやってきたのは急行名古屋行き。
なんと近鉄のダイヤが5分ほど遅れていて、本来乗れないはずの
20時13分発の電車に乗ることができたのだ。
となると本来予定していた新幹線で今日中に帰れたことになる・・・

だが当日だと宿代はキャンセル料100%発生するので、
これ以上予定を変えることはできない。
まあ後泊することで心にゆとりが出来てむしろ良かったのだと
何度も自分に言い聞かせた。

ちなみに後泊したホテルは素泊まりにも関わらず、
金・土2泊し朝食付きだったホテルの2泊分とほぼ同じ宿代だった。
しかも部屋は荷物を広げるのにも苦労するほど激狭。
まさにフェラーリ級のストラテジーである。

名古屋駅についてコインロッカーから荷物を回収し、
土砂降りのなかを歩いてホテルに到着。
もはや出歩く元気はなく、近くのコンビニで適当に食料を買って夕食を済ます。
濡れた荷物や合羽、ウェアを干してから自分も泥のように眠った。


2022年10月10日(月)
小雨

予期せなかった延長の4日目である。
新幹線は9時31分発なので、荷物を片付け8時半頃ホテルをチェックアウト。
名古屋駅の売店で土産物を買い足す。
この日の宿は素泊まりだったので、名古屋駅構内の住よしのきしめんを朝食とした。
以前、新幹線ホームの住よしを食べたときに、
そこも十分旨いがさらに美味しいのは在来線ホームの住よしだと助言を頂いたので
今日は3,4番線ホームの住よしで頂くこととする。
確かに揚げたての天ぷらが旨かった。



その後は定刻どおりに新幹線に乗り、小田原からは小田急、最寄り駅からはタクシーで
ようやく帰宅することが出来た。まあ長い長い帰路であった。

さてここで帰路の顛末をもう一度振り返ってみたい。
12年前の2010年も同じ21時半頃の新幹線で帰ったのだが
この時は名古屋駅で2時間くらい新幹線を待ったのだ。
その時の経験から新幹線の時間は余裕があると思い込み
その油断で帰りの綿密な乗り継ぎ時間計算を怠っていた。

まずスタート時間、2010年は15時、2022年は14時。
だが今年は途中に赤旗中断があったため、
レース終了し表彰式が終わったのが前述のとおり17時半だった。
ちなみに2010年はドライコンディションのため、表彰式終了は17時だった。

次にメインゲートまでの時間であるが、2010年はホームストレート入口に
位置するS席だったので、ゲート退出まではさほど時間が掛かっていない。
対して今年2022年はC席だったのでもともと距離が長いうえに、
途中で道草を食ったため退出まで1時間近く余計に掛かっている。
加えて2010年はシャトルバスの待機時間は、列こそ長かったものの
スムーズに行ったと記録されているが(逆算すると30分未満)
2022年は1時間半ほどかかった。

結果的に2010年は17時50分頃にはもう白子駅に着いていたのに対し
2022年の白子駅着は20時10分と2時間20分も遅くなった。
これにより(結果的には間に合うのだが)帰りの新幹線に乗ることが
出来なくなったわけだ。

今年に関してはマックスの戴冠シーンを見ることができたので、
後泊の宿代はその対価と考えよう。
だが来年以降の観戦に向けてはどうしようか?
観客席をグランドスタンド寄りにするか?
しかし今年見たC席は1~2コーナーの攻防からS字まで見渡せ、
応援席であるがゆえに雰囲気もよく
価格設定もお手頃で正直コストパフォーマンスの高い席だったと思う。
なので次回もC席で見るとすれば、名残惜しくはあるがチェッカーと同時に席を立ち、
途中脇目もふらずバス乗り場まで直行することが必須となるだろう。
もちろんレースが赤旗等なくスムーズに進行すれば16時は終わるだろうから
であれば時間的な余裕はさらに増すこととなる。

また稲生駅から伊勢鉄道で帰るというプランも選択肢にあがるだろう。
ただ伊勢鉄道は混み具合が予想できないので、
ギャンブル性が高いものとなる危惧が残る。
となると一番確実なのは白子駅まで5km歩くことかな。
それに向けて今から体力づくりを始める必要がありそうだ。

Posted at 2022/10/23 15:06:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | スポーツ
2022年10月23日 イイね!

2022 F1 日本GP 観戦記 3

2022年10月9日(日)
曇り→雨→大雨→小雨→雨

いよいよ決勝日の朝。空模様は曇りだが昼過ぎから雨の予報がほぼ確定。
心して掛からねばならない。
昨日は遅めの出発だったが、今日は6時半に朝食を摂りに行く。
朝食会場はウェアを纏ったF1客でいっぱいだった。
おそらく昨日は我々の出足が遅かったせいで彼らと遭遇しなかったのだろう。

朝食を終え荷物を整えて7時20分にホテルチェックアウト。
名古屋駅に向かいコインロッカーへ荷物を預ける。
この日も大型、中型は全滅だったが小型はまだ空きがあった。
しかし金曜に比べると小型でさえ空きが少なくなっていた。

今日は過去2日と違い、近鉄特急を予約してあるので近鉄で鈴鹿へ向かう。
というか本当はJRの臨時特急鈴鹿グランプリに乗りたかったのだが
予約争奪戦に敗れた(開始数分で無くなった)ため
プランBで近鉄を予約したのだった。
また、一日くらいはメインゲートから入場し、
鈴鹿F1の雰囲気を思いっきり感じたいという気持ちもあった。



8時10分発の特急アーバンライナーの車内はやはりF1客が多かった。
だがホーム向かいの先発の特急ひのとりを見ると、
そちらの車内にもF1客がちらほら見られた。
ひのとりは白子に止まらないのにどうしてと思ったが
後で聞くと津まで行って伊勢鉄道で折り返して稲生駅を目指すのだそうだ。
確かにこのルートだと楽だし、シャトルバスが無いから時間も読めるので
ありかもしれない。



ひのとりに続き我々のアーバンライナーも出発し、定刻で白子に到着。
シャトルバス待機はそれなりに覚悟していたものの、
さすがに決勝日は三重交通の用意も万全で
列こそ長いものの滞りなくスムーズに進み、15分程度の待ちでバスに乗れた。





また待機中にレッドブルのお姉さんがレッドブルを無料で配っていたので
それを頂いたり、やはり無料配布していた中日スポーツの特別紙面を
頂いたりして過ごせた。



この日は中勢バイパスをバス専用道路として通行止めにしていることもあり、
20分ほどで鈴鹿サーキットに到着した。



バス乗り場からメインゲートは徒歩で10~15分ほどの道のりであるが
途中の場内道路沿いに非常に大勢の人が群がっていた。
噂には聞いていたが、ホテルからサーキットに向かう選手の入り待ちが
どうもこれらしい。
シャトルバスが予想よりも大幅にスムーズに乗れて時間に余裕が出来たこともあり
自分も30分ほどであったがこの入り待ちの集団に加わってみた。
遭遇できた選手、関係者は以下の通り。

 フェリペ・マッサ
 周冠宇
 クリスチャン・ホーナー
 バルテリ・ボッタス
 ピエール・ガスリー
 ケビン・マグヌッセン
 セルジオ・ぺレス
 ニック・デ・フリース



再び歩き始めいよいよメインゲートに到着。
この日は岸田首相が視察に来るということで、
各ゲートでは手荷物検査と金属探知機での身体検査が実施された。
数ヶ月前にショッキングな事件があったので手荷物検査は厳重で
リュックの中身は全部取り出さされ、ポケットも全てファスナーを開けて
中身をチェックされた。
ただレーンによって対応は変わるようで、別のレーンの人は軽く中をチラ見されただけであっという間に終わったそうだ。
見た目でなにか差別しているのであろうか・・・?



メインゲートから入場する鈴鹿サーキットの雰囲気はやはり格別である。
意味もなく写真を撮ったり、買いもしないのに売店を冷やかしたりながら
GPスクエアへ。











昨日までにも増して今日は外国人客が多いように見受けられた。



この時点では雨はまだ降ってきていないので、目いっぱいF1の雰囲気を
楽しみつつ移動し、11時過ぎにC席裏に到着。





まだ売店の列が短かったので、少し早いがこのタイミングで昼食を済ます。
トイレも既に列は出来始めていたのでこのタイミングで済ます。
そして雨雲レーダーを見るとどうやら15分後に雨が降り始める
とのことだったので、合羽上下もこの段階で着用。
準備万端整えてから自席に到着した。



着座するやいなや荷物もビニール袋に入れて雨から保護する。

2コーナーからS字までのコースマーシャルさん達が一堂に集まり、
C席の観客へ満員御礼のご挨拶。



またドラパレの後にウェーブをしたいとのことで、
マーシャルさんの合図に合わせ何度か練習をした。
この方々がいらっしゃるおかげでレースは成り立ちます。
それに加えて観客へもおもてなしの心を持ってくださり、
本当に頭が下がります。



そして12時からドライバーズパレード開始。





ここC席はレッドブル、アルファタウリ(要はホンダ)応援席なので
在籍する4人のドライバー達はC席の前で一度降車して観客に挨拶した。
その後、観客席からはウェーブ。上手くいったかどうかは・・・?



ドラパレの列がスプーンカーブに達した頃、とうとう雨が降り始めてきてしまった。
13時20分のスタート進行開始まであと50分ほど。
ここでもう一度トイレに行っておく。
だがみな考えることは同じでこの時のトイレは長蛇の列。
用を済ませて自席に戻れたのは、ピットオープン10分前だった。



降りしきる雨はやむ気配をみせるどころかむしろ段々強くなってきる気がするが
予定通り13時20分にコースオープン、スタート進行開始。
岸田首相の挨拶には特段の感想も持たなかったが、
水樹奈々さんによる国家独唱は圧巻で感銘を受けた。
そして14時フォーメーションラップ開始で、続けてレーススタート!
ですがみなさんご存じの通り、オープニングラップにアクシデント続発で
SC導入、続いて赤旗レース中断。

ここからの待ち時間が長く辛かった。
雨はやむどころかますます勢いを増し、気温も段々下がってきて
いくら合羽を着ているとはいえ体が冷えてきて本当に辛い時間だった。
自分は2007富士のF1を経験しているが、あれと比べても同じくらい辛かった。
むしろ15歳年を取った分、より厳しさが増していたかもしれない。
この頃は本当にキツかったので、後でスマホを見返したが
写真は1枚も撮っていなかった。

天気予報を見ても、2021年ベルギーGPのようにこのまま再開されず
レース開始から3時間を以て終了になるんだろうなと思ってた。
実際、辛さに耐えきれず帰路についた人も少なくなかった。
自分も帰りの辛さを考えると今のうちに席を立とうかなとも考えたが
どのみち17時まで待ってれば結論が出るのだからと思いひたすら耐えた。

ただ途中であまりの寒さに耐えかね、スタンド席を出て軒下の雨をしのげる所を探し
持ち合わせの衣類を全部着込んで体制を整え直した。
さらに相変わらず長蛇の列が出来ていたトイレも済ませた。
赤旗中に場内MCのピエール北川さんが、コース視察中のメディカルカーに合わせて
ウェーブを起こそうと盛り上げたことが報じられていたが
自分はトイレ待ちに並んでる最中だったため、これに加わることは出来なかった。

やっとの思いでトイレから席へ戻ると何だか周りの雰囲気が変わってる感じ。
いつの間にか16時15分にレース再開する旨がアナウンスされていたのだ。
そういえば全く気付いていなかったけど、雨もいつの間にか随分小降りになっていた。
こうして長い長い2時間以上の赤旗中断の末、ようやくレース再開。
SC先導で各車が目の前を通過したとき、観客席からは大拍手が沸き起こった。

その後いろいろあり、17時を以てレース終了。
優勝はマックス・フェルスタッペン。
チェッカーと同時に席を立つ人もいたが、せっかくホンダPU搭載車の優勝に
立ち会えたので、表彰式までひととおり見ていくことにする。
ジョニー・ハーバートによるインタビューの最中に審査委員会からの裁定がくだり
ぺレスの2位繰り上げとマックスの2年連続チャンピオンがなんとこの瞬間に決定!

ホンダエンジン車が鈴鹿で勝利するのが1991年のベルガー以来、
ホンダエンジン車の鈴鹿1-2も同年のベルガー-セナ以来、
さらにホンダエンジン車の鈴鹿でのチャンピオン決定も同年のセナ以来、
いずれも31年ぶりの快挙。

当時テレビでしか見られなかった光景を、
いま生でその場に立ち会えていることが嬉しくてかつ呆然としていて、
ただ観客席から大型ビジョンに映し出されている光景をひたすら眺めて
いつまでも感激と余韻に浸っていた。



Race Highlights | 2022 Japanese Grand Prix
Posted at 2022/10/23 10:06:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | スポーツ
2022年10月22日 イイね!

2022 F1 日本GP 観戦記 2

2022年10月8日(土)
曇り時々晴れ

2日目。
朝方は曇り空。その後晴れ間も見えたが思ったほどではなく
1日を通して気温も思ったほど上がらずやや肌寒かった。

この日は9:35分からドライバーズステージが予定されていたが
昨日の疲れが思ったより大きく(やはり歳のせいか?)
ホテルでゆっくり朝食を摂り、8時半頃ホテルを出発した。

今日は往復、伊勢鉄道で通う予定。
なので伊勢鉄道のサイトで紹介されていた、"快速みえ得ダネ4回数券"を
名古屋駅の券売機で購入する。
昨日は切符を買うのに手間取ってしまったので
今日は伊勢鉄のサイトで予習しておいた。

9時前にホームに上がる。
本来この時間にはいないはずの臨時特急鈴鹿グランプリ3号が発車するところだった。
単線の関西本線は今日も遅延が生じているようだ。

さてこの時間なら9:23発の臨時快速鈴鹿サーキット稲生号に間に合うが
そちらはスルー。昨日と同じ9:37発の快速みえ3号を狙う。
臨時は3連で定期は4連なのでそちらの方がいいと思ったからである。
さすがに30分も前からホームに並んだおかげで無事座ることが出来た。
車内はF1観戦客で昨日にも増してごった返し、積み残し客も多数発生していた。
今日も2分遅れて名古屋を出発。
鈴鹿サーキット稲生もやはり5分程度遅れて到着した。



昨日以上のICカード精算客の大行列を横目にサーキットへの道を歩む。





この稲生駅→1コーナーゲートのルートは往路であれば結構楽だった。
時間もある程度読むことができる。
V席からA、B、C席あたりであれば十分おススメできる。
ただ雰囲気的にはメインゲートからのルートの方に断然軍配が上がるだろう。
昨日同様1コーナーゲートから場内へ。到着はだいたい10時50分頃。





入場し、まずはGPスクエアに行ってノベルティを引き換える。
今年の席はC席のアルファタウリ応援席なのでフラッグとタオルが貰えるのだ。
だが昨日は雨だったのであえてノベルティを受け取らなかった。
その後、やはり昨日は雨だったためゆっくり散策できなかった
GPスクエアを堪能した。





ほどなくしてオフィシャルステージでホンダの浅木さん、田辺さんの
トークショーが始まったのでありがたく拝聴する。



トークショー終了後、12時からのFP3に備えてC席へ移動。







到着とほぼ同時くらいにFP3が始まった。



やはりドライコンディションのF1は圧倒的に速い。
昨日の雨でまだ路面にラバーがまったく載っていない状態だから
これから予選に向けてもっともっと速くなっていくだろう。

13時にFP3が終了し、まずはいったん席を立つ。
みんな一斉に動くためスタンドから外に出るだけでもだいぶ時間がかかった。
そのままトイレ待ちの長蛇の列に並ぶ。F1の場合女性よりも男性の列の方が
圧倒的に長い。
ちゃんと時間を測ったわけではないがこの時は15分以上待ったと思う。



次に、小腹を満たすため、なるべく行列の少ない店を狙って食料をゲット。
空いてるベンチを探して座り、昼食を摂る。
その後、念のためもう1回トイレの行列に並んで用を済ませたあと
席に戻ったらもう予選の開始時刻だった。
食事と2回のトイレで2時間を使い切ってしまったことになる。





さて予選。
この週末、ドライコンディションでF1マシンの全開アタックが見れるのは
これが最初で最後となる。
マックスとルクレールのポール合戦も角田の奮闘ぶりも見どころではあったが
ここで一番心に残ったのはやはりベッテルの鈴鹿ラストアタックであろう。

Q1を無事突破し迎えたQ2。
自分も含めてこれがベッテルの最後の鈴鹿全開アタックになるのではと感じ
アタックラップを観客席満場の拍手で見送る。
結果、見事Q2を突破しまた大拍手。

そしてQ3。
各車が1回目のアタックを終えたところでようやくベッテルが出てくる。
これが正真正銘のラストアタック。場内固唾を呑んで見守る。
フィニッシュラインを横切るとこの時点で6番手のタイムをたたき出し
場内割れんばかりの歓声と拍手が沸いた。

結局ベッテルはQ3をこの1アタックで終えるのだが、
場内放送でベッテルの声と思しき無線の音声が。
スピーカーから聞こえてきたのはなんと日本語で
「アリガトウゴザイマス、スズカ」と感謝の声が。
これには思わず涙ぐみ、みたびよたびの大拍手でベッテルを見送りました。



さて予選は滞りなく終了し、16時頃C席を立つ。
B席スタンド付近はものすごい人で溢れかえっていたが、
ゆるゆると流れに任せ進んでいく。



1コーナーゲートから退出し16時半には鈴鹿サーキット稲生駅に到着した。
ここでは列車ごとに整列して待機するシステムになっており、
自分はとりあえず名古屋行き快速の列に並んだ。
ただ列は非常に長かったので乗れるか乗れないかは運次第だ。



ちなみに普段無人駅の稲生駅、IC乗車券も使えないので
F1期間中だけ臨時の切符売り場が開設される。
今朝列車を降りたとき、帰りの時間帯は混み合うから
今のうちに帰りの切符を買っておくように、との案内が繰り返し行われていて
その時点で切符売り場にはそこそこの行列が出来ていた。

だが帰りの時間に再び切符売り場を見てみたら、
みんな事前に切符を購入済みのようで
意外にも切符売り場にそれほど列は出来ていなかった。
これはこの日たまたまかもしれないが、
思い立って急遽伊勢鉄道で帰ろうと思っても、
切符購入で特段苦労することもなさそうだ。
それよりも往路にきちんと稲生までの切符を購入しておくことの方が重要である。



全席指定の臨時特急鈴鹿グランプリ2号の発車を見送ると、
いよいよ定刻17:08発名古屋行き快速みえ20号の改札がはじまる。
といっても切符をチェックされるわけでなく、
予め整列されている待機順ごとにホームへ案内されていく感じであった。



自分は当該列車の2番目の待機列に並んでいたのでひょっとしたら
この列車には乗れず次の列車への案内になるかなと半ば覚悟していたが、
幸いにも自分のもう少し後ろで列が切られ、
自分はギリギリみえ20号に乗ることができた。





この列車は伊勢市から来るので車内はすでに乗客がおり、
そこへ稲生から大量のF1客が乗り込んでくるため
車内は朝と同様に通勤ラッシュなみの大混雑となった。
ラッキーにも自分は1席だけ空席を見つけることができ、
座って名古屋まで戻ることができた。

結果的にこの日は往復とも着座でき、体力的には相当セーブすることができた。
列車は5分ほど遅れて稲生を出発し、その遅れをひきずったまま
18時過ぎに名古屋へ到着。ホテルに戻り近場で夕食を済ませて本日終了。
Posted at 2022/10/22 22:07:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | スポーツ
2022年10月22日 イイね!

2022 F1 日本GP 観戦記 1

実に久しぶりに観戦記を書く気持ちになった。
というのもこのたび10年ぶりに、公共交通機関移動ベースでいえば12年ぶりに
F1日本グランプリを観戦しに鈴鹿へ行ってきたからである。
しかしながら12年ぶりに色々諸準備を進めていく中で、
前回の記憶がすっかり頭から抜け落ちてしまっていて困惑すること多々あり。
そこでふと思い出して昔自分が書いた観戦記を読み返してみたら、
その情報が非常に役立ち助かったということがあった。
なので今回も行動記録を書き残しておくことで
次回行くときの参考にしておきたいと思い
久々にキーボードを叩こうと思ったわけである。
よって感想を交えた観戦記というよりは行動記録的なものになるかと思う。

2022年10月7日(金)
曇り→小雨→雨→曇り

6時半に自宅を出発。この時はまだ雨は降ってきていない。
6時40分に最寄りバス停から路線バスに乗る。
最寄駅から小田急に乗り換え、7時半頃小田原駅に到着。
新幹線の待合室にはF1のウェアを来た人が何人も見受けられ
そのうち隣にいた初観戦でD席に行くという角田ファンのグループと、
30年来鈴鹿に通い今回もパドッククラブというフェラーリファンの方と
さっそく会話が弾み、あやうく新幹線に乗り遅れそうになった。

小田原8:07発のひかり633号に乗車し、名古屋には9:14到着。
車内にもF1観戦客っぽい人が何人もいた。

名古屋に到着してまずはコインロッカーに大荷物を預ける。
名古屋駅は大型、中型のコインロッカーが少なく、
空きロッカーを探して彷徨う人を多数見かけるが
小型サイズであれば比較的空きは見つけやすい。
そのため、荷量に制約は生まれてしまうものの、
いつも機内持ち込みサイズのキャリーバッグを使うようにしている。
こうすることで前回も今回もコインロッカー探しには苦労せず
一発で預けることができた。

さてここからようやく鈴鹿へ向かう。
名古屋から鈴鹿への鉄道での行き方は主に2つあり、
近鉄で白子駅まで行ってシャトルバスに乗り換える方法と
JR~伊勢鉄道で鈴鹿サーキット稲生駅まで行き徒歩の方法である。
これは直前までどっちにするか迷っていたものの、
前述の小田原駅で会ったティフォシの方が稲生一択とおっしゃっていたのと
Twitterで見る限り金曜の白子のバス待ちがとんでもないことになっていた
(90分とか2時間待ちとか)ので、今回初めて伊勢鉄道を使ってみることにした。

稲生駅はICカードが使えないので名古屋で乗車券を買う必要があるのだが
昨今、券売機の数が非常に少ないのと、他社線経由の切符というので
買うのに少々手間取った。
なんとか切符を購入してホームに急ぎ、発車5分前を切ったところで
快速みえ3号に何とか乗り込んだ。
キハ75 4両編成の車内は首都圏の通勤電車並の混雑ぶりである。
当然自分も立ちっぱ。
その多くはF1客だが、普通に伊勢参りの観光客やビジネス客も一定数いて
突然の大混雑ぶりに面食らっている様子だった。
発車間際にやってきて乗り込めなかった人たちもいた。
関西本線は単線のため対向列車の遅れを引きずり、
みえ3号は定刻9:37から2分遅れで出発。
途中も行き足は伸びず、鈴鹿サーキット稲生への到着は5分遅れの10:26だった。

さて天候であるが、小田原の時点ですでに雨は降り始めていたが、
ここ稲生ではすでに本降り。
しかしながらすし詰めの車内では雨具の準備ができず、
下車後も人であふれかえるホームに屋根はなく、しばしの間雨に打たれることに。
ようやく若干の軒先を見つけ、そこで合羽と傘の準備をする。
稲生駅は前述のとおりIC乗車券が使えず、その旨はサイトにも散々告知されて
いるのであるが、にも関わらずIC乗車券で乗った人が大勢おり
臨時精算所は長蛇の列ができていた。
こちらはちゃんと切符を買っていたので人の流れに乗って
スムーズに駅を抜けることが出来た。



稲生駅から鈴鹿サーキットまで徒歩15~20分程度。
一本道だし歩道の幅もそこそこありサーキットまで道に迷うことは
まずないだろう。
途中から園内の観覧車やグランドスタンド含め各観客席が見えてきて
段々テンションがあがってくる。
そうこうしているうちに、年間でF1のときにしか開かないという
1コーナーゲートに到着した。時間はおおよそ11時頃。
入場時にはサーモカメラでの検温と手のアルコール消毒があったが、
特に人流が滞ることもなかった。

1コーナーゲートから場内に入ると、ちょうどA1席とA2席の間くらいに出る。
まずは全体の雰囲気を感じたいと思いGPスクエアへ。



途中、観客席の間から1コーナー寄りのピットガレージが見えて
俄然雰囲気が高まる。



GPスクエアでは真っ先に公式グッズショップの列に並ぶ。



雨の中、待機列は30~40分くらいだったろうか、
ようやく店内に入り品定めをする。
この公式グッズ、特に今年の日本GP限定グッズは大人気で早々の売り切れが
予想され、金曜日の一番に購入しておくのが無難なのである。
途中で12時を回りFP1が始まったが、幸いこの雨でセッション開始から
走行する車はほとんどなく、じっくり買い物することができた。

買い物を終えとりあえず手近のA1席に行ってみるが
人がごった返し空席も見当たらない。
奥の方まで歩いていきようやく後方からコースを眺めることが出来た。
時間は12時20分くらい。
運よくこの頃から雨が小降りになり、待ってましたとばかり
続々と各車コースインしてきた。



雨に打たれつつA1席でFP1を立ち見。
10年ぶりに見る生のF1はやはりいい。なんとも言えずいい。
現行のV6ハイブリッドPUの音を聞くのは初めてだが、
これについてはやはりNA時代が恋しくなる。
ただし音量は比較にならないほど静かになったので
耳にはだいぶ優しくなったと感じた。
FP1残り15分くらいになって再び雨が強くなり、
各車もピットレーンに引き上げていったので
我々もひと足先に撤収し、グランドスタンド裏の雨がしのげるところへ退避した。
このままFP1終了。

さてFP2までの2時間をどう過ごそうか。雨はやむ気配がない。
とりあえずGPスクエアの各ブースを巡ってみる。







ちなみにF1期間中はF1のチケットで遊園地の乗り物も乗り放題になる。
なので観覧車にでも乗って雨宿りしつつ時間つぶしもしようかと思ったが
行ってみたら長蛇の列で係員に聞くと80分待ちほどですとの由。
あきらめてR席に行きサポートレースのポルシェカレラカップのFPを見る。
が降りやまぬ雨に負けて速攻で撤退。
Q2スタンド下にベンチを見つけたのでそこでうずくまって、
ひたすら時が過ぎるのを待った。

FP2開始15分くらい前にQ2スタンドへ上がる。
いつもは真ん中から最終コーナー寄りに座ることが多いが、
今回は130R寄りシケイン進入付近に座ってみた。
FP2は途中雨がやんだりもして走行車両が多く、FP1よりじっくり楽しめた。
久々に一眼レフなども取り出してみた。





ただ一眼はやはり重くかさばり、体力を奪われるので
この日以降サーキットに持ってくることはなかった。
途中、ニコラス・ラティフィがシケインをミスコースしたことは
書き留めておこう。後年思い出してきっと楽しくなるに違いないから。



さてこのFP2、本来は60分のセッションなのだが、
ピレリが2023年用タイヤのテストをするということで、
走行時間が90分に延びていた。
実際はドライになることがなかったのでタイヤテストは中止になったのだが
セッション時間は90分のまま据え置かれていた。
ただ開始50分くらいから再び雨が落ちてきて、
F1マシンの走りも十分見れたということで、翌日以降の体力温存もあり、
本来の終了時間であった16時で本日は撤収することにした。
Q2席で見ていたのでそのままショートカットしてメインゲートへ直行。
売店でお土産を追加購入したのち、P8まで歩いて近鉄白子駅行きのバスに乗った。
FP2終了前だったこともあり、バスの待機時間はほとんどなかった。

ちなみに料金収受方法は、乗り場の手前にテントがあって、
その中にICカードの料金収受機が置いてあり
電車の自動改札の要領で歩きながらICカードをかざすだけでOKで、
その後はバスでも白子駅でもICカードを出す必要はなかった。
白子からサーキットへ向かう場合も乗車時に料金収受はなく
サーキットに着いて降車後に件の自動改札へICカードをかざして料金を払う
形態であった。これは実に効率的だと思った。



16時40分ごろバス発車。
金曜日はR23バイパスの通行規制がないため、バスは幾分渋滞に巻き込まれたが
17時過ぎには白子駅に到着した。
雨はほぼ止んで夕陽が出てきていたので、ここで合羽を脱いで片づける。
17時15分発(2分くらい遅れてたかな?)の急行名古屋行きに乗車。
幸運にも伊勢若松から座ることができた。
18時過ぎに名古屋到着。コインロッカーからキャリーバッグを回収し
徒歩でホテルへ。18時半頃ホテルにチェックイン。
近所の風来坊で腹を満たし一日目が終了した。
Posted at 2022/10/22 21:18:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | F1 | スポーツ
2020年03月22日 イイね!

RC1→B45W

RC1→B45Wこの度セカンドカーのR2を乗り換えました。
後継車は自分でも驚きの日産デイズです。

R2は都合11年間、うちに来てからは6年間頑張ってくれました。スバル最後の自社開発軽で4気筒4輪ストラットの乗り味は素晴らしく気持ちのいいものでしたし、愛嬌あるデザインは今でも大好きです。BPレガシィと同じでスバルが開発費をつぎ込んで作ったというのがまさに実感できる車でした。おかげで6年間事故も大きなトラブルもなく過ごせました。
本当にありがとう。

そして後継車の選定は2~3年くらい悩みました。元々新車を買うつもりはなかったんですが、現行N-BOXの発売以降、軽自動車の予防安全性能が一気に進化したため、もはや最新車種以外を候補にすることはできなくなりました。それを踏まえ様々な車を試乗し、具体的な見積もりも取り、車体色や装備、価格等いろいろな側面から検討していった結果、一番高次元でバランスが取れていたのがB45Wデイズだったというわけです。ボディーカラーで青が選べたというのも実はポイント高かったです(笑)。かつ青地には黄の差し色が欲しいということで、希望ナンバーなのにわざわざ黄色のナンバーを選びました(笑)。あとBR06DETという往年の日産を思わせるエンジン型式もやる気を起こさせる要因のひとつだったりします(笑)

ということで我が家にやってきたデイズ。これからじっくり付き合っていこうと思います。
Posted at 2020/03/22 21:13:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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