「よし!行こう!!」静まり返った住宅街にRBのうめき声。すでにナビはセットしてある。早朝であるため暖気はできない。ゆっくりとホイールが回りだす。数百メートルも行けば、住宅街は抜けられる。強烈なブローオフを響かせ、ハイスタ号が川越ICに向かった。途中、信号でマイクロバスの後ろに停まった。マイクロバスには、小学生のサッカーチーム?が乗っていた。最後列の数人の子供たちがハイスタ号を見て何か話をしている。しばらくバスの後ろを走っていたが、私はちょっと悪ふざけをしてみた。私のステアリングは、脱着システムを取り付けてあるのだが、信号待ちの時ステアリングを外し、慌てたフリをしてみたのだ。その光景を見たのは、最後列のうちの一人の子供だけ。その子は、両隣の友達の肩を激しく叩き、今見た光景を一生懸命説明している。しかし、私は素早くステアリングをセットし、何事も無かったように運転をして見せたのである。最後部の子供たち数人も、しばらくじーっと、私を見ていたがやがて諦めてしまい、また前を向いてしまった。しかし、あの子だけは、まだ見ている。そこで、信号待ちで再度ステアリングを外してみた。すると、その子は立ち上がって、両隣の友達に叫びながら私を指差し説明しているようだった。しかし、今度は、誰も振り向かない。すると、バスは右折してしまった。あの後、あの子は嘘つき呼ばわりされてないか心配になってしまった。分かれる前に、種明かししてあげれば良かったと、少し後悔している。
川越ICの看板が目に入った。ゆっくり、ETCゲートを通過した。関越道は混んでいる。しかも、小ぶりではあるが雨が降ってきた。千葉の雨男パワー炸裂である。関越トンネルに近づくにつれ、雨は激しくなってきた。途中、道の真ん中で横向きになったワゴン車があったり、濃霧が出たりでノロノロ運転だった。しかし、長い関越トンネルを抜けると雨は上がり、新潟に近づくと晴れ間が出てきた。午前10時30分、信濃川を通過、あと少しでオフ会の目的地である「鳥屋野潟公園」に着く。新潟中央ICを降りるとすぐに集合場所がある。集合時間は13時、まだ2時間もある。私は万代島を見学することにした。車で15分くらいのところにある。
万代島には朱鷺メッセという建物があって、そこのF31階に展望室がある。そこからの眺めが人気ということで行ってきた。展望室からは新潟市内を、360°ぐるりと見渡せるのである。
集合時間が近づいてきた。ハイスタ号に乗り、集合場所である「鳥屋野潟公園」に向かった。集合時間である13時の15分前に着いた。
手前の駐車場から、Rを探す。ゆっくりとRを走らせる。次の駐車場にもRは停まってない。次にも‥‥おかしい。停まってない。一番奥の駐車場、「んっ!あれは~?、34の黒Rだ!誰だ!?」幹事長の黒Rだった。ハイスタ号を隣に停めた。もちろん、初めてお会いする。すぐに挨拶をした。感激した瞬間である!オフ会はこの緊張感が堪らない。幹事長は体が大きくがっしりタイプだが、優しい眼差しの方であった。幹事長以外、まだ来ていなかった。すると、見覚えのある顔とR、福島代表だ。やがて、次々と爆音を響かせ、Rやエボ、インテグラが集まってきた。奥の駐車場はあっという間にミーティング場と化した。それぞれ自己紹介をして、しばらく続く車談義。富山連合は34R2台、エボ2台、弄り方が半端じゃない。特にみんカラでも話題のスーパーRは、とにかく凄いの一言に尽きる。ここで、2時間の車談義。「楽しい!楽しすぎる!!」これから、場所を移動するようだ。18台が隊列を成して移動する。凄い光景である。途中、小学生の子供たちが「おーっ!すっげー!GT-R、次もGT-R、おーっ!次もGT-R!」ハイスタ号のところでは「‥‥!」
「絶句しやがった!」気を取り戻し、前のRの後について行く私。
海沿いの広い駐車場に着いた。広とはいえ、これだけの車を一列に並べるだけのスペースは空いていない。仕方ないので、ある程度並んだところで、別場所に車を停めた。そこで私は幹事長に提案した。顔と車が一致しないということで、「オーナーと愛車の撮影会をしませんか?」幹事長は快く承諾してくれた。それからR's Meetingさながらの撮影会が始まった。R's Meetingでは、オーナーとカメラマン、助手だけだったが、ここでは、撮影されるオーナー以外全てがカメラマンである。カメラマンだけで10人以上いるのだ。これは緊張するし、芸能人気分である。参加者全員の撮影が終了。好評だったようである。
しばらくすると、一台、一台車が出てゆく。空いた場所にRを並べてゆく。また一台空いた。あと一台、○○車オーナーが戻って来ない。○○車に近づいてくる人を見るたびに、「来たか!?」とみんなが注目する。残念!行き過ぎた。あと一台なのに。
しかし、ついにその時がやってきた!若いカップルが、Rだらけの中の○○車に乗り込んだのである。ついに全車が並んだ。早速、みなカメラを向ける。ブログ画像も殆どこの時の画像である。
そろそろ、辺りが暗くなってきた。幹事長が参加者に集合をかけた。
「これで昼の部を終了したいと思います。」
ここで何名かのR、エボ、インテグラオーナーとお別れである。ホントにありがたいと思った。
幹事長の話が続く
「これから移動して、食事しながらの座談会となります。」
また移動だ!何故かワクワクする。
移動途中、スーパーRオーナーさんが、お巡りさんに絡まれるアクシデントがあったが、何とか回避できた。
アルコール無しの宴会が始まった。出席者は、幹事さん、富山連合、福島代表、私で計12名である。今日のこと、Rのこと、ちょっとしたアクシデント、武勇伝いろんな話ができた。アルコールが無くても、盛り上がるものだと感心してしまった。
時間は夜8時、そろそろ解散の時間である。
幹事さん、そして最後までお付き合いしていただいた富山連合の皆さん、一人参加の福島代表にも、ホント感謝、感謝である。
お店の前で、全員の集合写真を撮って解散となった。
そしてそれぞれが、帰って行った。私も。
ナビに自宅をセット。高速に乗った。
ガラガラである。まだ9時前なのに‥‥。おのずと右足に力が入る。
「ブウォーーーン!プシューーーン!ブウォーーーン!プシューーーン!」
「よっしゃー!!!」「ブウォー♀☆"×ギ÷♪√エ」???
「忘れてたーーー!!!」
私の助手席には、天然アナログスーパーリミッターが座っていたのである!
完
フォトギャラ
撮影会1
撮影会2
撮影会3
Posted at 2007/09/25 22:39:52 | |
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紀行 | 日記