ロボットモノにちょいと疲れたので他のでも。
東京ムービー新社といえば古くは初期ルパン三世や巨人の星、ど根性ガエルや侍ジャイアンツなど、最近なら名探偵コナンやアンパンマン等、累々と人間やその他キャラクターの魅力を前面に打ち出した作品を手がけることで突き進んできたプロダクション。
子供向けから(ココでの範囲内の)高い年齢層対象作品まで多数制作してきたが、その中でも出崎・杉野作品はハイティーン層向けには外せない存在。例えばエースをねらえ、ベルばらなど原作を生かしつつ独特なキャラクター作りと、止め絵などを生かした印象的な演出。もちろんそれに伴う音楽も、作品に見合うような聴かせる出来がたくさん。まぁ今から見ると歌謡曲なモノもたくさんありますが、その時代の中にいた人間にとっては、リリースされる曲が十分魅力的に映ったことは間違いなかったのです。今回はそんな、ちょっとオトナな選曲(笑)
傷だらけの栄光(1980)/おぼたけし
好評を博した「あしたのジョー」の続編主題歌。ウソかホントかイメージよりも美声だったので、声を嗄らしてから収録したとかしないとか。こんな逸話が出ること自体プロの仕事だねぇ。
Midnight Blues(1981)/荒木一郎
日本人には余りなじまないブルース系の仕上がり。Ending の "
果てしなき闇の彼方に" とあわせて、なかなか沁みる曲です。逆にいうとこういうTVアニメ系以外では実現しなかったのでは? な作品。
コブラ(1982)/前野曜子
宝塚出身、ちょっとハスキーな声が印象的な前野曜子。作品自体がハードボイルドなアメコミ調作品なこともあって結構上手くはまった曲。コレも
Ending がなんとなくブルージーでイイ雰囲気。
キャッツ・アイ(1983)/杏里
ご存知(ですよね)、北条司の人気漫画のアニメ化。TV作品自体は原作を生かしきれていなかったように思いますが、曲のほうは杏里を起用、ザ・ベストテンで1位獲得には驚きました。
デリンジャー(1984)/刀根麻里子
柳の下に~ な作りの感じはしましたが、イメージだけが先行して今ひとつインパクトにかけた2nd Opening。でもどっちが作品にあってるかといえば、多分コッチだと思うんだけどなぁ。まぁデヴューでコレだけ歌えりゃ十分。
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Posted at
2006/10/30 18:19:46