
暖かい日が続いたと思えば
今日は冷たい雨の降る日曜日。
逆戻りの季節も、まだまだありそうです。
今日は大人しく、車庫とクルマの掃除です。
車庫というよりは農機具が収まっている「納屋」みたいなつくりなので
オシャレ感は全くない埃っぽいところですが、それでも
好きな曲をかけ、あったかい缶コーヒーを手に取り
クルマを眺めながら過ごす時間は楽しいものです。
特に難しいことも考えることもなく
ああ、次のお休み晴れたら何処へ走りに行こうかな
くらいのことを妄想しながら、ゆるい雨の日曜日を過ごしてみます。
車庫の掃除をしていて、ずいぶん長いこと
箱に仕舞い込まれた物を見つけました。
キャンプ道具です。
バイクに乗っていた頃。暇と隙(妻が子供達と実家に里帰りした時など)
ができると、キャンプ道具をバイクに積んで一人でふらっと出かけました。
バイクを降りてからは車(サンバー)にアマチュア無線機を積み込んで
出かけることもありました。
ところが、いつも行っていたちょっと暗くてジメジメ
(実際にはジメジメしてませんが)した、自分にとっては穴場な野営場が
昨今のキャンプブームで、オシャレでキラキラしたキャンプ場に
様変わりしてしまい、ああもう僕のような古くさい形のは終わったんだなと感じ
ここ最近は行っていませんでした。
(流行りに乗っかりたくない捻くれた性格かもしれません)
車庫で発掘したキャンプ道具。
今時のアウトドアコーナーで売られているような
オシャレでカッコいいものはひとつもありません。
そしてキャンプ自体も全くオシャレなやり方はしません。
コールマンの古いシングルバーナーのコンロの火で
20年前から使っている古くさい兵式飯盒でご飯を炊き
そこへ鍋で温めたボンカレーをかけて食べ、食事はおしまい。
後は持ってきたツマミのイカかジャーキーかをかじりながら
お酒を飲んで、眠くなったらテントで寝る。
大概こんな感じです。もっとお気軽な時は
チンするご飯(サトウのご飯的なやつ)を鍋で湯煎して
同時に温めたサバ缶をオカズにして食事は終了のときもありました。
さっさと食事をして、後はボ〜ッと景色でもみながらお酒を飲む。
日常を離れていつもとは違った時間の過ごし方(飲み方)を
楽しむだけのものです。
(スマホの電源をオフにできればさらにホンモノかもしれませんが
そこまでは出来ない小心者ちゃんです)
僕の寝床(テント)は、バイクに括り付けられる小さなものです。
本当はバイク用に設計された「ツーリングテント」が欲しかったのですが
購入したのはツーリングテントよりも若干お値打ちでしかも丈夫
(但し少し重い)と謳われていた「エマージェンシーテント」というものです。
「エマージェンシー」との言葉通り本来は災害時などの避難用のテントです。
テントの入り口には「表札入れ」やポストまで備わっています。
現在は廃番となっているようですが、生地も分厚く骨組みの剛性も高く
キャンプ中に大雨が降ってきて避難した時も不安は全く感じませんでした。
オシャレな道具は何ひとつありません。家庭用で代用できるものは
鍋でもヤカンでも家から持って行きます。なので妻や娘たちは
僕のキャンプには進んでついて行きたいとはけして言い出しません。
お父さんのキャンプは貧乏臭くてカッコ悪いから。
一度だけ。娘たちが小学生だった頃、夏の思い出作りにと
家族で行ったことがあります。そのためだけに6人用の大きなロッジテントを
購入しました。(家族一同で旅館に泊まるよりは安く上がったので)
ところがその夜、テントの中に大きなアリが侵入してきて
虫が大嫌いな妻と娘たちは大騒ぎとなり、やっとなんとかアリを追い出したものの
その後の眠りは浅く、気付くと外は白々と夜が明けて、いつの間にやら朝。
家族でのキャンプはこれが最初で最後となり、一回だけ使ったテントは
安価で友人に引き取られて行きました。
バイクにキャンプ道具をささっと積み込んで
ひとりふらっと出かけるキャンプ。
でも、キャンプ道具を積み込めるようなバイクはありません。
(原チャリスクーターはありますが)
ふと
ボクスターでやったら面白いかな、と
車庫で妄想してしまいました。
バイクは二人乗りだし、ボクスターも定員は2名。
どっちみち家族はついてこないから、だったらボクスターで行っても
バイクで行っても同じやん。しかもどっちも屋根無いしww
リアトランクにテントとヘキサゴンタープなどなど積んでみました。
(ちょろっと見える女の子のお顔の物は、これまたキャンプ時に愛用している
モー娘。のレジャーマット。昔エアコン買った時に電気屋さんでもらったものです。
テント内に敷きます)
当たり前ですが、バイクとは比べ物にならないくらいの積載性😆
フロントトランクはまだ何も入れていない状態ですので
こちらには食材(と言っても米とボンカレー、ツマミくらい)を積んで
なんならクーラーボックス積んで冷えたビールを持って行けそうです。
豪華なテントやカッコいいキャンピングカーが居並ぶキャンプ場で
オープンカーの側にテントを張って貧相なキャンプしているおっさんがいたら
それは僕です。
P子(ボクスター)との付き合いもまもなく1年となります。
少し付き合い方にも余裕が出てきたので
暖かくなってきたら、いろんな景色を見せてあげたい。見てみたいな。