先月中旬に遭遇したもらい事故。
修理パーツ(LEDヘッドライトユニット)が国内在庫なし&本国の在庫もなしというまさかの事態で、年内に車が帰ってくるか雲行きが怪しくなって来ました。
乗り慣れたクルマが居ないのはやはり寂しいものです。
今回の事故、修理入庫・修理方針その他が決まるに至るまでを振り返ります。
事故の様子はこんな感じです。
片側2車線の左車線を走っていた僕が直進していましたところ中央寄り右車線を走っていたクルマが、いきなり車線変更(と言うよりいきなり左折)した為に、自動ブレーキも虚しくお相手の車の左側面に激突。
コチラの損傷は、フロントバンパー破損、ヘッドライトユニット破損右フェンダー歪み。スピードは50km/h程度でしたのでエアバッグの拡張はなし。
お相手曰く、待ち合わせの場所へスマホのナビ頼りで走っていて「目的地に到着しました」とナビに告げられ左側方に見えた待ち合わせ場所めがけて慌てて左折してしまったとのこと。
事故の直後から「私が全て悪いんです、申し訳ございません」と謝罪を繰り返すお相手さん。自らすぐに警察とご自身の保険会社に連絡されました。
不注意とは言え故意ではない事故です。ましてやお相手も自身の過失を認めていますし、幸い双方に怪我は有りませんので、こちらとしても、これ以上ことを荒立てるつもりもありません。
お相手には「あとは保険できちんとやってもらいましょう」と告げたところに、お相手の保険会社の担当者が到着。
その担当者からの第一声は
「善処させていただきますが・・・ご希望に添えないこともありますので」と。
やっぱりな。
要はよく言われる、被害者も停車状態ではないから過失割合10対0はないよ〜ん、だろう。
まあしかし、まだ事故現場のやりたてホヤホヤ。交渉はこれからと思いその場は連絡先の交換をして仕事に復帰しました。
昼食をとって休憩をしていた頃、相手の保険会社から電話がありました。
言ってきた事はざっとこんな感じです。
保「今回は本来10:0の事故ではないが、加害者さんから完全賠償を強くご希望される旨のお願いがございましたので、10:0で処理します」
保「でも、これはオマケの10:0なので、そちらにも妥協して頂きたいのです。修理中の代車費用はそちらの保険で賄ってください」
はぁ〜?
僕「嫌です。それにオマケってなんですか?
10:0でなんでコチラが折れなければならないんですか」
保「わかりました。再度検討してご連絡します」
それから3時間ほど経過。
保「代車はこちらでご用意させていただきますが・・・当方の提携工場へ入庫してください」
はぁ〜!?
僕「嫌です。修理は車両を購入した販売店に入庫します。そちらの提携工場では信用できません。保険がらみの修理では今話題の⚪︎ックさんの件もありますし」
保「いや、当方の提携工場は外車の修理経験もありますので心配ないですよ」
僕「だから、そういう問題じゃなくてね。分かりました。今後は代理人弁護士を通じて交渉させて頂きます。事故時のドライブレコーダーの映像も全て挙証させて頂きます」
保「いや、それは・・・上と相談します」
この後は、保険会社から僕のところに直接電話はなく僕の加入する保険会社へ連絡が入り、購入した販売店の工場入庫と代車費用先方持ちで
話がまとまりました。
で、現在部品待ちの修理入庫中。
今回の事故では、お相手が謙虚且つ事実を真摯に受け止めて頂けたことは本当に有り難かったのですが、相手の保険会社はなんと言うか、まあ、お約束なのかマニュアル通りなのかなぁな対応で辟易としました。
実は今回の事故に遭う2年前。私の亡くなった母が信号無視の爺さんの車に突っ込まれて大怪我を負い、車も全損したのですが、全く納得のできない結末で落とし所をつけられてしましました。この時、僕の加入している保険会社の担当さんにもそれとなく相談したのですが
「弁護士特約があれば結構使えるんですが」と言われて、その後の更新時に特約をつけた矢先のもらい事故でした。
「結構使えるんですが」の意味はどのような含みがあるのかは不明ですが今回の交渉の際に「今後は代理人弁護士を通じて交渉させて頂きます」と特約を根拠として言える事は、大きな安心となりました。
今回はもらい事故でしたが、いつ立場が逆転するとも限りません。
クルマは壊れてしまいましたが、良い教訓として、気を引き締めていきたいです。
これから年末は気持ちが焦り気味になることもあります。
また、日の入りが早く、早い時間から暗くなってきます。
楽しい幸せな年末年始が迎えられますようお気をつけください。
事故は起こしても、起こされても、いいことは何もありませんから。
Posted at 2023/11/07 23:33:46 | |
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BMW 218d | クルマ