
今年の一大イベントだったトライアングルJPFも
総合的には無事じゃなく終わり
でかいイベントが終わって体調を崩したユウ人もいましたが
僕はといえば自室のにこにーだらけの壁紙(ポスター)を
なんとかしようと思いラブライブの中で一番の推しメンである
西木野母の娘でなにかをなんとかしようと
思い立った男の、これはその軌跡です。
書いてる本人も何が言いたいのかわからなくなってきた(笑)

というわけで今回は不思議と聞かれることが多いトレース作業と
トレースで出来上がったイラストを利用したポスター化についてざっくりと。
元画像は「らぶらいぶすくーるあいどるふぇすてぃばる」にてなんだかをすると
現れる画像の中から描きやすさを重視して厳選したこのイラストです。
なぜトレースかというと自分で描いた場合だとその画像を大きくした際に
いつまでたっても「ああ、このあごのラインが・・・」とか
気になってしゃーないからです。

使用しているお絵かきソフトは「SAI」です。
まずはこのSAIに90×150cmで新規キャンパスを設定します。
この大きさは適当でかわまないのでネットやサイトにアップするだけならば
A4サイズで充分なのですが、出来上がったものを大判のポスターや
ステッカーにしたくなったときに二回目を描くのが面倒なので最初から大きく描くことが多いです。
新規キャンパスに対して元画像はたいていの場合小さいのでSAIの機能を使い
好きな大きさに拡大します。この場合は元画像レイヤーの上に新規レイヤーを追加した状態で
元画像を適当に半透明化した上であとは新規レイヤー上になぞって描いていきます。

全ての線をなぞったら元絵レイヤーを見えなくします。
線画の状態で気になるところは消しゴムツールで消してラインを引きなおしたり
線と線がつながっていないところはつなげたりして修正をしていきます。
今回は太もものラインを少し自分の好みのラインに変えたこと、
それとラブライブのキャラ全般に言えることですがヒジが鋭角過ぎるように感じるので
その部分に手を入れてみましたが、あくまで個人の好みの問題です。

線画の修正が終わったら色塗りですが、僕のやり方だとパーツごとに
着色レイヤーを分けてあります。今回の場合だと上のレイヤーから順番に
「線画」 「髪」 「瞳」 「白目・口」 「顔・首」 「ネクタイ」 「セーター」
「ブラウス」 「手」 「スカート」 「足」という構成で各レイヤーの間にはもう一枚ずつ
「影用」のレイヤーがはさまっています。
それから色ですが基本的には元絵のパーツからスポイトツールで同じ色を吸いだして
ペンツールと塗りつぶしツールで塗っていってます。

基本色だけをあらかた塗ったところです。
拡大と縮小を繰り返しながら塗り残しの部分をチェック、
全体的にみて色のバランスが悪いようならくすんだりしている色は
この時に塗りなおしておきます。

各レイヤーの上に影用のレイヤーを新規に追加して影を入れていきます。
同時に頬の赤みやハイライトも入れて最終チェック。
これで素材となるイラストが完成しました。
イラストは自分で使う場合、PNG形式の透明度有で出力します。
そうすることによってJPG形式の「白い一枚の紙に書いた状態」ではなく
「色の塗ってある部分のみ」でデータ化されますので
このあとの加工が数倍楽になります。

加工用のソフトは文字を入れたり丸や四角を描いたり、
またそうして描いたものに特殊加工をすることができるのでIllustratorを使います。
それほど凝ったものを作る気がなかったのと、校舎前とかを描くのが面倒だったので
シンプルにチェック柄とタイトル、それに娘の名前を入れて完成です。
娘の構図以外はすべて自分でデータを作っていますので
別のレイアウトにしたくなったらいつでもできますし、
いつでもできることは大抵の場合は結局やらないで終わりますし(笑)

プリントアウトしてみました。
普段は合成紙にプリントすることが多いのですが今回はクロス紙に。
SAIで設定したキャンパスはクロス紙のロール幅90cmに合わせてで
この大きさだとより「怒られてる感」が強くなっていい感じです(笑)
出来上がってみるとなかなか良いですね。
ランクルの屋根の忍が冬の間に傷んだら仕様変更でキャラのみを
ステッカーにしようかしら。
じゃあ、そういうことで。