もとじのブログ一覧

各観戦ポイントを巡視してみたのですが・・・

まずバッテンマークをつけた奥の場所。
ここはFIAより安全上の指摘を受けたため
急遽設定を中止した所です。
ですが実際行ってみたところ、ただの草むら。
別段高台でも無いし、見えるのは人の背丈ほどの
草むらと頭上の空のみ。
なんでこんなとこ、観戦ポイントにしようとしたんだ？？？


ついで坂道を登って、ここニカラ最大の売りと目された
砂防ダムの上に行ってみました。
おお！頂上からは海が見えますな！！
ところが、肝心のステージの見え方は、
某誌の写真とは似ても似つかず(-_-;)

まず砂防ダムの周囲には柵（っぽいもの）があるのですが
それが法面よりも奥まったところにあり、
更にその柵よりも1～2mくらい手前に規制ロープがあるため
最前列に行ったって下なんかまるで見えない。
おまけに枯れると目された草も、健在だったために
遠方の見通しも良くない。

ダメじゃん、これ・・・

結局、砂防ダム上で見えるのは、頂上の180度回りこむ所のみ。
（矢印Dのところ）
これは期待してきたお客は、相当怒るだろうなぁ・・・

結論を言えばここニカラは、下の段の坂道の正面あたりが
一番観戦に適したポイントと思われました。

そうこうしているうちに一番バス到着。
その多くのお客さんが脇目もふらず砂防ダムを登っていきます。
俺、知～らないっと・・・
しかしながら某オレンジパーカー動画撮影班氏は、
私が最適ポイントと判断したポジションを早速キープしてます。
うーむ、やはり目の付け所が違うというか、私と目線が同じなのか（ｗ
そのうちお友達のあべしたさんや、ヒサ＆M☆マユミさんも到着です。
とりあえず砂防ダムには登らないよう助言しておきました(^_^;)

ところで。

スペクテーターマーシャルは、基本的には観客がコース上に入らないよう
安全面の監視をするのが仕事。
チケットのもぎりや観客の誘導、ギャラステの営業面一切は
オフィシャルとは別に、イベント会社が仕切っているのです。
だけどお客さんにはそんなことわかるはずもありません。
むしろ赤タバードを着けてる我々オフィシャルの方が目立つ為
お客さんはどうしてもウチらの方にやってきてしまいます。

まず序盤に受けた苦情は、奥の観戦ポイントが無いじゃないか！
というもの。
これに関しては前述の理由を説明して、ご理解を頂くよう務めました。

次に来たのは、これが一番多い苦情でしたが、
コースクローズ後に砂防ダムの上に移動できないというもの。
みなさん相当上に行きたいんですね、ロクに見えないのに・・・
これに関しては、観戦ガイドにクローズになる旨が記載されておらず
もうイヤになるくらいのお叱りを受けました。
ってか明らかな罵声を浴びせられたり、
詐欺だの、金返せだのまで言われました。

いい加減コッチも頭くるんですが、
しかし立場上、ひたすら頭を下げざるを得ません。
たしかにここのチケット、7300円もするんですよね。
自分もギャラリーやってるからわかるけど、
この金額に対して満足できるクオリティーを提供できてないよ。
これは完全に主催者側とイベント会社の問題。
RJの観客サービスの脆弱さを、最前線で身を持って実感してしまいました。

気づいたらいつの間にか競技開始してます。
しかし競技車を見る余裕もなく、新たな問題発生。
なんとこのギャラステの裏側から、地元民が無銭で流入してきてしまったのです。
後で聞いた話だと、観戦ポイントの向こう側って完全フリーで
その気になれば誰でも入れるらしい。
ニカラの写真で、円筒形の建物にギャラリーが群がっている写真を
見かけたことあるかもしれませんが、あれ全部不法侵入者です。


（某サイトより拝借）

とは言え観戦エリアそのもに立ち入っているわけではなく
あくまで柵の外側から見ているため、モラル面はともかく
法的には問題無いんですよね。
この件に関しては完全に私の手に余り、イベント会社の方に委ねたけど
そちらでも打つ手なし。
結局、ギャラステの警備をしていた警察官にお願いして
彼らを追っ払ってもらうことになりました。

しかし問題はこれだけでは終わりません。
このニカラのポイント、っつーか砂防ダムは公の持ち物でありまして
そこの監督官庁のお役人様が実は監視に来てたんです。
それも間の悪い事に、オイラの真横で・・・
で、SSが始まって暫くすると、お役人様オイラのところへやって来て曰く。
「ここの責任者を呼べ」

え～っと、責任者って誰だ？
スペクテーターマーシャルのリーダー・・・じゃないよな。
山長？・・・は競技面の責任者だし。
しばし頭が混乱した後、イベント会社の方だということに気づき
そこの責任者格の人を捕まえて連れて来ました。

ちなみにこの時受けた注意というのは・・・
実は砂防ダム上の柵って、基礎もなんもなくて
ただ土に刺しているだけなんだとか。
そもそも不特定多数の人が立ち入ることなんか想定してないから
その程度の装備でしかないらしい。
その柵に、大人数のギャラリーが寄りかかったら、
あっという間に柵は倒れ、ギャラリーはダム下に容易にダイブできるそうな。
なるほど、柵の手前に規制テープが張ってあったのはそういう理由ね。

なのに、いつの間にかギャラリーがテープを乗り越えて
じかに柵に寄りかかっていたので、「ここを貸した時の約束と違う」
つーことでおかんむりになったようなのです。
だったら砂防ダムの上なんか、端から公開するなよな。
どうせ上に上がったって何も見えないんだから。
某誌や公式サイトの画像も良くないよ。
あんなもん見せるから、お客さんが期待したんだから。
これらの問題も完全に主催者＆イベント会社のミステイク。
もっとよく考えて仕事して欲しいですよ、まったく。
ま、次回、ここのポイントはもう貸してくれないかもね・・・

つーわけで、あれやこれやと走り回ってるうちに
午前のSSは終わってました・・・＿|￣|○

これだけじゃ余りにも寂しいので、某氏の動画を貼って
気分を紛らわす事にします。



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DAY1の宿は苫小牧、現在地は夕張。
これより90kmのリエゾンをこなすことになります。
無線を聞いている感じだと、他のグループは
高速を使っているようだったので、
少しは早く着けるな、と思っていたのですが、
我々のグループは夕張ICを華麗にスルー。＿|￣|○

確かに距離的には下道の方が近いのですが
金曜の夜だったせいか大型トラックの交通量が多く
R274→早来国道はずっと40～50km/hのペース。(-_-;)
早朝からの疲労と、雨天走行の緊張とが相まって
このスローペースにドライバーの学生君、かなりキレ気味・・・

おまけに我々の車はNAロードスター。
幌掛けの野郎２乗は、ただでさえ閉塞感が強いのに加え、
私の旅行カバンがトランクルームに納まらず
やむなく助手席を前に出して、隔壁との隙間にカバンを置いている状態。
そしてヒザの上にはリュック。
体育座り＋江戸時代の拷問のような状態で、
ひたすら耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶ・・・

こうして夕張から2時間以上掛かって20時45分、
やっと今夜の宿、ルートイン苫小牧駅前に到着しました。
振り返ってみると今回のオフィシャル業務の中で、
この移動工程が一番辛かったです・・・＿|￣|○

さて今宵の宿ルートインは、ありふれた普通のビジホですが
なんとツインルームがあてがわれ（もちろん2人使用）、
オフィシャル宿は雑魚寝と相場が決まっていると思っていた身には
まるで天国のよう（笑）
しかもここは大浴場も備えられているので
湯船でゆっくり体を伸ばし、今日の疲れを少しでも取ろうと務めました。

この日の就寝時刻、23時。
信じられんほどの劇的な早さだ（^^;

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11月1日（土）DAY2
天候は朝から快晴。

今日も4時起床の4時半集合。
ミーティングの後、山に向かうわけですが
今日は特定の相方がいないため、空いている車に
便乗してステージに向かいました。

今日のステージはSS12、16ニカラ。
役務はスペクテーターマーシャルということで
持ち場は無論、観戦エリアです。
ただちょっと不安だったのは、我々D山、
スペクテーターステージの経験が無いらしいということ・・・
スペクテーターマーシャルのリーダーも
俺、初めての経験なんだよね～、と仰ってました（^^;
ま、なんとか・・・なるのか？？？

んなこんなしているうちに朝日が昇ってきました。



この頃、MCを務めるまのめっちさんやマミーズのみなさん、
ここで売店を開いてたローソンも到着し設営に入ってました。
みなさん、朝早くからご苦労さまですm(_ _)m

観戦エリアのお隣はスタート。



この後、スペクテイターマーシャル同士で持ち場を決め
開場までの間にブラブラと各観戦ポイントを巡ってみました。
後でお客さんに聞かれたときに、ちゃんと答えられないと困るからね。

しかしながら、ここで目の当たりにした光景は、
その後の修羅場を想像させるに十分なものでした・・・

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