先日、嫁様の仕事の関係で山梨の都留市に旅行を兼ねて行ってきました。結局全行程493km、出発前日に充電90%完了(充電時に嫁が一緒で100%入れようと思ったら途中で飽きて帰りたいというので90%で仕方なく停止、のちにこれが問題の根源に)。
当初は都留市周辺と、ちょっと足を延ばして甲府の金櫻神社をお参りして一泊して帰ってくる350km程度の無充電の予定でしたが、三連休の高速大渋滞、その大半が上り坂の中央道、10月半ばなのに日中はエアコンが必要なほどの暑さ、そして間もなく終わりを迎えるぶどうを求め再び甲府~都留(約60km)をもう1往復する事になったり、二日目の昼頃には「充電しないと帰れないね」という事が判明。
無料充電しか入れるつもりのない嫁が助手席にいたのでPCAアプリで探し甲府にVWがある事に気づいたのは既に甲府を後にした都留市内。またそこから60km引き返すのもあほらしい。有料も仕方ないと「道の駅つる」の30kw急速充電器を探し当て、向かいました。
1台多摩ナンバーの2代目プリウスPHVが充電中だったので、近くの空きスペースで待つこと10分。とりあえずあとどれくらいか充電器を見たところ「充電完了」の文字が…。
まあこの辺でこのブログの言いたい事が皆さんお分かりだとは思いますが。
さらに10分ほど待ちながらも、そういえばPCA以外使用した事が無いのでアプリやクレジットカードの登録方法などを調べに充電器を見回したけど見当たらず、するとサラリーマン風の男性がこちらに近寄ってきて「今始めたところですか?」と。私をプリウスの運転手だと思って話しかけてきたので「いや、この車が終わるのを待っています」と伝え、振り返ると日産サクラが停まっており充電をしに来たところだと。
そして充電器に「充電完了」の表示が出ていることに気づき「もう終わってんじゃんね?」というので「そうなんですよ、20分位待ってるんですけど全然運転手さん戻ってこなくて」というと飽きれ顔で「じゃ、また後で来ますわ」と帰ろうとしたので、すかさず「これの充電ってどうやるんですか?」と尋ねると「あ、これタダ差すだけ、登録とかいらないの」「え?」「無料なのよね、無料。タダ」「え~」
PCAとPowerX以外無料の充電設備がある事を初めて知りました。
探したらそこそこあるみたいですね。
サラリーマンの男性と別れたものの、まだプリウスの運転手は現れず、道の駅で買い物をしている嫁様もそろそろ会計の列に並ぶところだと。
でもここで充電しとかないと帰れないし、なんつってもタダだし。
意を決して道の駅に電話をし、事情を説明したところ「ウチは場所だけお貸ししていて、運営なんかは携わっていないんですよ。でもお困りでしょうから館内放送してみます。」と粋な対応を。
早速放送が流れました。
「道の駅つる」は「リニア見学センター」に隣接(と言っても歩くとちょっと距離ある)していて、景色が良く車をここに置いて歩いて向かう人も多いとの事。
もしかしたら道の駅には居ないかもと施設の人に言われたので、その時はほかの充電器を探すしかないと思って待っていると、白い帽子をかぶり腰が若干曲がって歩くのも頼りさそうな80歳位の御老人が一人こちらに向かってきました…。
そして充電器横で待っていたこちらに目もくれず、機器の「充電完了」表示を見るとさっさとケーブルを取り外す作業に。
期待なんかしてませんよ、全然。でもね「お待たせしてすいません」とか「すいません、ちょっと買い物のあとに食事しちゃいまして」とか、おじいちゃんなりの待たせてる相手に対して何か一言あってもいいんじゃないですかね?
EV仲間だし、自分も年寄りになるわけだし、雰囲気的にもだいぶ完璧な”おじいちゃん”だし、こっちだってそんなお年寄りに対して怒ったりするつもりなんか微塵も有りませんよ。
でもガン無視で片づけてる姿を見て、ちょっとイラっとしたので「あの~、充電完了して20分以上経ってるんですけど、待ってる人がいるとか充電終わってるとか確認したりしないんですかね?」と言うや否や、
「そんなはず無い!こっちは充電が殆ど無い状態で停めてまだ20~30分しか経ってないんだ!終わるはずがない!1時間使えるから停めてたんだ!」と…。
「いや、私ここに到着してもうすでに30分近く待ってるんですけど。」
「何を言ってるんだ!まだそんなに経ってるわけがない!1時間使えるからここに停めていて何が悪い!」
そもそも何をもって1時間停められると理解しているのか、もちろん充電器にはそんな文言は一言も書かれておらず、当たり前のように「充電終了後は速やかに車の移動をお願いします。」と大きく貼紙されていますよ…。

(リニアの線路をバックに撮った充電器の写真をまさかここで使う事になるとは…。)
なんだか時間の感覚もずれているようだし、話しを聞いていると他の場所でも独自の1時間ルールを適用しているようで逆に引いた。
まあ、その後は何を言っても無駄と判断したので、
「うるせえ、スーパーに突っ込んで人を〇す前にまずはとっとと免許返納しろ、この老害が!!」
と言ったかどうかは記憶にございませんが、御老人は顔を紅潮させ、車止めに乗り上げる勢いで慌てて充電器の前から車を移動してくれました。
その後、30分充電して26%→40%、走行可能距離158km→216kmになり車をその場から移動しました。
ん、ちょっと待て。計算すると30分の充電量がだいたい12kWh程度ってことは、あのプリウスPHVのバッテリ容量は8.8kwhだからすっからかんでも20分でほぼ終わるじゃねーか…。
普通充電と急速充電の違いもわからないでEVに乗っていると推測(笑)
しかも1時間留置きって(怖)。
Posted at 2024/10/15 17:42:19 | |
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急速充電について | 日記